学校の紹介

飯田北いちょう小学校の概要(平成29年5月1日現在)

  • 開  校:平成26年4月1日
    (創立4年目)
  • 学区域:上飯田町の北部
  • 児童数:282名(5/1現在)
  • 学級数:普通学級12学級
    個別支援3学級
校章
…いつも元気で
…いい笑顔!!
…誰とでも
…気持ちよく
…大切にしたい
…いい挨拶!!
…力を合わせて
…よりよい学校を
…生みだそう!!
飯田北いちょう小学校は、横浜市の西部、泉区上飯田町に在り、西は大和市、北は瀬谷区、南東は戸塚区、北東は旭区に囲まれた地域で、泉区の北西部と県営いちょう団地を学区にしています。
かつては田園風景の広がる農村地帯でしたが、昭和40年代後半に団地が建設され、急激に人口が増加したため、1973(昭和48)年にいちょう小学校が開校し、1979(昭和54)年に飯田北小学校が開校しました。一時期は、両校合わせて児童数3,000人の地域でしたが、現在は児童数約280人を少し超える少子高齢化が進む地域になっています。

飯田北いちょう小学校の特色の一つは、外国籍児童が多数在籍

外国籍児童が増えたのは、1998(平成10)年まで隣接する大和市に「インドシナ難民定住促進センター」があったことと関係します。研修が終わりセンターを出た難民の方々がいちょう団地に住むようになり、近年は難民の方々の呼び寄せ家族に加え、中国帰国者家族等も入居するようになりました。全校児童数が減少する中、外国籍児童は増える傾向にあります。

外国籍児童は、1989(平成元)年頃から増え始め、現在は133名が在籍しています。全校児童に占める外国籍児童の割合は約47%であり、外国にルーツをもつ児童を含めた割合は約54%になります。つまり、全校児童の半数が外国につながる児童(外国籍または外国にルーツを持つ児童)になります。

飯田北いちょう小学校の指導体制

飯田北いちょう小学校では「児童一人ひとりが安心して通える学校・安心して生活できる学校」を目指し、これからのグローバルな社会で活躍する人を育てたいという願いのもと、「心つながり 笑顔ひろがり 世界にはばたく」を学校目標に掲げ、全職員で児童一人ひとりを見つめ、見守り、指導をしています。
また、日常的・継続的に「多くの大人が児童を見守る」ために、学校・家庭・地域の連携は勿論のこと、ボランティア団体や大学関係者等とも協働して、児童のより確かで豊かな学習・活動づくりを工夫・実践しています。
その一例として、「国語」「算数」の学習に関しては、徹底した「少人数指導体制」をとっています。学年・ブロック等で調整し、共通の願いや目標に向かって協働していくために、学年内で時間割を揃え、2クラスを学級担任と少人数指導担当者、日本語支援教員、国際教室担当者が加わり、一人ひとりを丁寧に指導できるようにしています。さらに、学生ボランティアにも関わって貰い、現在は6人の大学生等に教室に入り込んで児童への学習支援をお願いしています。
このことによって、一人の担任が学級の児童の学習を一手に引き受けていたこれまでの方法と違い、学年やブロックの担任や少人数指導担当者、国際教室担当者、非常勤講師、学生ボランティア等多くの大人が授業に関わることによって、教科によっては1学年2クラスを5人の教師とボランティアがきめ細かく指導する体制が実現し、児童一人ひとりの学力保証にもつながっています。

全職員による協力指導体制

全教職員による協力体制は、「打ち合わせ」や「職員会議」「特別支援教育会議」「校内重点研究会」「学年ブロック研究会」等を生かして情報の共有化や目指す方向性等の共通理解を図ることを出発点として実施しています。統合4年目に入り、共通理解も進みつつあります。

年度の初めには、飯田北いちょう小学校のスタンダードを全職員で共通理解し、一人ひとりが同じ規準で子ども達の指導に当たれるようにしています。チームとして個に応じた丁寧な指導ができるように、研修等を生かしています。

