グローバル スタディーズⅠ

 課題を設定して探究していく力を身につけるため、現代社会の授業を活用し、1年次生全員を対象として世界規模の問題に関するワークショップなどを実施しました。

 

グローバルスタディーズⅠを踏まえ、さらに社会問題の探究に取り組みたい生徒は、2・3年次のグローバルスタディーズⅡ・Ⅲにおいて研究を深めます。

 

グローバルスタディーズⅡ・ⅢはサイエンスリテラシーⅡ・Ⅲの一分野として継続しています。

 

  サイエンスリテラシーⅡ(グローバルスタディーズ分野)

 
 

 平成30年度のグローバルスタディーズⅠ

 第1回グローバルスタディーズⅠ

 世界における水・ゴミ問題の現状と解決策について考えることを目的に、横浜市水道局、横浜市資源循環局、NPO法人Water Aidの方々をお招きしました。生徒は4人1組のグループを作り、下の4つの会場に分かれて各機関の講義やワークショップを受講し、事後学習で講話の内容をグループで共有しました。

 ①資源循環局A「食品ロスについて考える」

 ②資源循環局B「途上国におけるゴミ問題」

 ③水道局「水道技術を活用した国際貢献」

 ④WaterAid「途上国における水・衛生問題を考える」

  

 

 第2回グローバルスタディーズⅠ

 企業のCSRCSVによる社会問題の解決について、イオントップバリュの有本幸泰氏をお招きしました。日本の食料自給率や、日本経済を支えているインバウンド(海外からの旅行など)の推移等を通し、「世界の中の日本」という視点を持つことの重要性を話していただきました。また、バングラデシュのファストファッション製造工場崩壊事故で、1,200名以上の人々が犠牲になったことを通し、自分たちが購入している商品が、どこで誰によってどのように生産されたのかを考える必要があること、そしてそのためには、高校生のうちから自分と世界とのつながりを考える習慣をつける必要があることなどについて話していただきました。

  

 

 第3回グローバルスタディーズⅠ

  第3回のGSⅠでは、創価大学教職大学院教授 宮崎 猛氏をお招きし、生徒が社会に貢献できる研究課題をどのように見つけるのか、またそれをどのように解決していけばよいのかについて講演をしていただいた。

 課題発見には4F(不足・不満・不便・不十分)がきっかけになるとのヒントをいただき、生徒たちはグループに分かれて、身近な課題を挙げるアクティビティを行いました。その際、すぐに「どうすればよいか(how)」を考えるのではなく、「なぜそうなるのか(why)」を5回繰り返すことで、問題とその原因をより明確に構造化することができ、より説得力のある解決策につながることをお話しいただきました。