| 外部評価表 | |||||
| 外部評価委員会作成 | |||||
| 平成19年3月6日(火)提出 | |||||
| 学校名 | 横浜市立西柴中学校 | ||||
| 外部評価委員 | 渡邉孝一郎、岡田 浩、渡辺乃康、渡辺真理子、小林利彦 高見勝貞、室田真澄美、田中恵子、渡邉芙美江、大泊葉子 |
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| 外部評価実施日 | 平成19年 2月26日 | ||||
| 項 目 | 内 容 | ||||
| 取組の状況に関する意見 | (開かれた学校) | ||||
| ・ | まちとともに歩む開かれた学校としての取組みは、地域の教育力を活用して、生徒が望む講座の開設(24講座)をしている総合学習であり、職場体験、地域の行事や福祉施設でのボランティア活動の奨励であり、1学年全員の地域の高齢者にインタビューであり、地域ボランティアを巻き込んだ図書室運営など画期的、特長的な取り組みで大いに評価できる。また、保護者だけではなく地域にも門戸を開いている授業参観や多くの生徒の学校来訪者への大きな声で挨拶の励行など開かれた学校を印象付ける大きな要素となっている。 | ||||
| ・ | 学校だよりの地域への定期的な発信、ホームページの充実など、学校の様子が経常的に見えている状況も地域に開かれた学校として評価できる。 |
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| (豊かな心) | |||||
| ・ | 1年生の宿泊学習、2年生の戸隠自然教室、3年生の修学旅行、体育祭、文化祭、合唱祭など豊かな心を育てる教科に加えて、1年生の職業インタビューや高齢者インタビュー、2年生の職場体験、3年生の総合学習をなど特長的な取り組みを行なっている。生徒の社会参画意識の高揚、地元の老人福祉施設でのお年寄りとのふれあいボランティア経験は福祉についての理解度を深め、豊かなこころの育成に寄与している。 | ||||
| ・ | 朝の10分間の読書の取り組みは教職員、生徒ともに評価しているようにまさしく適切な取り組みである。短時間の有効利用に効果をあげるために、一声かけるなど有効、適切な指導が望まれる。 | ||||
| (確かな学力) | |||||
| ・ | 生徒が意欲的に学ぶことができる授業づくりに工夫をこらしている、教科の基礎・基本の理解を重点とし、充実感を感じる授業の展開を心がけている、自主的な学習、家庭学習の仕方について充分指導を行っているとしている教職員は23名中、4名から7名 大半はB評価で「まあまあ行なっている」という自己評価である。もう少しA評価に比率を上げてもらいたい。 | ||||
| ・ | 保護者の中には「学習面も本音のところでは、いざとなると当てになるのは塾」という認識がある。「学校にはデーターが少なすぎるし、成績すら点数のみしか知らされず、順位はおろか、自分が全体のどのレベルなのかすらわからないので、具体的に数値を示す塾に頼るのはしごく当然なことだと思う」とは保護者の実感で、今後の公立学校の課題となろう。 | ||||
| 取組の適切さの検証に関する意見 | (開かれた学校) | ||||
| ・ | 現在行なわれている総合学習は地元テレビも「神奈川の教育」番組で放映されるなどマスコミにも注目された。保護者の9割が子どもの成長に役立つていると、支持しており、適切な取り組みと評価できる。 | ||||
| 取組の適切さの検証結果 | ・ | 31%の生徒が学校からのプリントを親に見せていない。見せている生徒は24%、まあまあみせているは45%という状況で学校からの情報が確実に保護者に伝わっていないようだ。 学校情報の伝達手段について、現状の取組では不十分といえよう、基本的には家庭生活の中でのしつけにも由来するが、学校側でも検討がのぞまれる。 | |||
| (豊かな心) | |||||
