子どもの良いところを、あなたは幾つ言えますか?

                               校長  松ア 紀一

 先日、ある保護者の方から、「校長先生、私の娘のいいところ、三つ言えますか?」と聞かれたことがあります。その場は何とか答えることができほっとしましたが、後で、その保護者の方に、反対にお母さんが日頃思っている、娘さんのいいところはどこですかと聞いておけば良かったと思いました。きっと、自慢の我が子の良いところを、たくさん話をされたんだろうと残念に思いました。

 また、9月25日に行われた、保護者説明会の折に、私が保護者のみなさんに、児童生徒の自尊感情の育成に向けて、是非ご家庭でも、子どもの良いところを積極的に評価し、ほめてくださいという話をさせていただいたことを思い出しました。きっとその保護者の方は、ご家庭でもお子さんをほめて育てていらっしゃるのだろうと微笑ましくなりました。

 全ての子ども達は、保護者の方にとっては自慢の子どもですから、きっと、自慢すべきことがたくさんあるのかなと思いますが、それを声に出して毎日子どもに伝えることは簡単なようでなかなか難しいことではないでしょうか。でも、声に出して、直接伝えることで、どれだけ子どもの心を豊かにするかわかりません。

 障害がある子もない子も、親や第三者にほめられたり認められたりすることによって、自分の存在を肯定的に捉え、自分に自信を持ち、自分という個性に磨きがかかるのではないでしょうか。

 また、子どもと向き合い、子どもの良いところをひとつひとつほめることは子どもの良さを再発見することができ、子どもとのコミュニケーションを深める良い機会にもなると思います。

 家庭だけでなく、学校でも先生方をはじめとする教職員が子ども達の良いところやがんばっているところを、もっともっと積極的に見つけ、評価し、声に出してほめることを続けていけば、こども達にとって、中村養護学校はますます楽しいところになり、真に成長の場になると思います。

 そして、保護者の皆さん、担任に我が子の自慢話をしてください。担任の先生方は、クラスの子どもの自慢話を子どもや保護者、同僚にしてみて下さい。そして、その自慢話を校長の私にも是非聞かせて下さい。楽しみにしています