学部・施設紹介

トップページ学部・施設紹介学校図書館2002全国学校図書館研究大会資料>(現在の位置)盲・ろう・養護学校・個別支援学級 情報実践例

盲・ろう・養護学校・個別支援学級 情報実践例

実践例1 インターネット活用(ネット検索/全学校種)

IT時代、場所を移動することなく、教室のコンピュータで瞬時に情報が入手できる、インターネットの活用は、個人差を乗り越えてバリアフリーであり、調べ学習等で有効な手段である。 一般的には、検索エンジンと呼ばれるサイトの利用並びに、教科のリンク集の利用が有効である。 このほか、図書館の蔵書検索・マスコミ(新聞・TV等)・辞書(和英・英和等)・地域情報(地図等)がよく使われる。ただし、これらの情報を学習に利用する際には,著作権等に十分に配慮する必要がある。

検索エンジン・教科のリンク集の利用

ワンダースクエアのホームページの画面
横浜市教育情報ネットワークhttp://www.edu.city.yokohama.jp/

Yahooの検索ページ画面
検索エンジン:yahoo!http://www.yahoo.co.jp

Googleの検索ページ画面
検索エンジン:Googlehttp://www.google.com/

図書館蔵書検索システムの利用

横浜市立図書館蔵書検索ホームページ画面
横浜市立図書館蔵書検索

青空文庫のホームページ画面
青空文庫http://www.aozora.gr.jp/

音声図書館のホームページ画面
音声図書館http://www.onseitosyokan.gr.jp/

実践例2 図書検索ソフトウェアの活用 (盲・ろう)

図書検索ソフトの起動時画面。動物達がそれぞれ、「なんでも検索」、「本のなまえでさがす」、「本をかいた人でさがす」、「キーワードでさがす」、ひとくち感想文 キーワードの追加」のメニューを持っています
管理ソフトウェア(音声対応)

デスクトップのパソコンの前に、開いたフォルダが置いてある写真
管理ソフトウェア

聾学校では、ほぼ図書館の蔵書を入力し、管理ソフトウェア導入を図っている。また、盲特別支援学校でも、コンピューターの普及と画面読み上げソフトの導入により、電子化された文字情報(テキストデータ)を音声で聴くことができ、大きな力となっている。 また、これらにない図書等は、インターネット検索してホームページを音声で聴くことも、新たな読書や調べ学習のかたちとして位置付けられるのである。 そして、今後は実際に図書に触れて読める形態に加え、校内ネットワークを活用して、どの教室からも検索・読書をする機会を設けるというように、図書館の在り方も2本立ての方向へ進みつつあると言える。そのため、幅広い蔵書管理の徹底化をはかるべく、音声対応の図書管理ソフトの導入を進めている。

実践例3 イントラネットの活用(盲)

図書館からのお知らせを、校内のイントラネットを通じて知らせることは、有効な手立てである。 授業で使える有用なURLを紹介している。場合により、ボランティアの協力を得てデジタルデータを電子図書館の形で校内に公開している。

ホームページの1画面
校内イントラネット画面おすすめURLの中に図書館の最新情報や検索サイトのリンクがある。

ホームページの1画面
校内イントラネット画面おすすめURLの中に図書館の最新情報や検索サイトのリンクがある。

画像:校内network接続PC
盲特別支援学校内図書室内の様子

画像:職員室network
職員室内環境

実践例4 メディアの活用とネットワークの活用(盲)

盲特別支援学校点字情報ネットワークのページ画面
盲特別支援学校点字情報ネットワーク http://www.tenji.ne.jp/

DAISY図書 http://www.normanet.ne.jp/

LpPlayerダウンロード日本語版 http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/download/lpplayer_agreement.html

図書館の図書メディアの多様性と個に応じた利用

図書利用対象者は、個々の障害の程度、生活年齢等の様子が異なるが、それらに対応した図書館の在り方が問われる。そのメディアの多様性と個に応じた図書教材等の提供及びインフラ整備が必要となる。

メディア媒体の多様性

  • 普通活字図書・拡大図書(手書き 拡大 電子図書)
  • 点字図書(点字用紙 データ)・点字 ,点図・点字絵本
  • 指で読む絵本・録音図書(カセット CD・デイジー図書)
  • コンピュータ利用
  • 電子図書(百科事典 辞書 電子ブックCD・DVD等々)
  • 通信・ネットワークの利用(資料検索)
  • 校内ネットワークの利用
  • データベース・外部ネットワークの利用(外線)
  • インターネットの利用
  • 視聴覚機材の利用・・・VTR・音の出る本、触って感じる本、CD絵本、対面朗読

