視覚障害とは
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盲特別支援学校指導実践事例3
視覚障害をもつ生徒の国語指導におけるコンピュータの活用
- 1.区分
- 実践事例
- 2.学校名
- 横浜市立盲特別支援学校
- 3.URL
- http://www.edu.city.yokohama.jp/ss/yokomou
- 4.障害種別
- 視覚障害
- 5.タイトル
- 視覚障害をもつ生徒の国語指導におけるコンピュータの活用
- 6.対象児童の状態
- 中学部 弱視の生徒 3名
- 普通科 弱視の生徒 1名
- 全盲の生徒 3名
- 7.キーワード
- 点字,漢字指導,コンピュータ文字処理,のはらうたWebページ
- 8.学部・学年
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- 中学生のうち2名と普通科弱視の1名は漢字への苦手意識が強く,ある程度の漢字は読むことはできるが,書ける漢字は非常に少ない。中学生のもう1名は羞明が強く,見え方がきびしいため,自分で書いた字を読むことがむずかしく,漢字の定着が課題であった。
- 普通科 全盲の生徒3名は先天性の視覚障害のため漢字の知識がほとんどない。語彙の不足などのため基礎的な力の伸長が課題であった。
- 9.教科・領域区分
- 国語および自立活動の指導
- 10.授業者名
- 斉藤寿美子
- 11.授業実施期間
- 平成12年4月頃から継続
- 12.単元・題材名
- 国語の漢字指導
- 13.単元の目標
-
- 漢字の音訓,漢字の適切な使い方についての知識を身につける。
- 墨字,漢字の知識を身につけることによって語彙を豊かにし,文法の理解も深める。
- 14.メディア活用の意義
- 国語はすべての教科の基礎となるものであるが,中学生,高校生にとっては,小学生のときから慣れ親しんでいるとともに新鮮さが感じられにくい教科とも考えられる。そのような場面でコンピュータの活用は中学生,高校生の興味・関心をひきだし,操作を覚えることに加えて言葉,文字について知識を深めることに意義があった。
また,学校卒業後の彼らの趣味,実用にも役立ててほしいという長期的なねらいもあった。
- 15.メディア環境
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- 使用機種:Windowsパソコン
- 入出力装置:点字プリンター(点字プロッターTZ100 株式会社リコー,NewESA721有限会社ジェイ・ティー・アール)
- 稼動環境:Windows95,98のネットワーク環境
- 利用ソフト:My Word II(株式会社高知システム開発)
Word,VDM100W(株式会社アクセス・テクノロジー)
Zoom Text(NECパソコンインフォメーションセンター)
ホームぺージリーダー(日本アイ・ビー・エム株式会社)
- 16.単元の指導計画とコンピュータの活用等
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指導計画 留意点
| コンピュータの基本操作 |
最初にフルキーのキーボード位置を学習した。ただし,本対象生徒のうち全盲の生徒たちの場合,文章入力をフルキーで入力すると大変時間がかかってしまうため 本来の教科の目的漢字の学習を優先して文章入力は点字の6点入力とすることにした。 |
キーボード操作
単語の入力
短文の入力 |
弱視の生徒についてはZoom Textを使い,ローマ字入力とした。ローマ字の拗音促音についてはもう一度復習した。 |
| 小学校低学年の漢字音訓学習 |
点字使用の生徒については点字と墨字の表記の違い,および助詞,助動詞などひらがなで書き表す言葉について繰り返し指導が必要である。最初はすべての言葉を漢字変換してしまうことが多い。 |
| 新聞記事をまず聴いてノートにかきうつし,それをコンピュータで入力する。 |
外来語をカタカナで書き表すことも学習した。 |
| 点字の物語を読み,コンピュータで墨字に書き直す。 |
同音異義語が多いので漢字の音訓の詳細読みをよく聴いて漢字を選ぶように指導する。 |
- 17.授業展開
- 18.上記で実践された学習活動の実際
- http://www.noharauta.jp/
- 以下のサイトの詩のページを参考にした。
- 19.授業の成果
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- 漢字が苦手な弱視の生徒たちが作文を書くことに意欲的になった。また,漢字変換が正しいかどうか自主的に質問し,漢字を使おうと努力するようになった。
- 点字使用の生徒たちもコンピュータで墨字文書を作成することにより,漢字に興味を持ち,語彙を増やし,また,品詞に理解も深めることができた。点字から墨字へ訳すことによって点字の読みも正確に行うように気をつけるようになった。
- 教科書にでていた詩集のWebページを見ることで学習に変化がつき,楽しく進められた。
- 読書を敬遠しがちな弱視の生徒たちが関心のあるWebページは熱心に読んでいた。
- 全盲の生徒たちがホームページリーダーを活用することによって自主的に情報を得ようとするようになった。
- 20.今後の課題
- 授業の中だけではなく,生活の中で文書作成や情報収集のコンピュータを活用できるよう支援していきたい。
- 21.参考資料・参考URLなど
- 上記に記載されている「のはらうた」ホームページ。