平成17年11月1日

  学校通信  11月号 

霧 二 だ よ り

                                  横浜市立霧が丘第二小学校
                                  発行者 校長 椿 依






               "さ さ や か な 幸 せ"    校長  椿 依 都 代

 緑舎の方が美しく剪定してくださった植木が、秋空の中さわさわと気持ちよさそうにそよいでいます。顔を上げ、葉や枝に目を移していくと、光が反射して美しく輝き、透けて見える青空はどこまでも高く広がっています。じっとしていると「わたしたちの思いや声を聴いて気持ちよくしてくれてうれしいな。」と木々がささやいているよう。あたたかなゆったりとした空気に包まれて幸せな気分になれたことを私はありがたいなと思いました。そして、ふと思いました。私が幸せだな、好きだなと思えることは、他にどんなことがあるのだろう? そんな素朴な気持ちをもう一度思い起こしてみました。
 好きな音楽に包まれ、身体がゾクゾクするような興奮と感動を感じた時、私の身体中に音楽が巡り、共鳴します。そして、知らず知らず笑みが浮かびます。


 朝音・・・6年合奏 「八木節}

 ほのかな香りがあたり一面に漂い、お菓子の仕上がりを知らせる合図とともにふたをあけるときのワクワクドキドキ感、期待と不安の入り混じった楽しい瞬間です。
 子どもたちがそれぞれの目標に向かって力いっぱい取り組んでいると実感したとき、心からの拍手が沸き上がってきます。そして、パワーをいただきます。
 さまざまな方からやさしく、力強く、時には厳しく励ましをいただいたとき、心に張りが蘇り、意欲が燃えてきます。
 明るいニュースに接したときやきょうも一日無事に過ごすことができましたと手を合わすことができたとき、ホッとして、夜に溶けていくような気がします。
 それから、旅行にでかけ、四季の美しさを感じたり、温泉につかったりおいしいものに舌づつみをうったり、そんなとき生きててよかった!と私は思います。(願望をこめて)
 そして、問題が解決したり、原稿が書けたりしたとき(例えば学校だよりとか)安堵感に満たされます。まだあるのですが皆様方は、きっと私以上におありになるでしょうね。

 第2回「きりっこ1・2・3」

 こうしてみますと、私にとってのそれは、申し訳ないくらい日常的なものが多いです。たぶん、人によっても年令によっても違ってくるのだとは思うのですが、でも、自分なりにまとめてみますと、好きなこと、幸せなことは、自分ひとりではなく支えがあって対象物があって、その関係の深さを創ることから発してくるように思います。また、待っているだけでなく、自ら行動を起こしたときの過程と結果から発することも大であるように思います。
「だから少しでも心にゆとりをもって一日一日を大切に過ごせるように心がけて」とあの木々が私に語りかけている気がします。さあ、好きなことを増やし、幸せと思えるときをもっともっともてるようにしていくことにしましょう。皆様もごいっしょに!!

 市体育大会・・・6年(日産スタジアム)

 さて、逆にとても身近な基本的なことでちょっと気になることもあります。今回は、3点程記してみますので、ご家庭でお子様と話題にしていただけると幸いです。
 ○トイレの使い方(新トイレは様式で、ドライ方式の作りとなっています。)
○整理整頓、忘れ物。 ○言葉づかい等々です。

これから実りの秋とはいえ、寒さを感じる日が多くなってきます。保護者の皆様、地域の皆様どうぞお身体を大切に、そして、ラスト霧二小へのご支援よろしくお願いいたします。









                                      平成17年10月1日

  学校通信  10月号 

霧 二 だ よ り

                                  横浜市立霧が丘第二小学校
                                  発行者 校長 椿 依






        − ラ ス ト 運 動 会  −  校長  椿 依 都 代

 同じ人なのに、今日はいつにも増して美しくすてきに輝いている!!霧二小の運動会でこの思いをさらに強くもったのは私だけだったでしょうか。そして、感動の高まりが会が進むにつれどんどん身体中に駆け回っていくのを実感したのは、‥‥‥。
 2005年9月23日、近づく台風に"待った"をかけ、昨日までの天気がうそのように晴れ上がった中、霧二小最後の記念すべき運動会が挙行されました。霧一小から三小、そして、本校の児童へと引き継がれた統合の火は24年間の歴史を彩ってくれた卒業生・保護者の代表の手を経て、再び6年の代表児童にわたり霧二小のランプに点火されました。この瞬間、私は、歴史的な1ページに身を置くことのできた幸せを感じるとともに霧二小の子どもたちにとっても達成感と充実感をもって、いつまでも心の中に点火し続けるだろうと確信しました。そして、確信は本物になりました。


 本年度のテーマは
「ラストかがやけ霧二パワーで勝利をめざせ!!」。このテーマのもと、練習の時から、子どもたちも教職員もひとりひとりがそして学校全体が燃えました。私自身はといいますと"できるだけ子どもたちの体温の感じるところにいて共にかがやきたい"と実行しました。さて、昨年もよかったのですが、今年のさらなるパワーアップの源はなんだったのでしょうか。

 第一のキーワードは
「いっしょうけんめい」ではないかと思いました。
 1年生の堂々としたはじめのことばの中にも"いっしょうけんめいに"とあったのをご存知だと思います。1年生は、当日このことばが合言葉で朝の会からしっかり胸に沁みこませ、クラス全体でテーマに向けてがんばるための原動力としていました。もちろん、口には出さずとも他学年の様子に"いっしょうけんめい"があふれていたのはいうまでもありません。いっしょうけんめいに人と自分自身と勝負するからこそ真の心地よさや悔しさを感じることができたと思います。"いっしょうけんめいさ"は感動のうねりとなって会場全体を包んでくれました。


第二のキーワードは
「創る」
 今年の運動会も先生たちの指導のもと、テーマの決定、開閉会式、競技、演技等6年生を中心に自分たちで創り上げたものが随所で光っていました。特に、たてわりなかよし班活動の表現の場となっていたのではないかと思います。ですから、工夫と協力・助け合いがより以上に発揮されていました。キャタピラ競技の場面では各チームが混戦したりしてちょっとびっくりもしました。"私もやってみたかった、全校たてわりダンスももっと踊っていたかった!"

