ピンクシャツデー

 

ピンクシャツデーとは、カナダの高校生から誕生したいじめ反対運動です。2月の最終水曜日に、ピンク色のシャツや小物を身に着けて「いじめ反対!」の想いを表すという取り組みで、今年は226日(水)でした。

 サスティナブル研究部員からこの運動に参加したいとの声があがり、実現に向けて動いてきましたが、いくつか超えないとならない壁がありました。まず、本校の校則ではピンクのような派手なシャツ等の着用は認められておりません。その日だけの許可を生活指導部の先生方にお願いし、何度か話し合いをもち、ピンクシャツデー限定で許可を得ることができました。次に、全校みんなへこのイベントを知ってもらうためにどう動くべきかということです。全校集会で呼びかけをしたり、さらに各クラスを回って参加の呼びかけを行ったり。。。と、サスティナブル研究部全員で広報活動に邁進しました。その際、部員が大切にしてきたことがあります。それは、このイベントの意味です。「単にピンクのシャツを着るだけじゃない、いじめ反対という最初にピンクのシャツを着たカナダの高校生の想い、いじめで苦しんでいる人の想いを大切にしたい」との思いで活動しました。

 また、ピンクシャツデーを前にしたイベントがワールドポーターズで行われ、そこにも部員たちは参加し、自分たちの取組みの紹介をすることができました。

 
 
   

さて、ピンクシャツデー当日。たくさんの生徒がピンクシャツを着てくれていました。また、この活動は多くのメディア(朝日新聞、東京新聞、朝日小学生新聞、朝日中高生新聞、MXテレビ)に取り上げていただき、部員たちの自信につながりました。

サスティナブル研究部部長の言葉を紹介します。

「思っていた以上にみんな着てくれていたので嬉しかったです。来年度への課題というか気をつけたいと思っていることは、同調圧力にならない事です。『ピンクを着ない=いじめ賛成』 という訳ではないので、着るか着ないかは自由で気軽に参加してもらえるような場作りをしたいと思います。」

 ピンクシャツデーは、ピンクのシャツや小物を身に着けることでいじめ反対の意思を示すことができるシンプルですがメッセージ性の強いイベントです。部長の言葉のように「同調圧力」にならないよう気をつけながら、楽しく、今後も継続していきたいと考えています。