| ・ | 地域との連携学習や、進路学習から、「自分の進路を考えることが出来る」生徒が学年が上がるにつれて高くなっており、先生と生徒の距離が縮まっている、話やすさができているという結果は教職員の適切な取り組みと評価できるが低比率の1年生への取り組みについては今後の課題を残した。一方、先生の生徒に対する接し方、生徒の教師に対する態度、言葉遣い等で目上に対する敬いの心など、けじめが感じられないという問題提起もでた。 | ||||
| ・ | 校外における様々な体験活動、福祉の理解につながる、ボランティア奉仕活動などの取り組みは、生徒が将来の生き方について考えられる機会となったり、人に対する愛情を注ぐ福祉の理解につながる等豊かな心の育成に適切な取り組みと評価できる。 | ||||
| ・ | いじめ、暴力について生徒指導を組織的に行っているという学校側の自己評価に対して、生徒の見方はきびしく4人に1人が取組が十分ではないとみており、教職員との認識のずれが見え、対策が期待される。 | ||||
| ・ | 部活動について多様な要望から取捨選択してサッカー部の新設に踏み切ったことは評価出来る。 | ||||
| (取組の適切さの検証結果) | (確かな学力) | ||||
| ・ | アンケートの結果から、以下項目に関しては取組十分な成果が見られない。 | ||||
| *意欲的に学ぶことができる授業づくりをしている教職員は17.4%まあまあしているのは82.6%にたいして、生徒の42.6%がC・Dで認識にずれがある。 | |||||
| *保護者の40%近くが生徒は学校の授業内容を、十分理解していないとみている。 | |||||
| *家庭学習を行う習慣について、40%強の保護者が身についていないとみているが、家庭学習 についてまで学校で対策をとるのか疑問とするところである。 | |||||
| *生徒は授業中で疑問に思ったことや分からない事があった場合に自分で調べたり、わかるようにしようとしましたか。との質問で40%以上の生徒がC・D(していない)と回答している。教師は意欲的に学ぶ授業づくりをまあまあ行っているという認識だが、工夫が要求されるところである。 | |||||
| *評価、評定について教師は共通理解がなされているとの回答が多いが、自分の成績の評価を納得できていない生徒が多い。また学級活動で自分の意見を自由に言える雰囲気がなかった生徒が40%近くある。 | |||||
| *保護者のアンケートで子どもは学校の授業の内容を理解していないという意見が多数を占めている。先生の教え方に問題はないのか。保護者との相互理解はできているのか。十分に検証する必要がある。 | |||||
| 改善方法 | (開かれた学校) | ||||
| ・ | 防犯上の問題で教育委員会指導と思うが閉じられた校門をくぐるたびに、開かれた学校を提唱していることに違和感を覚える。開かれた校門で開かれた学校の防犯対策を論議していきたい。 | ||||
| ・ | 地域への職員の取り組みについて、校長、副校長については地域関係者との交流もあり取り組み姿勢は十分見られるが、他の職員との関わりはないように思われる。 担任業務、授業、その他の業務で時間がとれない情況かと思うが、夏休みを利用するなど連携 接点をもてる工夫を考えていきたい。 |
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| ・ | 学校からの配布物が保護者に渡っていない実態は改善する必要がある。特に家庭教育の中で対策を図ってもらいたいところであるが、同時に学校側も生徒への注意を喚起願いたい。改善策として連絡簿に一口欄を設けて保護者からのメッセージを貰う等も考えられる。 | ||||
| (豊かな心) | |||||
| ・ | いじめについてはどの学校にもいじめがあるとの前提で、予防措置等を考慮する必要がある。 | ||||
| ・ | 携帯電話、インターネットのモラルについて、教職員、保護者とも話し合っている取組は評価できる。事件発生予防措置のため一層の指導が期待される。 | ||||
| ・ | 部活動は心を養う大きな役割をもっているので、保護者からの要望に対して、地域も巻き込み、十分な論議を尽くし、理解しあうことが大切である。 | ||||
| (確かな学力) | |||||
