あたらしい制度

地域支援コーディネーター

中村養護の周りには、この1〜2年の間にどんとこい・みなみ、中村地区センター、白バラ保育園、さらに旧市大病院の建物内に浦舟養護学校、南区社会福祉協議会、浦舟ケアプラザとさまざまな関係機関があっという間に増えました。この10月にはさらに中村ケアプラザがオープンするとのことです。そこで今年は 本校やどんとこいなど7団体が実行委員会を立ち上げ、新たに“レインボーフェスタ☆みなみ”を きてみてふれてに代えて共催することになります。ポニーの乗馬体験、夢空間21や氷取沢高校ジャズバンドの演奏  さらには一輪車の舞踊など、数多くのイベントを用意しています。これまではPTAが 「きてみて」 を主催して、見学する暇もないほど奔走されてきました。今までとは役割分担が変わり、準備段階でご迷惑をおかけしていますが、最後までご助力をお願いいたします。

話は変わりますが、「心身の状態から、生活上の不自由さ(障害)をもつ児童生徒全てに義務教育を施す」制度がスタートして四半世紀、真昼の太陽のように高々とした経済成長の後押しで、施設整備や教職員の定数改善などの一定の成果を遂げてきました。そして昨年末、新たに「特別支援教育」の制度が始まりました。以前の特殊教育の下では、支援学級や養護学校は教育課程に則り、校内で、決められた時間割(カリキュラム)の中だけで教育を完結できましたが、特別支援教育においては、支援の対象となる子どもが在籍する全ての学校で、就学から社会自立までの支援計画を、保護者や関係する機関と連携しながら策定していかなければなりません。その意味においても周辺に様々な支援機関が存在することは、私たちの学校にとって心強い気がします。

身近な所でもう一つ、今年の4月に障害者自立支援法が施行されました。かって行政の判断と責任の下で提供された「措置制度」から、利用者の自己決定により「契約」でサービスを選べる「支援費制度」、そして「応能」から「応益」へ、いわゆる公平な利用者負担を盛り込んだ現行法に変わります。これらの動きは社会福祉基礎構造改革の深い理念を継承してきました。 それは 「・・・生活上の様々な問題が発生し、自らの努力だけでは自立した生活を維持できなくなった場合、人としての尊厳をもって家庭や地域の中で障害の有無や年齢にかかわらず、その人らしい安心のある生活が送れるよう自立を支援することにある」 と述べられています。

あたらしい制度のスタートは、その理念や基本的な考え方について概ね歓迎されるはずです。ただ昨今の様々な制度改革を不安視する声も決して少なくはありません。何故なら25年前とは違い、多くの人がこの国の勢いは既に正午を回り、黄昏に近づいたと感じてはいないでしょうか。実際、今回も「財源の一元化」「数年後の見直し」「民営化」などいくつかの仕掛けが見え隠れし、キーワードはまさに “ゼロからのスタート”のようです。最後に、そんな疑念が我々の頭をよぎるときのある解決法です。

「澄みきったこの子の瞳と向き合えば、今日なすべき事が何なのか、即座に答えが出ているはずだ。」