児童の実態に応じて日本語指導や教科指導

外国につながる児童への指導については、児童の実態に応じて日本語指導や教科指導が行われています。具体的には、横浜市教育委員会の設置した「飯田北いちょう小日本語教室」で専門の日本語講師による日本語の初期指導や生活適応指導、国際教室担当者による日本語指導や教科指導、日本語支援非常勤教諭と外国語補助指導員、母語支援者によることばの支援等、児童の日本語力に応じたきめ細やかな指導が行われています。

「まち」との連携・協働

多様な家庭環境に育つ児童一人ひとりをより多くの目で見守るとともに、保護者同士及び保護者と地域の方々とのネットワークづくりを推進することは、児童の健やかな成長、より安心して豊かに生活することのできる「まち」づくりを目指す上で極めて重要なこととらえています。そのためにも「『まち』と共に歩む学校づくり」の活動にも力を入れ、多様な連携・協働の場を創造していくことが必要になります。
具体的には、上飯田連合自治会、いちょう団地連合自治会、「子ども会」、「学童クラブ」、「青少年育成協議会」、「はまっ子ふれあいスクール」さらには児童の日本語指導や学習支援に携わっている地域のボランティア団体等との日常的・継続的な連携・協働を推進したり、地域行事に積極的に参加したりするなどして、各団体と顔の見える関係をつくり、多方面から児童を取り巻くネットワークづくりを進めています。

放課後や休日の学習活動

「学童クラブ」や「はまっ子ふれあいスクール」は、児童が安心して活動出来る場となっています。しかし、高学年になると関わらない児童も増えてきます。そこで、旧いちょう小学校の校舎の一部を活用して、地域のボランティアの力を借りて、4年生以上の希望する児童に「放課後学習教室」を展開しています。そこでは、他にも、「親子の日本語教室」等も実施しています。本校の児童の健全育成、安心で豊かな生活づくりのために欠かすことのできない場となっています。

学校懇談会の際に実施している「学校説明会」では、日本人を含め、学習や友達関係の不安に加え、様々な疑問に丁寧に答えたり、学校教育に対する想いを伺ったりすることで、よりよい学習環境をつくっていくことに役立てようと考え、通訳の方をお願いして安心して学校にきていただけるようにしています。また、「夏休み学習教室」や「夏休みの見回り・声かけ運動」、さらには運動会・お祭りにおいても、保護者、地域の方々、ボランティアの方々との協力・協働を通して相互の信頼関係を強めることにも力を入れています。

上飯田地区3校連絡会の取組

1998(平成10)年より設置された上飯田地区4校連絡会(いちょう小・飯田北小・上飯田小・上飯田中)は、外国につながる住民が多数居住する本地域において多文化共生の学校づくり・地域づくりを目指してここまで多様な実践活動を展開してきています。2012(平成24)年度からは、横浜型小中一貫教育の実施にともない、教職員の積極的な交流や授業参観等を行い、上飯田中学校ブロックのカリキュラムによる教科指導や児童生徒指導が行われています。そして、2014(平成26)年度からは、飯田北小学校といちょう小学校の統合に伴い、4校から3校連絡会になっています。
PTAについても、定期的に交流会をもつなど、上飯田中学校ブロックの3校は学校と家庭の連携を含めた取組が行われています。
ちなみに、この3校連絡会の前身にあたる上飯田中学校ブロック4校連絡会は、2003(平成15)年に、これまでの実践が評価され「第34回博報賞」を受賞 しています。
具体的な活動としては、3校代表者の計画による3校教職員の連絡会・研修会や3校児童生徒交流会の開催、さらには、保育園・幼稚園、高等学校、各ボランティア団体等との懇談会・情報交換会の開催など、地道な取組を継続実践してきています。保育園(いちょう保育園・北上飯田保育園・横浜文化・YMCAいずみ保育園)幼稚園(いしかわ幼稚園・上飯田幼稚園・善隣館幼稚園・明成幼稚園)との交流活動(合同研修会、児童園児の日常交流、相互懇談会への参加等)も活発に展開されるようになってきました。

2016(平成28)年度の活動例

  • 3校連携担当者会(4回/年開催)
  • 泉ブロック担当者会(4回/年開催)
  • 泉ブロック拡大委員会(2回/年開催)
  • 4校児童生徒交流会(3回/年開催)
  • 授業交流会(2回/年開催)

