17年度 横浜市立中学校美術研究会
横浜美術館、夏期実技研修の報告
場 所 : 横浜美術館 市民のアトリエ
内 容 : 8月6日(土)・7日(日)「圧迫鋳造法によるブロンズによる小品づくり」
8月13日(土)・14日(日)「リトグラフ版画」
【研修を終えての感想】 作例・感想:山口
はじめに
4日間の研修のうち、3日間の参加となったが、とても充実したものとなった。
ブロンズ、リトグラフ共に今まで経験したことのない技法で、しかもブロンズに関しては、彫刻をやっていたので 以前から大変興味があり「二千円で制作できるなら」と、かなり楽しみにしていた。
1日目 8月6日(土)
一日目は、スライドを使って制作行程の確認、また美術館内へ移動し、実際のブロンズ作品を鑑賞しながら
の説明もあり、わかりやすく細かい疑問等も解消することができた。その後、蝋を使って自分の作品の形造り
が行われた。蝋を使っての制作自体初めてのことで、温度によって固さが変化する点など苦労をしたが、何と
か形を造り石膏でまわりを固めて一日目終了。
2日目 8月7日(日)
二日目は焼いた石膏にブロンズを流し込み細かい部分を整えて完成となった。小さい形だったがブロンズに
なることで重量感、存在感が出て、蝋で造った物より良くなった感じがして、まさに自画自賛と言った感じの
満足度であった。
3日目 8月13日(土)
4日目 8月14日(日)
リトグラフは自分の都合で一日目は参加できず、二日目のみの参加となった。二日間の参加の方は2色〜3色で の制作。自分は1色での制作になったが、1色でも細かい描画までしっかりと刷ることが出来るリトグラフの技法 に驚き、今まで知っていた版画との違いに面白さを感じた。
出来れば簡単な形にしてでもリトグラフを授業などで、やってみたいと思い、今もその方法を検討中。
まとめ
どちらの研修でも講師の先生が「今後も何かあれば連絡を」と言ってくださったので、美術館と学校とで協力して面白いことを企画出来ればと思う。
H17.8.17
旭区左近山中学校 山口 敬