視覚障害とは

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4.点字の簡単なきまりを知りたいです。

日本点字事情かわら版 第10.11号 横浜市立盲特別支援学校点字研究部 文責 道村静江
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点字の書き表し方

はじめて点字を読み書きする人のために(小学生用)

点字を書くときには、いろいろなきまりがあります。そのきまりの中からかんたんなものをしょうかいしてみます。このきまりと点字記号表があれば、かんたんな文は読んだり書いたりすることができます。チャレンジしてみてください。

【1】

点字は6つの点で作られたマスで一つの文字を表します。でも、63通りの文字しか作れないので、にごる音(ガギグゲゴ)などのたくさんの文字が、2マスで一つの文字を表すことになります。そのときには、あてはまる文字の前に「次はにごりますよ」などということを知らせる点字記号を書きます。

なぜなら、点字は左から右に一マスずつ読んでいくので、さいしょにそういうお知らせがほしいのです。

【2】

点字は字の大きさを変えることができないので、すみ字(みなさんが使っている字)のような小さな「ゃ、ゅ、ょ」や小さな「っ」を書くことができません。

点字は字の大きさを変えることができないので、すみ字(みなさんが使っている字)のような小さな「ゃ、ゅ、ょ」や小さな「っ」を書くことができません。

そこで、よう音の「きゃ、きゅ、きょ」や「しゃ、しゅ、しょ」などは、「か、く、こ」「さ、す、そ」が変化したものなので、その音の前に「次はよう音ですよ」 という の記号の点字をつけて、2マスで表すことにしています。また、つまる音には、つまる記号の促音符 そくおんふ)を使って書きます。

(例)
こー(学校) き て(切手) しゅぱつ(出発)

【3】

点字は基本的に耳で聞いたとおりに書き表します。ですから、すみ字で書くのとはちがう、次のようなきまりが生まれてきます。

(1)点字にはひらがなとカタカナの区別はありません。もちろん、漢字もありません。全部かな文字で書き表します

(2)言葉のあとにつける「を」はそのまま「を」を使いますが、「は」「へ」 は、発音どおりに「わ」「え」と書きます。

(例)
→わたし  本屋→ほんや

(3)のばす音で、すみ字で「う」と書くところは、のばす記号の長音符を書きます。

(例)
くーき(空気)  おとーさん(お父さん)  いもーと(妹)
とーきょー(東京)  おーさま(王様)  おとーと(弟)
うんどーしよー(運動しよう) きのーのよーに(きのうのように)

(4)のばすように聞こえる音でも、「あ」「い」「え」「お」は、すみ字と同じように書きます。

(例)
おかさん(お母さん)  おばさん  おじさん 
おにさん(お兄さん)  せんせ(先生)  とけ(時計)
と(生徒)   おねさん(お姉さん)  おきい(大きい)
おおい(多い)  とる(通る)  とい(遠い)

【4】数字やアルファベットの書き方

数字には、ア行とラ行の10文字が使われています。ですから、かなと数字を区別しなければいけません。

そこで、書きたい数字の前に、 「今から数字がはじまりますよ」と知らせる数符 を書き、そのあとに数字を書いていきます。

数字が終わっても、そのままかな文字を続けることはできますが、ア行とラ行の文字があとに続く場合には、 数字とかなを区別するために、その間に第1つなぎ符 を入れます。

(例)
12がつ(12月) 24か(24日)  9さい(9才)
<第1つなぎ符を入れる場合> 10えん れつ

ただし、日付の1日(ついたち)〜10日(とおか)、20日(はつか)はかならず発音どおりにかなで書きます。 アルファベットは、「今からアルファベットを書きます」と知らせる外字符 を書いてからあてはまるアルファベットを書いていきます。ただし、これ だけではすべて小文字を表していることになりますので、大文字を書きたい場合には、 外字符のあとにさらに大文字符 をつけます。

(例)
cm kg  5(B5)

【5】

ことばの音を表す点字記号の他にも、いろいろな記号が用意されています。よく使うものでは、 句点(。)、疑問符(?)、感嘆符(!)、第1カギ「 」、第1カッコ( )などがあります。(点字記号表の『記号・符号』を見てください。 *印は点字が書かれていることを表し、□はマスあけを表しています。)

【6】

点字を書くときには、ことばのまとまりごとにマスあけをしなければいけません。そうしないとことばがつながって、 意味がわかりにくくなるからです。マスあけはことばのまとまりごとに細かく切って一マスずつあけます。文と文の間は二マスあけます。

また、最初の文の書きはじめる前は行のはじめを二マスあけて、だんらくを変えるときには行変えをして、行のはじめを二マスあけます。 (作文を書くときに一マス下げて書く書き方と同じですが、点字の場合は一マスではなくて二マスあけます。)

(例)
□□この□あいだ□わたしたちわ□もーがっこーえ□けんがくに□□
いきました。□□その□ときに□てんじの□ことを□すこし□□□□
おしえて□もらいました。□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□てんじわ□よく□くふー□された□もじだと□おもいました。□□

【7】

点字はまとまったことばの途中で区切って書くことはしません。ですから、 行のさいごにことばが入らなくなったからといって、ことばのと中で次の行にいってはいけません。

書きたいひとまとまりのことばがその行に入らないと思ったら、そのことばから次の行に書きます。 行のさいごの方のあき方がいろいろでもかまわないのです。(6.の例を見てください。)

【8】

点字には消しゴムはありません。まちがえたらていねいにその点を指先でつぶしてください。

紙がやぶれないように、指でさわってもわからないくらいにていねいにつぶしてから、またその上から正しい点字を打っていきます。

点字を書くときに、何度か点字板から紙をはずしたりしますが、またセットするときには、点字用紙を固定するツメのところにあいた穴を合わせて、 ずれないようにさしこみます。行がずれないようにするためです。

4.点字の簡単なきまりを知りたいです。

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