第三のキーワードそれは
「ふれあい」
本校の教育活動の特色のひとつに、たてわりなかよし班活動を中心とした"ふれ合い"を大切にしていることがあります。そこで先にもふれましたが、競技や演技の中に人とのかかわりあいを意図的に取り入れよう配慮しました。ですからどのように工夫して勝利に向かうのか、どうしたら満足のいく演技ができるのか各チーム毎に切磋琢磨している子どもたちの様子が見て取れました。職員のTシャツに描かれたチームのデザイン画は子どもたちへの応援歌といえます。また、小規模校ならではの低中高のブロック毎の取り組みに加え、保護者・地域の方・卒業生参加の競技や緑区音頭、そして東洋英和女学院大学の演技等によって運動会が大いに盛り上がりました。特に"(霧が丘)ロックソーラン"では、アンコールに地域の方々が快く参加してくださったこと(連合会長様にもあいさつをいただきました。)も大きなふれあいの喜びでした。さらに、本年度は、霧一・三小の子どもたちや先生方、中学生の皆さんが多数参加してくださいました。多くの方々に支えられ、応援いただき感謝・感謝!!です。


第四のキーワードそれは
「挑戦とていねい」
 運動に対しても、人にはそれぞれ得意・不得意・はずかしさがあったりします。でも、こうしたことに挑戦できるのが運動会、しかも前文で述べたように安心できる人間関係の中で新たな挑戦が見られました。たとえば、応援団、リレー、合奏団、開閉会式や係の役割、赤組・白組それぞれ勝利に向けての限界への挑戦等々。1〜3年生の"よさこいソーラン"も、昨年度の低学年の演技をぜひ!という保護者の皆様の要望から生まれた挑戦でした。練習の時から挑戦者たちは、日に日に自信をもち堂々としていきました。それは、ていねいに取り組む指導と練習があったからでしょう。当日のひとりひとりの子どもたちの様子はいかがでしたか。もちろん、反省点や課題はありますので、これからも努力です。


第五のキーワードは、やはり
「ラスト!!」でしょう。
 このことに関しては、6年生の代表者が閉会のことばにしっかりと述べてくれていましたので、ここでは書かないことにしましょう。ただ、"ラストかがやいた運動会であった事実"と"ラストは始まりの一歩である"ことを記して‥‥‥。
少し長くなりましたが、私の思いをお伝えしたかったことをご理解ください。霧二小の子どもたち、そして、ご支援いただきましたすべての皆様方、感動をありがとうございました。さあ、すでに次の挑戦が始まっています。

※10月7日(金)は、前期終業式です。あゆみを楽しみにしているお子様も多いことでしょう。いっしょにご覧になって、子どもたちの成長を認め、励まし、助言していただければと思います。













                                      平成17年9月1日

  学校通信  9月号 

霧 二 だ よ り

                                  横浜市立霧が丘第二小学校
                                  発行者 校長 椿 依







  自然災害に対する備えを        副 校 長   森 藤 英 俊


 長い夏休みが終わり、いよいよ前期のまとめの時期です。保護者・地域の皆様、お元気でお過ごしのことと思います。今年はどちらかというと、蒸し暑く湿度が高い夏休みだったような気がします。殊のほか暑く頻繁に汗をかきましので、充分水分補給するように心がけました。皆さんはどんな夏休みだったでしょうか。今日は、子どもたちはもちろんのこと教職員も元気に笑顔で会うことができ、とてもうれしく思いました。後半の水泳教室や運動会に向け頑張っていけそうな気がします。


 今年の夏は、震度4〜6という大きな地震が新潟県・宮城県・千葉県などで起こり、多くの被害が出ました。あるレジャー施設のプールでは、天井が落ちてあわや大惨事になるところでした。また、台風もやってきました。低気圧と高気圧の関係で、日本列島に上陸する回数が多かったようです。川が氾濫し物が流されたり、家屋が壊されたり、土砂崩れがおきたりする様子がテレビ等で報道されるたびに心が痛みました。
さて、9月1日に本校でも防災総合訓練が実施されます。そのねらいは、大地震発生時において、児童自身が安全に避難しようとする意識を高めることです。ふだんの避難訓練と違って、震度6以上の地震発生を想定した訓練です。負傷者あり、しかも校内放送は使えないという設定です。9時地震発生。サイレンの音とともに訓練が始まります。地震対策本部設置。職員集合。負傷者確認。避難経路確認。第一次避難開始‥‥‥‥‥。
 

子どもたちは「お・か・し・も」の約束を守って避難します。(お:おさない、か:かけない、し:しゃべらない、も:もどらない)
 "練習は本番のように、本番は練習のように"と言われますが、まさにその気持ちで真剣に訓練したいと思います。霧が丘地区でも、3日(宿泊訓練)と4日(実地訓練)に夏期防災訓練が実施されますが、いつ地震がきてもあわてずに行動できるよう、地域とともに安全確保の意識を高めたいと思います。


この夏、子どもたちはさまざまな体験をしたと思います。その体験を学習や各行事に生かし、めあてをもって一人ひとりの子どもたちが、さらなるパワーアップするよう職員一同で指導を充実させていきたいと思います。ご支援、ご協力よろしくお願いいたします。



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