学校通信は、毎月1回発行されます。学校での出来事やお知らせ等を掲載しています。


卒業を前に思うこと

校 長  松 崎 紀 一

 

 春は各地から様々な花の便りが届き、心がときめきます。木蓮が満開になり、サクラ草が揺れ、そして桜の蕾もふくらんできました。今年は記録的な暖冬で、桜の開花も早いそうです。小鳥たちも元気に歌い出しました。そんな中で、本校も卒業生が巣立つ時を迎えます。平成18年度の卒業生は、小学部10名、中学部6名、高等部3名です。

卒業生は今どんな気持ちでいるのでしょうか?クラスや家庭、病院を回ると、どの顔も自信に満ちています。精一杯やることはやったという自信があふれています。授業や行事といった学校生活を通して、様々なことを学び感じ成長した姿がそこにあり嬉しく思います。

 

人は誰もが人との関係の中で生きています。そしてその人を取り巻く環境の中で環境に影響を受けると同時に、環境に影響を与えながら自分を見つめ自分を創っていきます。中村養護学校の児童生徒も学校や家庭の影響を強く受けながらも、自分を出し、自分らしさを主張していることに気がつきます。卒業生がもし「色々あったけど、中村養護は、楽しい学校だった」と言ってくれたら、私は、「ありがとう。でもそれは、あなた方が一生懸命がんばったから、楽しい学校になったんだよ。あなた方の力のお陰なんだよ」と言って、お礼が言いたいです。

きっと、卒業生一人ひとりには様々な楽しい思い出があって、心の中は暖かな日差しの中で、思い出という名の春の花々に囲まれ、ゆらゆら揺れながら大好きな音楽に身を包まれて、「やった!」と満ち足りた気持ちになっているのではないでしょうか。

そんな思い出の中には、隣の中村小学校の友だちや居住地校交流の友だちをはじめとする様々な交流を通して出会った人たちの顔も、懐かしく浮かび上がっているのかも知れません。

高等部を卒業されるSさんが小学部の時、中村小学校のAさんという女の子が毎日のようにSさんに会いに来て、一緒に活動をしていたことがあります。SさんもAさんが来るとにこにこしてとても楽しそうでした。そのAさんが去年の夏、南区のサマーフレンドに高校生としてボランティアで参加されているのを拝見し、改めて「出会うこと」「響きあうこと」「つながりあうこと」の素晴らしさを実感しました。

卒業生のみなさん、在校生のみなさん、これからも出会いを大切にして、響き合い、つながり合っていけると楽しいですね。



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