校長 鈴木 満
過日開催いたしました本校の体育祭には、御多用にもかかわらず、多くの御来賓の皆様、地域の皆様、保護者の皆様が御参観くださり、誠にありがとうございました。当初予定していましたプログラムも、あいにくの雨のため午後の部は順延となり、2日後に開催させていただきました。結局、2日間に渡っての体育祭でしたが無事に終了することができました。生徒たちもそれぞれ力を発揮して、充実した有意義な体育祭であったと実感しています。これもひとえに皆様の御支援や御声援の賜と、心より感謝申し上げます。今後とも本校の教育活動に一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
「大綱中らしさを求めて」
秋らしくなりましたなどと「…らしく」という表現が使われますが、調べてみると「よりどころをふまえて、推量し、遠まわしに断定すること」「いかにも…にふさわしい」の意味とあります。
昔から「男らしい」とか「女らしい」などとよく使われてきましたが、現在では「その人らしく」が鍵になると思います。他の人と同じでいいやとの思いには、本当は違うのだけれども妥協しておこうとか、遠慮しておこうという思いがあるのではないでしょうか。あるいは、よく理解していない場合もあるかもしれません。どうでもいいとか、どちらでもかまわないといったことでは「らしさ」を表現できません。一人ひとりが自分らしさをアピールしていくことは大切なことです。そして、周りの人がそれを認め広い心で受け入れていくことが求められます。
さて、大綱中学校も「大綱中らしく」を明確にしていくことが大きな課題だと考えます。学校マニュフェストを作成し、横浜市に大綱中学校ありとアピールしながら、「大綱中らしさ」を創り上げていかなければなりません。そのためには生徒・保護者・地域・教職員の多くの声を反映させていくことが大切と考えます。そして行動を起こしていかなければなりません。いじめ、不登校、暴力行為などの問題行動の根絶や、教育課題の解決に向け、できるところから一つずつ、多くの方々の知恵をお借りして「大綱中らしさ」を確立していきたいと考えています。
体育祭を終えて 体育祭実行委員長 宮野美和子
「2度楽しみました」
澄みきった青空のもと、体育祭を開催したい。その思いをあざ笑うように絶望的な天気図を前に朝6時に集まった教職員は大いに悩んで「本日実施」という結論を出しました。7時過ぎに集まってきた生徒たちの「ヤッター体育祭がやれるんだ!」の声に背中を押されての体育祭でした。学校生活の大きな節目である体育祭をじゃましないで!時折空を見上げ、祈り、プログラムは進みました。100m走、学年種目と続き、生徒たちの全力での活動は、見ている私たちに心地よいものを与えてくれます。ありったけの力を出し切って、息をはずませている生徒たち。こうして成長していく様子を間近で見る喜び。大綱の職員としてしみじみ感動する私をあざ笑うような雨。とうとう降ってきました。
応援団と学年演技はせっかくお出でいただいた方々にぜひ見てほしい。そんな思いからプログラムを繰り上げ応援合戦は始まりました。今年の応援団の3年生は、夏休みからどの色もよく準備をしており、安心して任せられるメンバーでした。1・2年の部活動の時間を考え、工夫して効率よく進める様子に感心する毎日でした。赤組のダンスは抜群でした。センスがあります。白組の統制された演技、空間の使い方がうまかった。黄組はうしろに控えている応援席生徒とよく合っていました。
1年の演技は横浜市のスポーツメドレーにあわせ、元気はつらつとした若さを見せつけました。2年生による野毛山節、ソーラン節は「そこまでやってくれてありがとう!」そのことばにつきます。素晴らしい躍動感でした。そして3年、中学の3年間とはここまで成長するものかと、しみじみ感じました。感性の豊かな女子によるダンス、たくましく成長した男子組み体操。誰一人「やらされて」いません。自分のために、みんなのために、そして見てくださっている方々のために演技してくれました。昼をはさんで中断し、片付けていると、「先生、2度楽しめるね」3年生の明るい声にまた励まされました。
延期した後半の競技は28日。秋晴れの朝、元気にスタートしたマーチング。部活動の行進を見て、生徒たちの緊張や集中力がとぎれはしないか?という心配は不要なものになりました。気温が上がり、走る競技が続くため、水分を十分にとるようアナウンスをしても、やる気に満ちあふれている生徒たちには届いていないかのようでした。全力で走りたい!100%の力を出し切るのだ!生徒たちのこの姿勢が大綱の伝統ある体育祭を支えていることを痛感しました。
2日に渡る体育祭を支えてくれたのは、生徒たちでした。さわやかな思いで、大きな節目を終えることができました。ありがとうございました。
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