綱中だより 【12月号】

平成19年12月19日発行
横浜市立大綱中学校 校長  鈴木 満

自分の持っている力を出す!

校長 鈴 木  満


 「どうせ、なるようにしかならないのだから、無理をすることはない」などと言って、すべてを成り行きに任せたり、「どうせ、やっても仕方ない」と投げやりになったりしている人はいませんか。
 「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があります。できる限りのことをやろうともせずに、幸運を待っていても何一つ成果は得られません。そんな期待をいだくほど、世の中や物事は甘くないですよね。何をするにも、できる限りのことをやってはじめて、道は開けてくるのです。投げやりになることなく、できることを欠かさず実行していくことです。結果や失敗をおそれることなく、その時その場に全力を尽くしていく。その努力をおこなってこそ、自ずと結果がついてくるものなのです。チャンスというのは向こうからやってくるものではありません。待っているだけではだめ、日ごろの努力でチャンスを呼ぶのです。
 大綱中学校の生徒は、学習にも生活にも「やるときはやるぞ」という内に秘めた大きな力をもっています。学校生活の中で、行事や日ごろの学習への取り組みも含め、目標をもって、計画を立て、実行していくことです。「人事を尽くし天命を待つ」流れは常に自分から作り出していくという信念を持って、何事にも前進していってほしいですね。


「港北区:社会を明るくする運動の標語コンクールについて」      
 社会を明るくする運動とは: 社会から青少年の非行や犯罪を無くし、明るく住みよい『まち』にするためにあります。標語コンクールは運動の一環として、非行防止や更生保護、社会環境の浄化に関連した標語を、児童生徒(小学校5・6年生と中学生)より募集して、次代を担う青少年が社会との連帯意識や健全育成に理解を深めることを目的として実施されています。
さて本校では、たいへん多くの応募がありました。そして、応募作品の中からまず校内で次の5点を選考して港北区の「社会を明るくする運動」実施委員会に提出しました。

優しさは  心に響く  メッセージ  1年 松浦 優さん
あいさつは 心をつなぐ   宝物  1年 石橋 志保さん
気がついて あなたを支える 人がいる  2年 伊藤 崇浩さん
かぎと声  ともにかけよう 地域の輪  2年 大山 優汰さん
交そうよ  心と心で    あいさつを  3年 山口 陽子さん

そして実施委員会による厳正な審査の結果、5点の中から2点が優秀作として12月16日頃より本校の正門と体育館側の門にそれぞれ掲示されます。是非御覧ください。


全国学力・学習状況調査結果についてのお知らせ
 平成19年4月に中学校3年生を対象に実施されました全国学力・学習状況調査の結果がまとまりました。この調査を踏まえ、今後の本校としての取り組みについて説明します。
 なお、今回の調査により測定できるのは学力の特定の一部であり、学校における教育活動の一側面にすぎません。この調査結果に一喜一憂することなく、生徒一人ひとりの力をつけることに、引き続き取り組んでまいります。
地域・保護者のみなさまには、本調査の趣旨を十分に御理解いただけるようお願いいたします。

調査結果の概要
1.教科別学習状況調査結果

(1)市立中学校平均正答率
  国語A 国語B 数学A 数学B
81.6% 72.0% 71.9% 60.6%
横浜市 81.1% 72.0% 70.8% 61.8%



(2)各教科の概要
≪横浜市発表≫      ◇良い状況と考えられる内容    ◆指導・改善が必要と考えられる内容
国語 ○話すこと・聞くこと・・
  ◇伝える必要のある内容を簡潔なメモにまとめること
○書くこと・・・・・・・
  ◇作品の内容や表現を踏まえて、自分の考えを書くこと
  ◆資料に表れている内容をとらえ、伝えたい事柄や考えを明確にして書くこと   
○読むこと・・・・・・・
  ◇語句の意味に注意して内容を読み取ること
  ◆情報を比較し、共通した内容の情報を読み取ること
数学 ○数と式・・・・・・・・
  ◇正負の数の大小関係、指数を含む計算、式の値を求めたりすること
○図形・・・・・・・・・
  ◇立体の見取図や回転体など、基本的な空間図形のイメージを理解すること
  ◆円柱と円錐の体積比の関係について理解すること
○数量関係・・・・・・・
  ◇グラフ等から情報を読み取り的確に処理し、その結果を解釈すること
  ◆グラフ上の点を理想化し、一次関数のグラフとして説明すること
≪大綱中学校≫
国語 ◯良い状況と考えられる内容
新しい時代の義務教育を創造するという観点から、学力の定着状況は概ね良好と思われる。
「伝える必要のある内容を簡潔なメモにまとめる」「語句の意味を理解して文脈の中で適切に使う」等は、特に理解力が高い。
◯指導・改善が必要と考えられる内容
文脈に即して漢字を正しく読むという設問に、正答率が低かった。
言語についての知識・理解の学習をより丁寧に反復して、これまで以上に指導する必要がある。
数学 ◯良い状況と考えられる内容
基本的な計算力は身についている。また、グラフから式を求めたり情報を読みとることができる。
◯指導・改善が必要と考えられる内容
一次関数のグラフの特徴をとらえ、情報を読みとり事象に対応させて解釈することが苦手である。これからの二次関数の単元で復習しながら理解を深めさせたい。


2.質問紙調査結果より抜粋

質 問 事 項 横浜市 大綱中
朝食の摂取率 88.2% 92.7%
就寝時刻(12時前) 64.2% 63.9%
起床時刻(7時前) 42.0% 37.8%
普段の学習時間(2時間以上) 45.9% 47.4%
いじめを容認しない 84.7% 85.1%

 以上のように、横浜市の発表と本校の比較を出しました。そのほかの内容では、部活動への参加(86.8%)が全国と比べても高く放課後の活動が充実しているようです。しかしながら、「身の回りのことは、できるだけ自分でしていますか」という質問に関しては、10ポイント近く全国よりも低い結果が出ていました。


定期テストにおける合計点・平均点について

 定期試験の平均点公表についての質問が、学校評価等の意見でも出されました。そこでなぜ「平均点の公表はしない」という理由についてお答えしたいと思います。
 現在行われている目標準拠評価は各観点による到達度目標をもとに、授業毎時間の観点別評価を積み重ねていき評価・評定するもので、決してテストの総合点だけで評価されるものではありません。また、定期テストで総合点が同じ得点を取っているからと言って評価が同じになることもありません。ですから、逆に平均点を公表することによって生徒に混乱を生じさせることがありますので、 公表しない方向で考えることにしました。

ここに数学の例を記載いたします。
例、数学の場合 満点を100点としてA,Bの2人が60点を取ったときの評価から評定へのステップ

観点 テスト配点 A君得点 評価 換算値 B君得点 評価 換算値 評価 換算値
知識理解 20 10 10  A°
表現処理 40 40  A° 33
見方考え方 30  C°
関心意欲 10  A°  C°
100点満点 60点 換算合計12 60点 換算合計14
評定  3 評定  4
神奈川県教育委会策定基準


以上のように、4観点の評価によって同じ合計点でも評定は違ってきます。これは数学だけではなく、すべての教科でも同様に4観点ないし5観点が決まっており、その観点別評価によって、評定が決まってきます。その際には、どの観点もすべて平等に扱いますので、どの観点もすべて頑張る必要があります。


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