WWF講演会
 17日、12年生全員を対象として、WWF香港教育担当者のキティ・タンさんの講演会を開催しました。キティさんの講演は英語、逐次通訳(話者の話を数十秒ごとに区切って、順次通訳していく方式)の形で行われました。

 キティさんのお話は、実際にご自身が香港で取り組んでいらっしゃることや、多文化共生の話など多岐に渡りました。ご自身が普段使用されているマイボトルやフードロスを減らすためのグッズなども紹介していただきました。キティさんのお話は、今、ご自身が考え行動している裏付けがあり、発せられる言葉からは非常に強い力を感じました。


 (C)WWF Japan

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 また、生徒からは、原子力発電について、環境心理学についてなど多くの質問が出ました。その中でも印象に残った質問は、「ペットボトルやプラスチックをリサイクルせずにゴミとして出してしまったら自然に負荷がかかる。しかし、リサイクルする際、洗浄するための多くの水が必要になるし、洗うときに使った洗剤で自然が汚れる。どちらにしても、結局環境に負荷をかける矛盾をどう思いますか?」。この問いに対して、キティさんは「より環境に負荷をかけない選択を私はすべきだと思う。だから、私はマイボトルを使っています。」とお答えになりました。
  この講演会の翌日、ある生徒が「キティさんの話を聞いて、マイボトルを買いました」と、きれいな淡いグリーンのボトルを見せてくれました。このように、私たちができることを「より環境に負荷をかけない選択」を意識しながら実行していくことがサスティナブルな未来につながっていくのかもしれないと感じました。。  
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