少し大きめな新しい標準服を身につけて、大綱中学校に入学してから、もう三年が過ぎようとしています。3年生、281名のみなさんが新たなる出発の日を迎えようとしています。ご卒業おめでとうございます。
さて、卒業を迎えられるまでの3年間には、生徒のみなさんはもとより保護者の方々も多くのご苦労があったことでしょう。
学校へのご支援やご協力にも心より感謝申しあげます。
日一日と激しく変化し、まさに日進月歩の現代社会の中で、子どもたちがさらにたくましく、より豊かな心の持ち主として成長してくれますようこれからもしっかり見守り、温かく導いていただきたいと念願いたします。
3年生のみなさんは、いよいよ卒業となりますが、今振り返って自分の成長を自覚することができますか。昨日と比べてとなるとなかなかわかりにくいのですが、入学してから卒業までという長い時間の中だと明確になるのではないでしょうか。
身長も伸びたし、部活動の技術もうまくなったなどと考えることでしょう。では、どうしてそうなったのでしょう。成長したのはみなさんのやる気や努力した結果ではないでしょうか。笛は見ているだけでは上手に吹けるようにはなりません。やはり練習することしかありませんね。また、好きなものは言われなくてもやりますが、嫌いなものは言われてもなかなかできないものです。ましてや言ってくれる人がいないと全くやらないかも知れません。指摘をしてくれた人、激励してくれた人に皆さんは感謝しなければなりません。
そう考えると、君たちの成長の陰には、いつもそばにいて励ましたり、叱ったり、評価してくれている人がいたということです。それは、やはり家族であり、友だちだったと思います。家族は大切ですね。友だちもそうです。あなたたちが自分で考え、自分で判断し、行動できるようになることは周りの人たちの願いです。
多くの人々の想いをしっかりと受け止めて、粘り強く自分の夢を追いかけ、実現させてください。
卒業にあたって 3学年主任 岡田 光則
御卒業おめでとうございます。また、保護者の皆様におかれましては、お子様の義務教育の修了にあたり、心からお祝いを申し上げます。
さて、入学式から3年の日々が過ぎ、今、卒業を迎えようとしている3年生と接していると、ときの経つのは本当に早いものだなと実感させられます。1年生だったとき、私は3学年に所属しておりました。その年の卒業生を送り出し、1年生の授業を見にいったのがちょうど2年前の今頃でした。同じ学校にいながら、ほとんど接点のなかった学年に配属されたのが、その直後の4月でした。どんな関わりかたができるのかと、とまどいながら教室にいったのを覚えています。
自然教室を通して少し仲間にいれてもらえたのかな、という気もします。原村の夜、私の担当したペンションのみんなで外で寝ころんで流れ星を捜したのは、星空の美しさとともに、忘れることのできない大きな思い出となりました。クラスの男子20人ほど全員が道ばたに寝ころんで空を眺めている光景は、ちょっと変に思えるところもありますが、自然の大きさや偉大さを共有できた場面であったのかもしれません。楽しかったです。
修学旅行では、人の作り上げてきた文化の重さを感じてもらえたのではないかと思います。能にふれることもできました。班別行動の出発では、多くの班が、突然の雨にみまわれました。まさにバケツをひっくり返したような状況でした。今となれば、またこれも思い出になっていることでしょうし、そのことによって、班がまとまったりしたのかもしれません。
体育祭での応援団、リレー、棒倒し、圧巻でした。特に学年演技は、すばらしかった。みんなでまとまって一つのものを作り上げることの大切さを感じました。女子の演技は、とても美しいできばえで、真剣な表情が脳裏に焼き付いています。そう思うと、2年生のソーラン節や野毛山節の経験がいかされていたなと感じます。
合唱コンクールのすばらしさは、ことばにはできないほどでした。3週間前、正直いってどうなってしまうだろうと思いました。そこからがすごかった。どこにそのパワーがあったのかと当日は、聴きいってしまいました。3年生7クラスの発表は、あっという間に過ぎていきました。どのクラスもすばらしく、その過程を知っている私たちにとって、誇りに思える場面でした。卒業式で涙をみせることはないと思いますが、真ん中通路に座りながら、一人涙をこらえられきれなかった自分がそこにいました。歌はいいですね。
卒業を迎えるにあたり、3年生の皆さんが大綱中学校で過ごした3年間に自信をもち、自分と関わってきてくれた、保護者の方をはじめとした人々に、感謝の念をもちつつ、誇りを胸に巣立っていってくれたらと思います。『ひとりのためにみんなが、みんなのためにひとりが』どこかで聞いたことばですが、その意味の深さを、とても感じています。
少しずつ過ぎ、積み重ねられてきたときの中で、皆さんは成長してきました。
3年生の皆さん、卒業の重さを真摯に肌で感じ、そして、新たなる出発をして
ください。幸多きことを願っております。
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