平成17年6月1日

     学校通信  6 月号

霧 二 だ よ り

                                  横浜市立霧が丘第二小学校
                                  発行者 校長 椿 依






          「今 学校では………。」                  校 長   椿 依 都 代

「♪♪感謝して、感謝して一日を終わろうよ♪♪」   
 これは、「帰りの会のサンバ」という歌の一節です。25日の朝の音楽集会で、全員で歌いました。一日を無事に過ごせた時、心から感謝する気持ちのゆとりをもっていたいと常々思っている私は、この歌を聴いてすがすがしい気分になり、身体をはずませていました。そこで、今回は、この朝の音楽集会(私たちは朝音と呼んでいます。)から紹介していきたいと思います。
 朝音は、月一回の割合で定期的に実施していきます。クラス毎に順番に発表の機会をもち、音楽担当の大越教諭と担任の指導のもと練習を続けその成果が皆の前で披露されるわけですが、この発表が回を重ねる毎に充実してきているように思います。それは、合唱、斉唱、器楽演奏どれをとっても技術的に成長しているし、演奏する子どもたちの表情も生き生きと自信をもって取り組んでいる。しかも、演奏形態を工夫したり、動作や振りを入れたりとそのクラスの個性を発揮している様子が見て取れ、すばらしいと感じるわけです。この日の3年生の発表曲「友だち」という曲では、歌いながら手話でも見事に表現していました。また、発表の後で必ず交流会を設けていますが、学年の枠を越えて、多くの友だちが演奏者のよさを感じ取って言葉で伝え合うことができるようになっています。当日の感想を紹介します。
 「手話と歌といっしょにそろえるのはむずかしいのによく合っていました。」
 「いっしょうけんめいうたっていました。」「みんなの声が合っていました。」
 「やわらかい感じで美しい声、大きな声で歌っていました。」等々
毎日の授業、そして、教育活動の地道な努力が実を結んできていると私は思っています。皆様も朝音にぜひおいでください。


 あれあれ、あれはカルガモの兄弟、姉妹?これは24日のなかよしたてわり遠足でのことです。なかよし広場をお兄さんを先頭に一列に迷子にならないように歩いてくる集団、よく見ると本校の子どもたちでした。当日は絶好の遠足日和で、とても混んでいました。それぞれのグループでは、計画を実行するために、移動にしても活動場所にしても、6年生を中心に大いに気を配ったことでしょう。カルガモのように一列にくっついて歩くのもルールとして必要だったんだと思います。このなかよし遠足も2年目となり、ずいぶんと時間が有効に使えるようになりました。そして、ますます兄弟、姉妹のようにもなり、協力し合い助け合う様子がより多く見られました。一人ひとりに目を遣ると、それぞれの学年に応じた立場とルールを自覚して行動している様子も伝わってきました。6年生が昨年のことを学習して、りっぱにその務めを果たしていたのが今回も成功した大きな要因といえましょう。



 読書への積極的な取り組みも始まりました。本校では朝の読書タイムを設けていますが、本年度は、この時間帯に本の読み聞かせタイムが加わりました。ありがたいことに、地域の相田洋子様が読み聞かせをしてくださることになり、6月から月一回の予定で行います。今から楽しみです。また、各クラスの読書のめあてが決まりました。(後述)さらに、図書委員会の児童を中心に読書に関する活動が着々と準備されています。ワクワクします。
 こうした三つの活動例は、「豊かなかかわりのもてる子」「自ら計画し実行する子」を育むための大切な特色ある教育活動といえます。そして、自ずと確かな学力を身につける力になり、自分の目標実現のための力となると信じます。



 さて、いよいよ霧芝が新しく生まれかわります。思えば春夏秋冬を通して、なんとたくさんの恩恵をいただいたことでしょう。学習に遊びにと活用し、子どもたちはこの場所で自然とふれ合い、友だちや先生とふれ合い、さまざまな学びを得てきました。28日の「霧芝を心に残そう」では、多くの方が参加され思い思いに過ごしていらっしゃって、心和むひとときでした。霧芝はいつまでも私たちの心に残っていくことでしょう。
"ありがとう、さようなら、霧芝!!"















