トップページ>お知らせ・相談>横もうからのお知らせ>もう学校だより 第15号

横浜市立盲学校
校長 斎藤 政和
スタートして2か月が経過し、入学・進級した幼児や児童生徒は新しい環境に慣れてきました。運動会や修学旅行をはじめ、遠足・校外学習など体験的な活動も行われ、一人ひとりが楽しい学校生活を送っています。 さて、法改正に基づき4月より、これまでの障害の種別に応じた「特殊教育」から、一人ひとりの教育的ニーズに応じた「特別支援教育」へ移行しました。本校は「盲特別支援学校」と校名を変更しましたが、当分の間、「視覚障害に対応した教育を専ら行う特別支援学校」として位置づけ、さらに教育指導の充実に努めます。皆様のご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
5月26日(土)に盲学校運動会が行われました。小・中・高等部の児童、生徒の元気いっぱいの歓声が今年も校庭に響き渡りました。(幼稚部の運動会は6月2日に本校体育館にて行われました。綱引きやパラバルーンなどで盛りあがりました。)近隣の皆様、今年も運動会の放送などでお騒がせいたしました。ご理解ありがとうございます。 さて、盲学校の運動会は他の学校の運動会とは少し違うところもあります。ちょっと紹介してみましょう。
○短距離50メートル走
太鼓や鐘をゴール地点で鳴らし、音でゴールを知らせます。その音に向かって走るのが「音源走」です。しかし、50メートルも先から聞こえてくる音に向かって走るのはなかなか難しいものです。 体育の時間などに何度も練習をしています。
○持久走・リレー
直線以外の競技は、競技者は伴走者とひもでひとつになります。手引きのひもを視覚障害者の走者がもち、伴走者が隣に並んで走ります。伴走者は、本人のスピードと同じスピードで走りな がら方向だけを誘導していきます。
現代はカード社会です。最近では、電車に乗る時に、スイカやパスモなどのICカードを利用する人も多いかと思います。私たちは、電車、バス、キャッシュカードなど、いろいろなカードに囲まれて生活しています。実は、それらのカードを区別するために、一部のカードの片側には『キリカキ』といわれる切り込みが入っています。何のために、切りかきがあるかといえば、視覚障害者が、切りかきの数、間隔、形などが違うことによって、 カードの種類などの情報を識別するためです。お手持ちのカードを一度よくご覧になってみて下さい。指先でもわかる小さな便利です。
◆サマーセミナーのお知らせ
体験をしながら視覚障害者や盲学校についての理解を深めよう。
日時:平成19年7月30日(月) 中学生以上の生徒・教育関係者対象
平成19年7月31日(火) 小学生(4・5・6年生)対象
※両日共に9時〜14時30分
◆夏の相談日(進路相談)
視覚障害の小学生〜大学生、社会人の学習面や日常生活場面での相談・支援をします。
日時:平成19年7月30日(月)・31日(火)9時〜16時
◆視覚障害者向けの盲学校プール開放
日時:平成19年7月31日(火)〜8月22日(水)13時〜16時
※8月13日(月)〜8月15日(水)はプール点検・清掃のためお休みです。
どこの学校にもある、ごく普通の、そして楽しい授業が、ここ、盲学校でも毎日行われています。ちょっと、小学部の教室をのぞいてみましょう。
あっ、小学2年生が国語の勉強をしていますよ。ふむふむ、さし絵を見て、お話しづくりをする単元らしい。先生がさしだしたのは、教科書のさし絵通りにつくられたさわる絵です。(ボランディアさんがつくってくださいました。)先生の説明とともに、子どもたちの「あっ、ちょうちょがとんでる!」「うさぎさんのみみ、ふわふわ!」との歓声があがります。教科書の点字を読みすすむ手もいきおいよく、元気な朗読がはじまりました。同じ教科書、同じ文だけれど点字、同じさし絵だけれどさわる絵、こんなふうに盲学校の勉強は、工夫されてます。