ユネスコスクール(現在申請中)としての、初の全校の取り組みとして、「東高校ESD day」を行いました。 冷房施設のない体育館で半日!汗だくになりながらの取り組みでしたが、さすがは東高生!最後までよく頑張りました。その模様を紹介します!

そもそも「東高校ESD day」には大きく2つのねらいがあります。

①ユネスコスクールとしての東高校の二本柱である「国際理解教育」と、「地域貢献活動」に関する理解を深める。

②ESDやSDGsについて理解を深める。
まずは、事前学習の一環で行ったアンケート結果の報告です。アンケートにはいくつかの項目があったのですが、 その中に、「ESDって何の略かわかりますか?」という設問がありました。その結果が、右の図です。

ユネスコスクールに申請中の本校ですが、まだまだ生徒の認識はまだまだ低い様子。。。 この数字が、今後、どのように変化していくのかが楽しみです。
次に、ユネスコスクールとしての二本柱の一つである「社会貢献活動」において、顕著な活動を行った生徒4団体からの活動報告です。

※本校は、ボランティアをはじめ社会貢献活動に力を入れており、社会貢献活動の斡旋しています。 しかし、これはあくまできっかけであり、自分の興味関心に応じてどんどん活動していくよう指導しています。

中でも、3年生による「159時間ボランティアをした男。。。」という発表は大変なインパクトでした。 「ボランティアって自主的に行うものなのに、強制的に30時間やるのはおかしいだろう?」と疑問を持っていたが、 やってみるとどんどん面白く視野が広がっていったという内容で、身近なところからの取り組みが、 地球規模の環境問題につながっていくという、本日のテーマの一つSDGsに絡めた見事な発表でした。
全体講演は JICA横浜 中野貴之さんによる「私と世界の課題 ~国際ボランティア経験から~」。

中野さんご自身の途上国でのボランティアで得たもの、学生時代の思い出から現在の仕事に至る 中野さんの生き方。。。ワークショップを多用した心に残る講演でした。

特に、アフリカのマラウイに滞在中の異文化理解のお話は大変面白く、考えさせられるものでした。 「違いを持った他者とどう生きていくか?」という難しい問いに全校生徒で取り組むことができました。
全体ワークショップは「理想の地域ってどんなもの?」という題で行いました。 ファシリテーターは福田訓久さん(メディア総合研究所教育グループグループ長)。 東高校においては、5月に3年生向けのワークショップを実施したことから、 そのお人柄や巧みな話術で生徒にはお馴染みの方です。

ワークショップのテーマは、地域に潜む身近な問題について 今の自分の住んでいる地域と 15年後の将来を結びつけることで、問題解決の「課題」を発見することがねらいでした。
各クラス6人程度のグループに別れてのワークショップ。熱い中、汗をかきながら一生懸命に取り組みました。
全体ワークショップのあとは、各学年に別れてのワークショップ。全体ワークショップででた地域の問題から、 自分たちには何ができるか?を考えていきます。学年別のためか、全体ワークショップとは違う雰囲気を それぞれの学年が作っています。気温は高いですが、のびのびと思考することができました。
そして再び全校で集まって、各学年のワークショップの共有をします。 写真は3年生の代表が、自分のグループでの話し合いを中心に3年生で出た意見のまとめをしています。 全校生徒の前でも臆することなく堂々と意見を言うことができる生徒がたくさんいることも東高校の長所です。
とうとう最後のまとめです。SDGsと今までのワークショップでの話し合いがつながっていることを確認します。 SDGsって、世界レベルの大きい問題だと思っていたけれど、身近なところからたくさんの気づきがあることを学びました。