【6年生】Q.先生、どうして、なわとびとストレッチングの課題を出したのですか?
今日は、気温が29℃まで上がり、夏を感じさせる陽気でした。
さて、学校からのプリントや課題は手元に届きましたか? 内容をお家の人と一緒に確認してくださいね。また、学習課題については、週ごとに課題の内容を決めてありますので、自分で計画を立てて、こつこつと取り組んでくださいね。
校庭開放を利用して、学校に来た ある6年生から、こんな質問をもらいました。
「先生、どうして体育の課題に、なわとびとストレッチングを選んだのですか?」
もちろん、このようなご時世なので「一人で安全にできる運動」を選びましたが、実はスポーツ科学の視点からも説明ができます。次のグラフを見てください。
【グラフの出典: 国立スポーツ科学センターより】
これは、「スキャモンの発育曲線」というグラフです。このグラフの「神経型」に注目してください。12歳のあたりで100%を迎えています。これを言いかえると、12歳前後で器用さやリズム感、バランス感覚をほぼ習得しているということになります。そこで、なわとびのように用具を操作しながらリズミカルに跳んだりタイミングよくなわを回したりする「巧みな動き」やストレッチングのように「体の柔らかさ」を高める時期として、最適とされています。つまり、動きを習得したり高めたりしやすい時期と言えます。
ただし、筋トレのようにトレーニングをして力を伸ばしたい場合は、身長が急に大きくなり大人の体に近づく13歳以降が適しています。
「いつ巧みな動きや体の柔らかさを高めるの? 今でしょ!!」ということで、家庭でできる範囲で取り組んでみてください。正しい運動の行い方で継続して取り組めば、自分の体は変わります。ちなみに、すっかり大人になってしまった先生は、体の柔らかさが高まるまでに時間がかかるようです。私もみなさんに負けじと、努力を続けていきます。
【今日の平山先生の記録:22枚(先週から1枚アップ)】
鈴木先生の記録は、また後日更新します。2組の皆さん、楽しみに待っていてくださいね。