令和5年度 夏季研修会
今年度は研究テーマの『特別支援学校における養護教諭の職務の専門性について~支え合える組織づくりを目指して~』
に沿って、特別支援学校間でもなかなか把握しきれない、異なる障害種の実態を把握することを目的として、それぞれ違う
障害種の特別支援学校の学校見学をしました。今年度は病弱教育の浦舟特別支援学校、肢体不自由教育の左近山特別
支援学校、視覚障害教育の盲特別支援学校の3校を見学しました。
日にち・場所 : 7月11日(火) 浦舟特別支援学校
8月21日(月) 左近山特別支援学校
9月13日(水) 盲特別支援学校
浦舟特別支援学校では、本校だけではなく、福浦にある横浜市立大学附属病院の院内学級の様子も映像で中継でつないで見せていただきました。浦舟特別支援学校では、遠隔にある院内学級とも、TV学習システムという映像で中継をつなぐ方法で、双方向の授業ができるようになっているというお話をききました。
左近山特別支援学校は、13校の中で一番新しくできた特別支援学校で、平成31年4月に開校し、今年で5年目になります。普段、保健室への児童生徒への来室はほとんどなく、体調不良やけがの時は、内線で連絡をもらって直接教室に出向いて対応するそうです。教科学習をしている生徒は個別室で学習をしたり、人工呼吸器の生徒はナースステーションから近い教室にしていたりと、個々の状況に応じて対応を分けているというお話を聞きました。
盲特別支援学校では、『重度障害児の視機能評価、視覚活用について』のお話を聞きました。また校内見学では触って学べる保健教材や、点字だけでなく触ってわかるような布製の手作り絵本がたくさんある図書館、白黒の反転もできる拡大読書器などを見せていただきました。また部活動をやっている様子も見学させていただきました。