                                      平成17年5月1日

     学校通信  5 月号

霧 二 だ よ り

                                  横浜市立霧が丘第二小学校
                                  発行者 校長 椿 依





校 長  椿 依 都 代

 隠し味という言葉からどんなことを想像するでしょうか。 料理で使う言葉ながら人にたとえると、ちょっと秘密めいているけれどキラキラっと魅力が見え隠れする……。日本語話題事典(株.ぎょうせい)によると「はっきりとさとられないように何ともいえぬ味の微妙さを表すために特別に調味料を加減して用いること。」「加えたことによって、料理の味わいや材料のもち味を引き立たせる。」とあります。私は食べることが大好きなので料理することも好きになって、この隠し味(主に調味料)の存在の重要さにたどりつきました。誰でもご存知の塩、汁粉やあんへの利用はあまりにも有名です。その他いろいろチャレンジして顔をしかめるようなこともありました。意外な発見だったのがジャムで、豚肉のソースにはりんごジャム、カレーや牛丼にはマーマレード、ドレッシングにはブルーベリー等々、けっこう私なりに楽しんでいます。と同時に、何か仕事や活動を始めようとその段取りを考えるとき、料理のそれと似ているなと感じることが多々ありました。いかにも私らしい発想とお笑いになる方もいらっしゃるでしょうね。

 特に、教師としてわかる授業、楽しく力がつく授業を構築する際、隠し味をどう工夫するかが苦労でもあり楽しさでもあったように思います。私たち教師にとって"授業が命"といっても過言ではありません。子どもたちが学ぶ時間をいかに有意義に使って指導し、効果的な学習活動を展開していくか、そのために教材や指導方法を吟味し工夫し、時には資料等を作成したりして授業に臨むということを繰り返し行います。さらに、授業の隠し味に思いをめぐらし、日夜努力を続けてもいます。それは人によって様々だと思いますが、板書の工夫であったり、その場の方向を決める名助言であったり、心にストーンと落ちる声かけや絶妙なタイミングでの資料の提示だったり、時には情報機器を有効に使ったり……等々。その努力によって授業の味わいが深まり、一人ひとりの子どもたちのもち味が生きてくるのだと考えます。ですから、教師皆でこうした地道な努力をこれからも続けられるようがんばりたいと思います。

 さて、4月19日、思い出の1ページが霧一、二、三小に刻まれました。その名も「きりっこ協力1・2・3」。テーマ「つくろう仲間、かがやけきりっこ、1・2・3」の通り、三校の600人以上の児童が一同に介し、大いに盛り上がりました。最初ぎこちなかった子どもたちも"もうじゅうがりに行こうよ"のゲームが佳境に入ってくるや三校が入り乱れてのグループがそこかしこにできて大きな喚声がわき上がりました。"かもつ列車"のゲームの頃には、もう何日もいっしょに過ごした仲間という気持ちが感じとれました。"18年度からはこうなるんだな。"と感慨にふけったのは私だけではなかったように思います。当日は、天候にも恵まれ、動いたことでうっすらと汗をかきましたが、それは子どもたちの熱気が、天候以上の熱さを発していたことに一因があったようにも思います。それにしても、この第一回の会を成功に導いたのは三校の先生方の指導の元、一致団結して計画実行にあたったきりっこ協力委員会の子どもたちの活動という隠し味があったればこそと思います。

三校合同の活動は学年や形態を変えこれからも続きます。また、霧二小としても、統合に向け、自信と誇りをもって進んでいこうとさよならプランを計画実践していきます。日頃の教育活動を充実させることはもとより、大きな行事を中心として霧二小としての思い出づくりに弾みをつけていこうと考えています。具体的には運動会、霧二祭、オープンスクール、旅立ちの集い等を中心にしますが、隠し味をきかせて充実した盛り上がりをみせたいと考えます。保護者や地域の皆様方のご協力、ご支援よろしくお願いいたします。











                                      平成17年4月5日

     学校通信  4 月号

霧 二 だ よ り

                                  横浜市立霧が丘第二小学校
                                  発行者 校長 椿 依





        ことしもよろしく!! お願いいたします。         校長  椿 依都代

 うららかな春4月、霧が丘第二小学校は27名の新入生を迎え、児童数177名、教職員18名で17年度をスタートいたしました。私も本校の校長として続投することになり、喜び(ワクワク感)と同時に緊張(ドキドキ感)で身が引きしまる思いです。微力ではありますが、ことしもまたできる限りの努力を続けていきたいと思います。保護者、地域の皆様方には、これまで何かとご支援・ご協力いただいたおかげさまで、子どもたちは大きな学びを得て、元気に育っております。また、私をふくめ教職員に対しても温かい声かけをしてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。ほんとうにありがとうございます。

  さて、本年度は霧二小として最後の年となるため、新しい魅力ある霧が丘小に引き継ぐことができるよう充実した教育活動を展開していく子を育むための諸活動の工ことがこれまで以上に求められると考えます。そのため、皆様方のご支援・ご協力を仰ぐ機会も多々あるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。 そこで、3月の学校報告会で示しました17年度学校運営の基本的考えについて再掲し、ご理解を賜りたいと考えます。


1.学校教育目標

 (学び合い)

