視覚障害とは

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盲特別支援学校指導実践事例4

インターネットを活用した社会科教材

1.区分
実践事例
2.学校名
横浜市立盲特別支援学校
3.URL
http://www.edu.city.yokohama.jp/ss/yokomou
4.障害種別
視覚障害
5.タイトル
インターネットを活用した社会科教材
6.対象児童の状態
高等部本科普通科2・3年生 (男2名/女1名)
  • A男 (弱視)
      社会科全般にわたって知識が豊富で興味関心も高い。情報学習については,はじめたばかりだったので,キー操作が不十分でマウス操作に依りがち.ズームテキストは活用できる。
  • B男 (弱視)
      社会科全般にわたって知識が豊富で興味関心も高い。情報学習については,少し苦手意識があり,キー操作・ズームテキスト・音声の活用など自分にあった活用方法がまだ獲得できていなかった。
  • C美 (弱視)
      社会科はあまり得意なほうではないが,社会情勢には敏感でニュースなどよく見ている.情報学習については,とても関心が高く,なんにでも挑戦し自分にあった操作ができる。
7.キーワード
インターネット,沖縄サミット,アイランドクエスト,メール
8.学部・学年
 高等部本科普通科2・3年生 Cコース(3名) 教科書は 山川出版社 「高校の日本史」 使用
現代史については,適宜,なげこみ教材を活用して学習をすすめる。
社会科への学習意欲は高いが,知識があいまいであったり思い込みによって誤っていたりすることがあるので,些細なことでも確認しながら学習をすすめるように心がけている。
9.教科・領域区分
社会科(歴史的分野)
10.授業者名
高等部 普通科教諭 社会科 吉田 敦子(協力 松田基章 高等部教諭情報教育)
11.授業実施期間
平成12年5月25日から9月まで
12.単元・題材名
アイランド・クエストIN沖縄&屋久島
13.単元の目標
  • 現代史の1ページである沖縄サミットについて学習する。
  • アイランド・クエストに参加して沖縄県について知る。
14.メディア活用の意義
資料教材の一つではあるが,文字や映像が簡単に拡大できること,複数の生徒が自分の障害に合わせつつ同じ画面を見ることができること,皆で手分けをして調べられること,資料が散逸しにくい(弱視の生徒にとっては大切なことかもしれません)こと,あらゆる意味で知識を広げやすいこと,などからとてもすばらしいものだと考える。
15.メディア環境
  1. 使用機種:Windowsパソコン
  2. 入出力装置:
    点字プリンター(点字プロッターTZ100 株式会社リコー,NewESA721有限会社ジェイ・ティー・アール)
  3. 稼動環境:Windows95,98のネットワーク環境
  4. 利用ソフト:点図くんソフトV2 タイプJ(株式会社リコー)
16.単元の指導計画とコンピュータの活用等
指導計画 留意点
沖縄サミットについて知る
アイランド・クエストについて知る
(1時間)
新聞社のWebページを開いて調べさせる。(沖縄県の位置を拡大地図を使って確認させる)
ズームテキスト(NECパソコンインフォメーションセンター)やよみとも(株式会社アイフレンズ)などのソフトの活用方法を確認する。
  アイランド・クエストin沖縄&屋久島のサイトがあることを伝えアクセスさせる。
沖縄の自然や歴史などの情報が盛り込まれていることに気づかせ,調べる意欲をもたせる。毎日,内容が更新されることを伝え,休み時間等時間があるときにアクセスしてみるように勧める。
調べたことについて発表する  それぞれ調べたことをコンピュータ上に表し読み上げさせる。(音声ソフトの活用が不十分な生徒にはついては,教師が読み上げる)
  発表について話し合わせる。(同じページを開くようにさせる)
クイズのページに参加する
(7時間)
 本校のメールアドレスを知らせクイズに参加させる。(3人の意見がまとまるようよく考えさせる。
  資料が必要な場合皆で手分けをして,ほかのWebページにアクセスして調べさせる。)
 アイランド・クエストのスタッフにメールを送る  口頭で考えをまとめてからキーボードに向かうようにさせる。
  (テレビ取材にこられたスタッフへ取材を受けたときの感想や編集されたビデオを見たとき,テレビで放映されたときなどの感想を送る)
17.授業展開
飛び込み教材のため通常の学習活動と平行させながらすすめた。また情報学習との関連を大切にし生徒が学習しやすいよう心がけた。(特にソフトの扱い方やキー操作など)
18.上記で実践された学習活動の実際
http://www.wnn.or.jp/quest/(現在、リンク切れ)
アイランドクエストのトップイメージの写真です
アイランドクエストのトップイメージ
アイランドクエスト本部に取材を受けた生徒の写真です
アイランドクエスト本部に取材を受けた生徒
メール送信中の生徒の写真です
メール送信中の生徒
19.授業の成果
  • インターネットに対する抵抗感がなくなり自主的に新聞記事を見たり博物館にアクセスして調べ物をしたりするようになった。
  • 文字や画像の拡大・音声化により手軽に情報が得やすいためとてもよい資料教材であることがわかったようだ。
  • 沖縄県に暮らす人々の「今」の様子を調べることができ,身近に感じられた。
  • 自分たちの意見が即座に集計されクイズに参加して楽しみながらさらに考えを深めることができた。
  • メールが使えるようになり学校間交流がより盛んになるきっかけになった。
今後もインターネットを取り入れた学習を工夫していきたい。
20.ワンポイントアドバイス
  • ズームテキスト等自分の使いやすいソフトの扱いに慣れさせるために,パソコンの操作ができる時間をできるだけ多く設けたい。
  • 生徒が学習したいときに,いつでもインターネットにアクセスできる環境に整えたい。(電話料金の関係で難しいようです)
  • マウスの⇒が小さくて見失う生徒についてはキー操作でするようにすすめる。
  • 知的障害を併せ持つ生徒についても学習できる方法がないか今後の検討課題である。
  • アイランド・クエストのような企画があれば今後も参加していきたい。
21.協力団体
アイランド・クエスト実行委員会

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