■不審者対応訓練の様子 |
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平成17年6月28日に年度1回目の防犯訓練を行いました。 |
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●想定 不審者が東門を乗り越え(センサー発報確認)、たまたま開いていた東昇降口から侵入し、校舎内を徘徊。1年生の教室に飛び込んだ。 |
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●目的 万が一、不審者が侵入してきた場合の対処の仕方を身につける。 |
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■事前指導の例 (学級指導、当日朝、確認する) |
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平成17年6月28日に事前指導つきの防犯訓練を行いました。 |
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○不審者には決して近づかない。離れるようにする。 |
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○腕章がない人、来校者章がない人はすべて不審者である。見かけにだまされない。 |
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○教室に侵入された場合、ベランダに近い児童がすぐに鍵と出入り口を開けるようにする。声を出さず、教職員の指示に従う。
○ドアを閉めて対応する場合、机や椅子でバリケードを築く場合、指示により避難する場合、待機する場合
○センサーが感知し、発報した場合の対処の仕方
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○教職員がいない場合、机や椅子を間に置き、不審者との間隔を保つようにする。ベランダ越しに隣のクラスに連絡する。状況によっては自主的に避難する。 |
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○不審者の侵入を招かないよう、日頃から昇降口等を閉める、鍵をかけるようにすること |
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■訓練の内容 |
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●ベランダを使った避難をする場合の避難経路を確認
・各学級とも、自分の教室の扉から侵入された場合の経路、隣りの教室から侵入された場合の経路について確認する。 |
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●東門センサーチェック
・職員室の職員が直ちに対応し、状況確認 |
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●1年生の教室に侵入
・該当学級担任は、ほうき等で応戦、子どもはベランダを通って避難し隣りに通報。スクールガードを使って緊急発信
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●職員室で状況確認、対応班が急行する。
・「訓練、訓練、○階○側で△△が発生しました。状況を確認していますので、各教室で安全を確保し待機してください」
●第1次で駆けつけた職員が担任に加勢、もう一名が職員室に通告
・「○階○側で確かに大きな△△が1件発生しています。」
●職員室から避難を指示&警察連絡(2名で対処)
・「訓練、訓練。△△がひどいので、校庭に避難を始めてください」 |
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●不審者が侵入した場所から離れた階段を通って避難する。校庭に出たら早足か小走りで集合する。
●対応班はさすまた、机、棒等で対応しながら不審者の行動を妨げる。(警察が駆けつけるまで)この日は、事務室に誘導する。(校庭には絶対に出さないように施錠等対応する) |
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○6月28日は猛烈な暑さと湿度のため、子どもたちはグロッキー気味。でも、不審者は待ってくれない。炭坑に関係なく、身を守るために対処する必要がある。 |
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●人数報告、安全確認。朝の健康観察一覧を元に、確認する。その後の動向を確実に把握しておく必要がある。
○保健室待機児童等の確認をする。 |
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○報告が遅れている学級がある。速やかな報告を促す。万が一の場合、教職員も気が動転している場合があり得る。指示は簡潔に行う。
○この日避難に要した時間は3分45秒。避難訓練時より30秒以上多くかかってている。 |
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●評価
○校長、副校長、教務(担当)の3名
○一人ひとりの行動がみんなの安全を守ることを確認。
・今日の想定、目的などを確認
・避難の仕方
・1年生の対応
●この間、校舎内の安全確認を行う。
●安全確認終了後、教室へ戻る。
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■考察 |
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●不審者が侵入した近隣の学級の場合、安全確保が確実でないと、避難することが危険な場合があり得る。
・臨機応変な対応が必要な場合がある。
●避難の指示、警察連絡、近隣校連絡等に少なくとも2名は必要
●校庭に出た後の速やかな避難方法について確認が必要
●連絡の指示言葉の吟味が必要。発報箇所が実際の場所と異なる場合がある。
・今回は電波状態にのよるが検知箇所が想定した場所の上の階であった。
・確認応答に携帯電話を用いたが、発報が大音量のため応答は難しく、大声で叫ぶしかない状態だった。
・いつも携帯電話を「携帯」しているとは限らない。その場合の方策は?
・受け側の意識も必要
●当日、その時刻に、所定の方法を用いない「保護者の侵入」があった。自覚を促す必要がある。 |
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