  友だちのよさを認め合い、自分の考えを出し合って、課題解決に取り組めるようにします。

  (個  性)

  自分らしさを発揮し、表現しようとする意欲を引き出すようにします。

 (横  浜)

  地域に根ざした学習を進めるとともに、国際理解教育・情報教育の推進に努めます。

 (心 と 体)

  信頼と思いやりをもって、お互いのつながりを深め、心身ともに高めていくようにし ます。              



2.めざす子ども像と身につけさせたい重点的学力


         キャッチフレーズ 知恵と勇気と輝く瞳




          豊かなかかわりがもてる子       自ら考え実現する子



         集中力、洞察力、コミュニケーション力、各教科の基礎基本の学力



        重点研テーマ「学びへの好奇心と豊かな感性をもつ夫」


3.具体的な特色ある教育活動

(1)小中連携を配慮した教育活動を推進する。   

@英語活動を推進する。   

  ・外国語や外国の文化に興味関心をもち、自分と異質な文化を受け入れ、自国の文化 の理
   解を深めようとする態度を育てる。    

  ・英語活動を通してコミュニケーション能力を高め、自分の考えを伝えるために言葉 を使うこと
  を大切にし、積極的に諸活動に取り組もうとする意欲・態度・能力を育 てる。   

 A情報教育を推進する。

・自らの課題解決に向け、情報の収集・選択・処理・表現・発信する活動を通して、 集中力、洞
  察力、コミュニケーション力を身につける。   

B効果的な連携を模索する。

(2)ふれあい活動の充実   

 @校内 ・縦割りなかよし班活動、異学年交流   

 A校外 
・地域との交流(おにぎりパーティ、ふれあいの会、各行事)        
・地域の先生(伝統行事、伝統芸能、お米つくり、点字・車椅子・ アイマスク体験)
・近隣校との交流(霧一、二、三小との合同学習活動、東洋英和、 国際翠陵、保育園、中学校)
 
 相手の気持ちを考え、尊敬や感謝の気持ちをもって活動できる能力と態度を養う。

(3)各教科等の基礎的学力の向上を図る。   

 @一人ひとりに寄り添う少人数指導  
 Aわかる授業のための指導法の工夫改善   
 B総合的な学習の充実(各教科との関連)    
 Cスキルタイムの活用

(4)子どもたちが安心して過ごすことのできる学校をめざす。     

 人権的配慮、防犯、防災、安全等から、広く子どもたちの安全について配慮していく。  

 (5)統合に向け、霧二小としての思い出づくり、新しい魅力ある学校づくりに努力する。

 なお、具体的な学習活動につきましては、学校説明会や 学校・学年だより、HP、PTA会議等でお知らせすると同時に、日々の活動の中で示していきたいと考えます。 さあ、17年度霧二小の出発です。


授業参観・懇談会について

第一回目の懇談会ですので、是非出席していただき たいと思います。よろしくお願いいたします。
4月11日(月) 2年、3年  授業参観 13:35〜   
          1年〜3年  懇談会  14:40〜
4月12日(火)
          4年〜6年  授業参観 13:35〜
          4年〜6年  懇談会  14:40〜


「きりっこ協力123」について  

平成18年度の統合に向けて、児童の様々な取組みを考えるために作られた児童委員会です。
霧1・2・3小の4〜6年生代表児童が、すでに昨年度から相談をし、計画を立て始めました。決ま
った内容は、会報等でお知らせしていきます。


      −平成17年度から教職員の自家用車通勤に関する制度が変わります!−
 
「学校敷地内駐車」は、平成17年4月1日(暫定期間3ヶ月)から、「自家用車での通勤」は、10月1日から児童・生徒の安全確保のため「原則禁止」になります。例外として、「敷地内駐車」は、児童に対する緊急時の対応や朝練習等職務上必要な場合に限り、「自家用車通勤」は、保育園送迎や家族の介護等、合理的な理由がある場合に限り、認めてまいります。

       学校開放運営委員会からのお知らせとお願い!

3月26日(土)に行われました会議の中で決まったことをお知らせいたします。
(この決まりは、平成17年4月1日以降の土・日曜日、祝・祭日から適用されます。)

○利用団体は自主管理をし、校門2ヶ所に利用団体名が書かれた札を掲げる。  
○責任者が、オレンジ色の腕章を付ける。 ○利用時間中は、門を施錠する。
○原則として、駐車禁止。 
○敷地内は、一切禁煙。 利用団体で校庭・体育館使用中の一切の責任を負うこととなりました。
  従いまして、利用団体以外の皆様への事故等への責任が負えませんので、土曜日・日曜日の
  児童への開放はいたしませんのでご承知おきください。よろしくお願いいたします。



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