編集・発行:霧が丘第三小学校
11月号
副校長:上地 孝明
 


第三小花いっぱい
  今回は、図書室前と校長室のご紹介です。
図書室前(11月1日)
校長室(10月29日)
図書室前
校長室


「学校をひらく週間」に「まちの先生に学ぶ教室」

 相次ぐ台風や地震に襲われ、災害列島と化した感のある今年の日本。災害のたびに、多くの尊い命が奪われている中で、崩れた土砂の中から92時間ぶりに2歳の男の子が救われたというニュースには、ぱっと心が晴れる思いがしました。まるで我が子のことのように安堵しながら、子どもの命は社会の宝ということを強く実感しました。
 さて、先にご案内のように、学校では11月第1週と20日の「きり三パラダイス」を、「学校をひらく週間」といたします。ぜひ、皆様においでいただき、子どもたちの学習の様子をご覧いただきたいと思います。この「学校をひらく週間」は、横浜市が地域の皆様と学校との協働や連携のきっかけをつくり、地域の教育力を生かした信頼ある学校作りを展開することを目的として行われるものです。
 地域の教育力を生かした教育活動として、本校ではすでに16、7年も前から、4年生ソフトバレーボール、5年生お筝、6年生茶道の「まちの先生に学ぶ教室」を実施してきました。ソフトバレーは地域のママさんバレー「グリーンクラブ」のお母さんたちが、お筝は地域にお住まいだったお筝の師匠さんが、茶道は24街区で茶道教室を開いている方が、「まちの先生」として毎年ご指導してくださっています。
 子どもたちは、間近に筝の音に触れ、鮮やかな演奏に心を奪われたり、緊張した面持ちで作法をまねたり、初めて挑戦するゲームに歓声を上げたりしていました。子どもたちにとっては、珍しい体験として心に残ることでしょう。しかし、この教室は、単に日本の伝統文化にふれたり、未知のスポーツを体験したりすることだけが目的ではありません。
 人生の中でひとつの芸を極めようと努力を続ける生き方や、仲間と共に汗を流してゲームを楽しむ生き方など、ごく身近な地域の人々のさまざまな豊かな生き方に接し、その姿から自分なりの生き方を学ぶことにも大きな意味があると思います。
 今年は、まちの先生方のご協力で、3つの教室を「学校をひらく週間」に集中し行うことにいたしました。霧が丘には、「散歩をするなら、子どもたちの安全を守るため、登下校時間に通学路を」と呼びかける人がいて、それに応じて子どもたちを見守ってくださる方々がいます。「まちの先生に学ぶ教室」が長く続いているのも、子どもたちを宝のように、地域ぐるみで大事に慈しみ育む土地柄と感謝しております。
 ぜひ、大勢の皆様にご参観いただき、さらに「先生」や「教室」の輪が広がることを願っています。


〓次回は11月中旬を予定しています〓

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