実践例5 新聞を利用した指導(中学校個別支援学級)

1.対象: 中学校個別支援学級

2.実施時期: 毎日、朝の自立活動の時間

3.内容:毎朝、一時間目に自立活動の時間として、連絡ノートに今日の天気、気温、明日の予定を記入し、歯磨きチェックや腹筋等の軽い体力作り、鉢植えの水やり、その後に新聞を読むことを行っている。
将来の自立した生活では、新聞が身近な読み物となる可能性は大きい。しかも、新聞には興味・関心を誘う、新しいニュースが載っている。毎日読んでいるうちに、興味のあるページがどこにあるのかもわかってくる。
一枚一枚ページをめくりながら、社会面のこと、広告の内容、テレビの話題などと会話も弾む。
また、折り込み広告も新しい情報として活用することもできる。
スーパーマーケットのチラシは買い物学習に役立てることもできた。安いものを探したり、野菜、果物の産地、季節の旬のものなどがわかったりした。いろいろな意味での“旬”がわかるのが広告である。
新聞記事の中で必ず読むことにしているのは、天気予報の欄、天気図、天気概況、テレビ欄、朝日新聞1面の“花おりおり”である。天気は生活に密着しているので読むことにも動機付けがし易かった。また、語彙の面で、地理的な語句が用いられるので、日本の位置や県名、都市名、地方などの学習に生かすことができた。
また、“花おりおり”は難しい内容もふくまれてはいるが、美しい写真と長くない文章なので、読む気になれたようだ。選ばれている花がちょうどその時期に目を引く花が載るので、コミュニケーションにも生かすことができる。
毎朝水やりをしている鉢植えの花が載っていたときなどは、親しみも覚えたようだ。キンモクセイが載っていたときには、ちょうど校内で強い香りを漂わせており、生徒といっしょに、キンモクセイの香りとその小さな花の姿を確かめに周辺を歩いたりもした。

4.評価・課題:新聞は新しい話題でしかも毎日繰り返し読むことで、読むということが習慣化できる。個別支援学級においては、何事も繰り返し、できれば毎日続けることが定着を図る確実な道である。
天気概況やテレビ欄、社会面などは、テレビで使われることばや内容が、文字で確認されるので、ことばや漢字の習得にもかなり効果を発揮した。
“花おりおり”は花にも関心を向けるきっかけともなった。生徒が二人だったので、机を付けて、読み合い、会話を弾ませることができたが、生徒が多い学級の場合は、このような形式は難しいので、工夫が必要かと思う。

先生と子どもが一つの机に向かい合って座り、新聞を読んでいる写真生徒2人が、新聞を読んでいる写真

実践例6 教科指導例(盲特別支援学校)

1.対象: 盲特別支援学校高等部普通科 自立活動「情報」選択生徒

2.目的: 図書館の機器やソフトウェア・資料をおおいに利活用しよう。

3.授業: 盲特別支援学校 高等部普通科 自立活動

4.利用環境:

  • 使用機種: Acer power4100
  • 周辺機器: スキャナー デジカメ
  • 稼働環境  校内ネットワーク環境 インターネット接続
  • 利用ソフト 点字編集ソフトウェア「WinBES」
    OCR読み取りソフトウェア「よみとも」

指導計画(基礎練習部分を除く20時間 略案)

1.図書館のメディアの種類を利活用しよう。(6時間)
CD・DVDソフトウェアや辞書各種ソフトウェアの利用法を知る。 校内電子図書館利・イントラネットを活用(WinBES) インターネットの検索エンジンの利用。 メディアの多様な多用途の活用法。(ホームページリ−ダー,ブラウザ) ※著作権保護の観点の指導。
2・点図に挑戦しよう(6時間)
お絵かきで今年の干支を書こう。(ペイント)
弱視生徒が作成 全盲生徒が点検  点図ソフトウェア:「点図くん」(データ変換利用)
3・ホームページ作成(8時間)
HPに自分の考えをまとめよう。ワープロ等に書いた文をhtml変換。(教員の援助) 
4・まとめ
作品を校内イントラにUPの上相互評価。まとめ。反省

点字ディスプレイ
点字ディスプレイ

線で書かれたヘビの絵を、点字に変換している画面
点字ソフトウェアの活用

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