ごあいさつ
横浜市養護教諭研究会のWebページを御覧いただきありがとうございます。
本研究会は、今年で43年目(1982年発足)を迎える、横浜市立学校に勤務するすべての養護教諭をもって組織された研究会です。その目的は、子どもたちの心身の健康を守り、養護教諭の役割や職務の向上をめざすことにあります。これらを実現するために、小・中・高・特別支援の各研究会、学校保健会、組合のそれぞれの組織が行っている活動の情報交換を密に行い、共通理解を図りながら、全体としての課題や進むべき方向性を確認し連携を深めています。また、本研究会には、養護教諭から管理職へと立場が変わったみなさまにもご加入いただいており、より広い見識からのご助言をいただいています。
子どもたちは、社会情勢や事件・事故、自然災害あるいは家庭環境などの影響を大きく受けながら成長していきます。その時その時の、子どもたちに現れる心身の課題により、私たち養護教諭に求められることも変化していきます。実際にコロナ禍を経験した子どもたちを見ていると、様々な変容があるように思います。しかし、いつの時代も『子どもたちの生命を守り、豊かな心と健やかな体を育んでいくこと』を職務の中核に据え、養護教諭だからこその視点で一つひとつの取り組みを丁寧に積み重ねることは私たちの大切な役割です。
横浜市養護教諭研究会の今年度の会員は597人。「それぞれの養護教諭が組織を大切にし、組織が一人ひとりの養護教諭を大切にする」という意識を持つことができる組織をめざしています。互いに学び、支え合うことで、一人ひとりの力が結びついて「組織」となります。所属する校種や経験年数が異なっても、子どもたちの健康・安全のために、すべての養護教諭がそれぞれの強みを活かし、日々生き生きと職務に邁進できるように、今年度も活動してまいります。みなさまの本研究会へのご理解とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和6年9月
横浜市養護教諭研究会
会 長 田中 亜紀子