大学・地域ボランティア団体等との連携・協働

児童の日本語指導や学習支援にかかわって、2001(平成13)年度より東京学芸大学の齋藤ひろみ先生の研究プロジェクト(外国籍児童への日本語指導に関わる研究、国際教室における日本語指導カリキュラムの開発研究)との協働研究に取り組んできました。プロジェクトは終了しましたが、今年度も引き続き、校内重点研究の講師として、「言語活動」に関わって、「多様な言語文化背景をもつ児童への教育支援」についてご指導・ご助言をいただいています。その指導を基に、全教員と共に研究協議を重ね、よりよい日本語指導・学習言語支援について相互の学びをつくり出してきています。
また、学習支援者として、多くの方に協力いただいています。地域のボランティア団体とは、日常的な情報交換等を行いながら連携を図っています。今年度も、「多文化まちづくり工房」の支援を受け、入学前の児童たちのプレスクールや放課後学習教室、夏休み学習教室等を予定し、家庭学習の困難な児童に学習補完を計画しています。
この他にも、近隣にお住まいの方に、朝の本の読み聞かせボランティアと学習支援ボランティアをお願いしています。
更に、命や平和を考える学習では、夢と希望を追い求めて難民となって母国を出てきた方、第二次大戦で中国大陸に残された中国帰国者の方々の体験談を伺い、平和の大切さ、命の尊さを知り、平和スピーチコンテストにつなげるため、地域にお住まいの方にボランティアとしてご協力をいただいています。
学生のボランティアについても、東京学芸大学をはじめ、明治大学、明治学院大学、横浜国立大学、鎌倉女子大学、国士舘大学、フェリス女子大学など、本校の児童が安心して学習したりいろいろな活動をしたりするときのサポートをお願いしています。

開かれた学校づくり

以上のように、飯田北いちょう小学校は、多くの方に支えられて学校経営が行われています。また、最近では、本校の地域のように、外国の方が一緒に学んだり生活したりする地域も増えてきていて、それに合わせるように、教育関係者による視察やテレビ局、新聞社、雑誌社等からの取材依頼もあります。
そこで、報道関係については、本校の取組をそのまま正確に報道していただくことを条件に、教育活動に支障がない範囲で取材を受け入れています。また、飯田北いちょう小学校のホームページを毎日更新し、保護者や地域の方は勿論のこと、多くの人に本校の様子を知っていただきたいと考えています。
また、最近では「国際理解教育」や「多文化共生」に興味をもって大学で学ぶ学生も増え、研究のために本校を視察したいと希望する学生からの問い合わせが増えています。児童の学習に影響が出ないことを条件に、また、できるだけ長期の関わりをお願いした上で、可能な限り学校として協力し後継者の人材育成についても寄与していきたいと考えています。
今年度、統合4年目となり地域・保護者・関係機関との連携をさらに密にし、学校目標『心つながり 笑顔ひろがり 世界へはばたく』の実現に向け、教職員一丸となって取り組んでいきたいと考えています。
Think globally, act locally. glocalな視点を大切にし、学校と家庭と地域が一緒になって、地域の一員として活躍する子どもを育てていけたらと思っています。

交通案内・地図

徒歩でお越しの場合

バスでお越しの場合

  • 相鉄いずみ野線「いずみ野駅」(特急・快速・各駅停車)下車
    神奈中バス立01[瀬谷駅行]乗り換え「早稲田」バス停下車 徒歩約9分
    神奈中バスい06[いちょう団地右循環]乗り換え「上飯田中学校入口」バス停下車 徒歩約9分
    神奈中バスい08[長後駅行]乗り換え「中屋敷」バス停下車 徒歩約6分 他
  • 小田急江ノ島線「高座渋谷駅」(各駅停車)下車
    神奈中バス高01[いちょう団地行]乗り換え「いちょう団地」バス停下車 徒歩約16分
    神奈中バス高01[上和田団地行]乗り換え「上和田団地行」バス停下車 徒歩約18分 他

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