10月10日、附属中2年生は日本についての造詣を深め、外国人留学生との交流を通して、文化やモノの見方・考え方の違いを実感し、英語でコミュニケーションをとる経験を積むことを目的としてFindJapan校外研修を行いました。7月から始まった事前学習では、5名で1つのチームをつくり、午前中のフィールドワークで訪問する場所について関連する情報を丹念に調べて、留学生への説明内容を準備してきました。訪問先の成り立ちや歴史、現在の役割など調べてみると、映像で建物の外見や名前は知っていたけれど、改めて知ったこと、興味を持ったことが沢山ありました。

今回の研修のスローガンは「Follow and Jade」~相手に自分の考えを伝え、日本について知ろう~でした。Followには留学生についてきてもらう、困っている友人を支援すると意味を、Jadeは翡翠のことで、鉱物の中で最も割れにくい性質を持つことから、目的を貫き通す力を持ってほしいという意味を込めて実行委員が2学年生徒の思いをまとめたものでした。前日に行った結団式では、全員でスローガンコールを行い、研修を成功させようという気持ちを高めることができました。

当日は晴天の下、日比谷公園に集合し、ペリカン噴水の前で一緒に行動する留学生と記念写真を撮ってフィールドワークに出発しました。その後は各チームが決めたコースを巡りました。東京駅、国会議事堂、皇居外苑、歌舞伎座、桜田門、首相官邸、日本橋など訪問先は様々。伝えたい内容を英語で説明する難しさと、わかってもらった嬉しさを感じながら、霞が関、丸の内、東京駅周辺を歩き、約3時間弱の充実した活動となりました。

日比谷公園で昼食をとった後は、警視庁、文部科学省、外務省、特許庁の内から事前に選んでおいた個人選択の省庁ツアーへと向かいました。各省庁では施設内を巡りながら、担当職員の方から日本の行政や社会を支える仕組みについて説明を受け、学んだことを熱心に記録し、疑問に思ったことをしっかり質問する姿が見られました。

生徒一人ひとりがFindJapanを実践した1日となりました。