今年ももう半分が過ぎました。数学の難しかった問題が解けるようになった人もいるでしょう。試合で友人と勝利の喜びをかみしめた人もいたと思います。良かったですね。また、保護者や先生に励まされ、ほめられて成し遂げたことも多かったのではないでしょうか。
夏がやってきます。勉強や部活動に汗を流しましょう。海水浴、山登り、自然との恵みに感謝する機会も増えると思います。皆さんは、人、そして自然の輝きの中で思いやりを持って大切に愛されて育っている「かけがえのない存在だ」ということを忘れないでください。
さて、人権についてというと、ついむずかしい話になってしまう場合が多いように思います。でも、身近なこと、身の回りのことで考えるとわかりやすく、また、わかってもらえることもあると思います。
今、大綱中学校で、ちょっとした「ちょっかい」や「ふざけ合いから」けんかに発展してしまったトラブル。「いたずら半分」でしてしまった行為からトラブルになってしまったこと。そして、いじめとも思える行為やトラブルが起こっています。また、ある日、「教科書にいたずら書きがされて、つらい思いをしています」という趣旨の相談がありました。これだけでは、「別にたいしたことではないではないか」と思われるかも知れません。しかし、これはいじめにかかわる深刻な相談内容のことでした。
いじめについては、いじめる方は無意識にやっていても、あるいは周りで仕方なく加担したとしても、いじめられる方の心は大いに傷ついているのです。いじめが原因で対人恐怖症になり、いまだに自立できなかったりする成人の人もいるくらいです。殴る、蹴る、悪口、差別、物を隠す、にらむ、無視するなど、暴力を含め、つらい思いをしている生徒がみんなの仲間にいることは非常に残念です。
心は傷つきやすく、どんないじめであれ、尊厳をもつ一個の人間に対する、けっしてあってはならない人権侵害です。いじめ、即ち人権侵害は人としてやってはならないことなのです。心を痛めていて、誰かに助けを求めたいのに、何かの理由で求めない生徒。そして、誰かに気付いてほしいのに、誰にも気付かれない生徒はかなりの数にのぼると思われます。いま、あなたの隣にいる人が人権侵害を受けているかも知れません。
学校・家庭・地域とも子どもをより一層知ることは大人がしなければならないことです。子どもたちが、いつでも周囲に受け止められ、個性を認められることが大切です。だれもが、豊かに、安心して、楽しい学校生活が送れるようにしていきましょう。
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