卒業生からのメッセージ
下瀬谷中学校のみなさん、こんにちは。私は、88年の生徒会会長だった袖田 愛です。
私が、中学生だった時、学校の校則にこまごまときまりがあるけれど、そのきまりが、
人間が生活していくうえで本当に必要なきまりなのか、という事に疑問を持ちました。
「髪を結うのは、黒いゴムで、リボンはしてはいけない。靴下は白。」等たくさんのきまりがあります。
一部の生徒は、これらのきまりをきちんと守り、一方では、きまりを無視し、勝手な行動をとっている生徒がいる。
上級生からの締め付け、異常な上下関係、このような現実に生徒達の間に不平等感が漂いはじめたのでした。
小学校では許されていた事が、中学校へ来て急に許されないのは何故なのか。
そして、なんの為に校則があるのか、本当に必要なきまりは何なのか、という事をもう一度白紙にもどして、
生徒達自身で考えていこうと、この校則検討委員会を作ることにしたのです。
今、私の高校では、ゴムの色はもちろん、リボンも許されているし、靴下も自由。
冬のコートやかばん等一人一人とても個性をもちながら生活しています。
高1の頃は、中学校からの解放感からか、靴下は、赤や青などの色が多いのですが、日がたつに連れ、
どの色が制服に合うのか自分で判断し、選ぶようになり、次第に白や紺が多くなっています。
持ち物も自然に制服に合う物を持ってくるようになります。細かい校則が無い分、
自分で少しずつ判断していき、考えて行動できる、自主的な人間に成長していけるのではないか、と思います。
憲法でも、表現の自由が認められているのですから、個性が見えなくなるような校則や、
意図がよくわからない規則は、私は必要ないと思います。
1 上級生は、下級生に、また同級生同士で、校則にない勝手な規則をおしつけない。それに従う必要もない。
2 みんなで話し合い、みんなで決定し、みんなで実行する民主的な集団の約束を守る。
(「光陽中学人権宣言」より)
こういった事などが、本当に確認されるべき規範だと思うのです。
これからの下瀬谷中で生活していく上で、本当に必要な規則は何なのかを考えて、
みんなの手で新しい校則を、新しい下瀬谷中を作っていって欲しいと思います。