は じ め に       学校長  齋藤 政和  まさに今、障害児教育を取り巻く環境は大きな変革を求められています。  平成13年1月の「21世紀の特殊教育の在り方(最終報告)」、続く平成14年12月には、平成15年から10年間の「障害者基本計画」が、そして平成15年3月の「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」という国の動きがあり、横浜市でも平成16年4月に、21世紀を生きぬく子どもを育む新しい学校づくりと、障害のある子どもの教育を推進していくために、初めての「横浜市障害児教育プラン」が出されました。  本校では、これらの提言を受けて、特別支援教育(視覚障害部門)の専門性の深化・充実の方策や障害児教育のセンタ−的役割を担うための「教育センタ−推進部門(相談進路)(啓発地域連携)」を、平成14年度から組織検討委員会を中心に協議し、設置してきました。  この「横盲教育46号」は、この大きな変革にどのように本校が対応してきたかというまとめの研究紀要です。  「特集1」として、「特別支援教育のセンタ−的役割に向けて」というテ−マで学校教育推進委員会と組織検討委員会のレポ−トを報告しております。そして、「特集2」に盲特別支援学校の専門性を追求する「専門性向上への取り組み」というテ−マで、視聴覚・弱視・情報・生活技術・重複障害・点字・歩行の各専門研究部の研究成果を掲載しました。  また、第3の研究成果として、本校の情報教育の活用や漢字学習、歩行支援、理療教育の実践報告を掲載しました。どのレポートも心血を注いだものと自負できると確信しております。 0歳児の早期教育相談児から、60歳代の職業課程の学生まで、100名を超える障害のある人が学ぶ本校において、特別支援教育の目指す「一人ひとりの教育的ニ−ズに応じた教育」の充実を図るために、さらに研究・研修に努めることが盲特別支援学校教員としての使命でしょう。  多様化、重度重複化する障害児(者)の教育に携わる者として、教職員一人ひとりが変革に応じて自らの資質を高めるために、今後も着実に努力していきたいと思います。