<ホームに戻る> <調査広報部のページに戻る>

第32回 関東甲信地区中学校英語教育研究協議会長野大会報告

全体研究主題
国際社会の中で生きる力を育てる英語教育
〜知識・技能の習得とその活用を図る指導を通して〜

全体会会場
上田市民会館
      記念講演                        「英語教育新時代」における
        中学校英語教員の役割
第1分科会(上田市立第二中学校)
テーマ
「適切な表現を選択して話すことができる力を高める指導と評価」
授業内容
「その場に応じた適切な表現を選択して話すことができる生徒の育成を目指して、活動→振り返り→活動というステップを取り入れた授業
視聴覚機器を効果的に用いて生徒が発表をしていました。(第1分科会)


分科会

分科会 研究テーマ 会場
第1分科会 適切な表現を選択して話すことができる力を高める指導と評価 会場:上田市立第二中学校
第2分科会 文のつながりや構成を考えた文章を書くことができる力を高める指導と評価 会場:上田市立第一中学校
第3分科会 物語や説明文などのあらすじや大切な部分を読み取る力を高める指導と評価 会場:東御市立東部中学校
第4分科会 4領域を有機的に関連付けた英語学習の指導と評価 会場:上田市立第五中学校
第5分科会 小学校における英語活動と中学校英語との連携 会場:上田市民会館


感想

 第1分科会では「適切な表現を選択して話すことができる力を高める指導と評価」という研究テーマのもと
上田市立第二中学校被服室を授業会場として、2年生を対象にT.Tによる授業が展開されました。
授業のオープニングは4月から継続して行っているという英会話で、プロジェクター等視聴覚機器を効果的に用いてスムーズな英会話が行われていました。
 この日の活動のメインは3〜4人のグループによるプレゼンテーションでした。「お薦めのお店を教えよう。」というテーマで生徒たちがALTに地元のお店を英語で紹介するという活動です。生徒たちはALTの質問に対して、その場に応じた適切な表現を選択して話そうとがんばっていました。
 今日の授業の見所は、通常ならば1回の発表で終わりがちな活動を1回で終わらせず、「振り返り」の時間を取り入れているところです。最初の発表でうまくいかなかったところを振り返り、次に発表するときにどうしたらよいかを生徒同士で話し合い、2回目の発表につなげていきました。
 2回目の発表では1回目でうまく言えなかった場面で適切な表現を用いてALTの質問に応答する姿もみられ、生徒も達成感を持つことができたのではないかと思います。


                                                   【調査広報部 小出 日吉台中学校】