横浜市教育センター 所長  丸山 修由
教育センター 所長 挨拶 本文へジャンプ
授業力向上の鍵は「授業研究」






 「横浜市教委 授業改善支援センター開所 教員のオアシスに」
 これは、神奈川新聞(H17.6.2)に掲載された記事の見出しです。授業改善支援センター(通称:ハマ・アップ)は、教師の授業力の向上、自己啓発力の促進、教師間のネットワークの広がりを支援することを目的に、平成17年6月1日横浜市教育文化センター5階に開設しました。現在3年目を迎えていますが、オープニングセレモニーで「子どもたちの未来を拓くために最も求められているのは分かりやすい授業。研究を重ねる教師のオアシスとして活用してほしい」とあいさつしたことが、昨日のことのように思い出されます。
 教師の授業力の向上を支援するハマ・アップでは、優れた学習指導案や話題の新刊教育図書・教育専門雑誌などを備え、教育情報の提供や教職員専用に図書の貸出しを行っています。また、新任層を始め、後進育成にもあたる中堅・ベテランの経験層など、それぞれのキャリアステージを考えながら指導主事がアドバイスを行う「授業づくり相談」や、指導主事・横浜国大教授による「授業づくり講座」は、開設初年より平日の夜間に実施しています。開設2年目には優秀教員等による「授業づくり講座」、指導主事による「出前授業づくり講座」を加えるとともに、土曜も開館するなど事業の充実に努めてきました。今年度はハマ・アップ館長に教育顧問を迎え体制を整備したところ、17年度、18年度6千人台だった利用者数が、19年度は9月までの前期だけですでに5,500人を上回っており、ニーズの高まりがみられます。
 ある夜の7時過ぎ、よく見られるハマ・アップの光景です。授業づくり相談が3か所のテーブルでそれぞれ行われ、学習指導案コーナーでは数名の教師やよこはま教師塾の塾生が指導案に目を通しています。受付カウンターでは2名の教育顧問が教育書を探しに来た教師の対応にあたっているうちに学級づくりの相談に発展しました。向かいの研修室では、指導主事が講師を務める授業づくり講座に30数人の教師が参加し、講義後のグループワークに取組中です。この夜、ハマ・アップには50人を超す教師が学校での業務を終え駆けつけました。従来、教材研究や授業の計画・準備等は、所属校や研究会、帰宅後の自宅等で行われてきましたが、その中にハマ・アップも加えられたことに嬉しさを覚えます。それとともに、ハマ・アップが教師にとって、より一層身近で利用しやすいものにならなければとあらためて考えさせられました。
 「小さく産んで大きく育てよう」を合言葉にスタートした授業改善支援センター〈ハマ・アップ〉です。現在、本市教育委員会は、「分権型教育行政組織の再構築」に基づく方面別(仮称)学校教育センター整備構想に着手する中で、学校にとってより身近で利用しやすいハマ・アップの在り方を検討しています。これからも、授業力向上を目指す教師の様々なニーズに応え、きめ細かく支援するために、ハマ・アップの機能充実に努めてまいります。今後の“授業づくりのオアシス”にご期待ください。



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