横浜市の学校事務職員、M氏の1日を紹介します。注)事務職員の職務は、学校規模の違いや校内の役割分担によって異なる場合があります。ここに紹介するのはその一例です。また、製作年の関係で、一部、現在の実務内容と異なる箇所があります。

7月(修学旅行・土曜参観)

かしこい子
日中の気温も上がり熱中症が心配される季節ですが、全校に冷暖房が設置されたため快適に授業を受けることができます。光熱水費は各学校ごとに予算が配当されるため、学校で予算を管理し決算時には報告をします。毎月の電気代や水道代を見ることで、漏電や漏水がないか確かめたり、前年と使用量を比較して節約に努めています。
土曜参観を行う学校もありますが、平日以外に出勤する教職員の服務については、管理職とともに確認をしていきます。
4月に申請を受けた就学援助の結果が教育委員会から送られてきます。審査結果に基づいて支給の事務手続きを進めます。


 
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8月(夏季休業)

たくましい子
夏休みに入った学校では、子どもたちの姿は課業期間より少なくなります。大規模な施設修繕やワックスがけ等の清掃業務、備品の確認等のほとんどがこの時期に行われます。大規模修繕の着工会議では、学校事務職員も管理職と一緒に出席し、工事工程や注意事項を確認することもあります。
授業はありませんが、小学校では夏季水泳指導を開催し、中学校では補習授業を設定している学校もあります。また、中学校では毎日どこかの部活が活動しています。この期間には職員の研修が多く組み込まれており、校外へ出る機会も多くなるので、事務手続きの件数は増えることになります。


 
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9月(防災訓練・運動会・体育祭)

ビッグスポーツフェスティバル
学校では防災訓練を1年間に複数回行いますが、特に防災の日である9月1日には多くの学校で地域も含めた防災訓練を行います。地震から火災発生へ連続する場合や引き取りまで行う場合など、各学校で有事の際を想定して実施します。
秋に運動会(体育祭)のある学校では、本番当日へ向けて練習や準備に熱が入ってきます。運動会前日の準備も子どもたちと職員総出で行うため、雨で延期になるととても悔しく残念です。折角の準備も台無しになってしまうため、当日の天気を気にしながら準備しています。天候などにも左右される行事なので、急きょ物品が必要となる場合があります。


 


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