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令和3年度(TRY&ACT)

 68期1年生TRY&ACT企業講座

 11月13日(土)に68期TRY&ACT企業講座が行われました。SDGsの達成に向けて取り組んでいる7つの企業・団体にお越しいただき、講座をおこなっていただきました。それぞれの企業の研修内容とその様子をご紹介します。(順不同)
 
1.花王株式会社
2.大東建託株式会社
3.横浜緑地株式会社
4.株式会社日立製作所
5.ミートフリーマンデーオールジャパン
6.ライオン株式会社
7.株式会社Criacao(クリアソン)
 
1.花王株式会社「花王とESG戦略と具体的な取組」
なぜESG(環境・社会・ガバナンス)戦略をするのか、具体的な取り組みについての講義を受けました。『企業がどんな取り組みをすれば、持続可能な社会作りにもっと役立てると思いますか?』というテーマについて、4~5人のグループに分かれて討議し、発表しました。発表後は講師の方から丁寧なフィードバックを受け、生徒たちは企業で働く疑似体験ができました。
 
2.大東建託株式会社「社会課題を解決する「賃貸住宅」とは?」
 大東建託のワークショップでは「賃貸住宅でどう社会貢献できるか?」のミニコンペに取り組み、グループごとに絞り出した発想を発表し合い、これからの持続可能な住まいの在り方について様々な視点から考察しました。
 
3.横浜緑地株式会社「ミツバチが「環境」を教えてくれる?」
ミツバチの生態や環境形成について講義を受けました。身近な存在であるはちみつをつくるミツバチの知識やミツバチ恩恵による食べのものの紹介など、ミツバチの存在の有難さを実感できました。また、ミツバチの飼育を通じた環境学習についてのアイデアを、グループワークを通じて考えました。
 
4.株式会社日立製作所「SDGs達成で創る皆さんの未来 ~日立の取組を例に~」
「今、社会で起きていること」をテーマに日立の取り組みをご講義いただきました。その後のワークショップでは、経済・社会・環境の3要素を踏まえて、「日立社員になったつもりで、日立のリソースを使って自分たちの作りたい・ありたい未来を考える」というテーマでディスカッションしました。
 
5.ミートフリーマンデーオールジャパン「ますます広がるヴィーガン」
 2009年に日本ベジタリアン協会主宰で発足したミートフリーマンデーオールジャパンを母体に拡大改組した、ミートフリーマンデーオールジャパンから、ヴィーガンをテーマにしながらも、地球環境に配慮した食について学びました。「植物性の食事選択は、誰にでも今すぐできる効果的な気候アクションなのです。」なぜそうなのか、その背景や、行政や政治の取り組みも含めて説明していただきました。高校生向けに「社会の変革は、1人の熱意と行動から、判断は自分、主体的に生きよう。」というメッセージもいただきました。
 
6.ライオン株式会社「人と地球の健やかな未来に向けて」
講話とワークショップを行っていただきました。講話では、「よき生活習慣づくり」に取り組んでいる会社として、身近にある商品やサービスだからこそ出来るSDGsに向けた取り組みについて説明を受けました。ワークショップでは、企業の側に立ってSDGsに向けた商品を開発することの難しさを体験しました。
 
7.株式会社Criacao(クリアソン)「体験活動を通じて考えるSDGs」
 体験活動の中で、コミュニケーションの難しさと大切さを教えていただきました。人の「感覚」はそれぞれであり、日頃よく使う「少し右」や「ちょっと前」など曖昧な言葉を使うことに対して、相手の立場に立つとどうなのかな?を考えさせられる充実した時間でした。

 

SDGs達成のための目的にとどまらず、企業人としての生き方や職業観など、キャリアについて考える機会にもなりました。

66期3年生TRY&ACT講演会(外務省国際情報官)

 

66期3年生の総合的な探究の時間(TRY&ACT)にて、外務省国際情報官である石川勇氏にご登壇いただき、「ポストコロナを見据えて、グローバル社会でどう生きていくべきか」というテーマでご講演をいただきました。

 グローバル人材とは?学ぶとは?働くとは?ということについて、今取り組んでいる学びがどのように社会へつながっていくのか、深く考えさせられる講演会でした。その後、有志の生徒10数名と1時間ほど座談会を行いました。石川氏には時間いっぱい生徒からの質問にお答えいただき、活発な議論が行われました。

 生徒の感想には、「外交官(外務省)の仕事の具体的なイメージができた」「話の内容はもちろん、スピーチの上手さにも感動した」「いつか自分の経験を生き生きと話せるよう、たくさんの知識をつけ、たくさん考えていきたい」「多くの人に影響を与えられる仕事に就きたいと思った」とあり、自己実現・進路実現に今回の講演がつながっていくことを期待しています。