訪問指導について

訪問担当

私が初めて訪問指導の担当になったのは、一昨年のことです。それまで、横浜市立の養護学校では、高等部の訪問指導は行われていませんでした。それがこの年から高等部でも訪問指導が行われることになったのです。それまでは、訪問籍の生徒は中学部を卒業すると、県立の養護学校の高等部に入学することが多かったようです。現在、高等部には5名の訪問籍の生徒が在籍しています。高等部での訪問指導が始まったことは、大きな前進だったと感じています。

 現在、中村特別支援学校と上菅田特別支援学校高等部中村分教室では、全部で14名の児童・生徒が訪問指導をうけています。それぞれのご家庭に担任が訪問して、学習をしています。「訪問ってどんなことをしているかな?」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には、通学籍のみなさんが学校でしている学習と変わりはありません。ただ、場所が家庭であるということと担任と児童・生徒の2人の活動であることから、家庭でできるような内容にアレンジして学習しています。ご家族の方に協力していただくことも少なくありません。

 訪問籍の児童・生徒は、スクーリングをとても楽しみにしています。普段なかなか会うことができない友達や担当以外の教職員と会うことができるからです。遠足や宿泊行事、プール、もちろん普段の授業にも参加することができます。学校に登校すると、普段なかなか体験できない集団ならではのダイナミックな活動にも参加できるので、訪問指導では見られないような表情が見られます。また、学校以外の場所でも、副学籍交流や職場実習に行っている児童・生徒もいます。

体調の面で外出することが難しかったり、学校までの移動手段の確保が難しかったりで、なかなか登校できないこともあります。そんなときでも、子どもたちが、担任の訪問日を楽しみにできるような訪問指導にしていきたいと思っています。