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「ビッグスマイルフェスタ 2007」を見て感じたこと

                               校 長 松﨑紀一

 冬休みを前に、中学部・高等部の「ビッグスマイルフェスタ 2007」がありました。小学部の学習発表会とはまた一味違った、ゆかいで楽しい中身の濃い発表でした。二つの学部に共通していることは、出演する生徒が舞台に楽しく参加できることだったように思えます。日頃の学習の延長として先生方は出し物を考え、構成を練っていきますが、その時どれだけ主役である生徒と会話ができているかが問われます。

先生の一方的な思いだけでは生徒は「NO!」と言います。生徒の気持ちを汲んで、生徒が思わずにっこりする場面(実際には笑わなくてもいいのですが)をどれだけ作れるか先生の腕の見せ所です。生徒は誰もが自分を中心にしろと叫びます。自分の個性を尊重しろ、自分のいいところをみんなの前で発表したいと訴えます。そして何よりも楽しく参加したいと望んでいます。そんな生徒の思いを受けとめながら、短い時間で、狭い舞台で、それも観客にも楽しめる舞台発表の準備を先生方は夜遅くまでされていました。

中学部、高等部とちょっぴり大人になっていく生徒の気持ちは複雑ですが、誰もが、自分が主役であると感じることができたのではないでしょうか。まぶしいライトを浴びながら、横にいる先生の呼吸を感じながらも大勢の観客の熱い眼差しを受けとめ、大勢の友達と一緒に舞台に立てる喜びを、生徒一人ひとりが誰よりも実感することができたのではないでしょうか。

本校の卒業後の進路を考えたとき、家庭だけではなく、社会参加という集団生活、とりわけ人との関わりの中で、自分らしさを発揮すると同時に、他の人と共に感じあい、共に活動することに喜びが見出せるかどうかが重要なポイントになるような気がします。

教育を通して少しでもできなかったことができるようになることは、とても大切なことですが、それと同じように大切なこととして、その場を共有できること、そしてそれを感じ楽しむことができる力の育成があげられます。きっと中学部・高等部が学習発表会を「ビッグスマイルフェスタ」と名付けたところにその思いが込められているようにも思われます。

生徒同士や生徒と先生の織りなす阿吽の呼吸、そこから生まれる台本を越えた物語は、出演者と観客に感動というドラマを生み出し、明日に向かう生きる力を知らず知らずのうちに培っているように思えました。

最後に年の瀬が押し迫ってきました。冬休みに入りますが、入院中の児童生徒の一日も早い退院を願いつつ、皆様のご健康をお祈りいたします。この一年本校に対しまして温かなご支援ありがとうございました。また来年もよろしくお願い致します。




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