| ・ | 先生は学力向上のため授業内容、授業の進め方について、前向きに工夫をこらした取組を行っているが、保護者は生徒の学力について満足していない姿勢がみえる。まあまあではなく充分な工夫と保護者への情報提供がなされたい。 | ||||
| ・ | 学校に加え、保護者にも家庭学習の重要性を認識させ、学校、保護者の相互協力、相互理解が学力向上の鍵になることを理解させたい。 | ||||
| ・ | 進路に関して情報不足との意見が多いが、以前は高校訪問をしていた。現在はどこの学校もしなくなったようだが、初めての子どもの場合、現実に学校を見学すると様子が良く理解できた覚えがある。今は受験する学校が広範囲になり訪問は難しいと思うが、例えば卒業生からの学校に関する感想や様子をもらい、生徒や保護者に情報提供として知らせるなど。 | ||||
| ・ | 小学校との連携で八景小の保護者から、ないがしろにされているとの意見。そう思われないような努力が必要に感じる。金沢中学校にほとんどの友達が行く中、保護者も不安を抱えている様子。「西柴だより」で八景小の事も載せているので良いと思うのだが。行政区画の学校通学範囲に問題ありと感じる。この改善はなかなか難しいが。 | ||||
| ・ | 総合学習の時間が保護者の高い支持を得ているが、一方で「子どもが学校の授業内容を理解していない」と考えている保護者が4割弱あることは注目する必要がある。総合学習=学力低下といって紋切り型の考え方に口実を与えないために、生徒の学力向上のための工夫が必要と思う。 | ||||
| その他 (学校運営の改善に関する意見) | ・ | 以下は外部評価委員会で多くの委員から提起されたテーマである。その一つ一つについて十分な論議が尽くされてはいないし、また中には俄に解決の具体的方策が見当たらないテーマも含まれている。しかしながら日本の今後の学校教育のあり方、学校運営に関する方策について考慮すべき重要な問題と思われるので、敢えて評価表の一部に加えた。平成19年度の外部評価委員会でも継続し論議を進めていきたい。 | |||
| 1 | 礼節 | ||||
| 「親しき中にも礼儀あり」西柴中学だけの問題ではないと思うが、生徒の先生に対する態度、また先生の生徒に対する接し方についてややもすると友達感覚に陥っていないか危惧する。生徒の心に寄り添うために先生も色々工夫をしていると思うが、年輩者から見ると教師の権威、そして表現の仕方というものがもう少し必要ではないのかとの意見が出ている。 | |||||
| 2 | 保護者との関係・家庭教育 | ||||
| 学校と保護者との緊密な連携が青春真っ只中の中学生の成長に不可欠だが、アンケートの結果や保護者からの自由記述を総合すると十分に行われているとは考えにくい。アンケートの保護者の自由記述の中には保護者の義務を放棄していると受け取れるようなものもあるが、毅然とした態度で対応していただくと同時に家庭事情とか生まれ育った環境等にも気配りしながら情報の共有化に今一層の努力をお願いしたい。 | |||||
| 4 | 先生同士のコミュニケーションの活性化 | ||||
| 先般小中連携事業の一環で講演会があり、外部評価委員として同席する機会があった。ニュージーランドの小中連携の事例紹介だった。その中でスタッフルーム(職員室)の写真が日本のそれと大きく異なっていることが目を引いた。ニュージーランドのスタッフルームはデスクを並べた日本の職員室とは大きく異なり、大きなティールームのような部屋でモーニングティータイム、アフタヌーンティータイムがあり、先生同士のコミュニケーションの場として有効に機能する空間だった。生徒指導にとって先生同士の密なる情報交換、情報の共通化は極めて重要な要素であり、我が国の教育再生の手段の一つとして参考になるのではないかと感じ、提案をしたい。 | |||||
| 5 |
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| 図書室の充実は生徒の勉学、コミュニケーションの場として大切な空間である。活発に利用される図書室をめざして充実を計ってほしい。 | |||||