今日は改めて全学年の書初め作品を紹介いたします。

 1年生・・・フエルトペンで「お正月」、硬筆で「くじらぐも」の一節を書きました。フエルトペンで大きく間隔をあけて「お正月」を書くのは難しいです。えんぴつなら間違えても消しゴムで消せますが、フエルトペンは消せません。だから手本をよく見て、字も間隔もよく見て書きました。「くじらぐも」は子どもたちが大好きなので、一字一字しっかり手本を見て書きました。4月から今までの学習を通して身につけたすべての力を使って、集中して書きました。

 2年生・・・フエルトペンで「新しい年」と自分のめあてを書きました。1年生よりも紙が大きくなったので、字も大きくなりました。漢字とひらがなの字の大きさのバランスも考えました。漢字は大きめに書きました。自分のめあては、どんなことを頑張るのかえんぴつで下書きをしてから、フエルトペンで書きました。遠くからでもそれぞれのめあてがよく見えるので、素晴らしいです。

 3年生・・・3年生から毛筆が始まります。硬筆と異なり、細かい毛の集まりの筆なので、始筆・終筆など毛筆の使い方を4月から学習してきました。書初めは、とめ・とめはね・はらい・おれなどを使って「生きる力」を大きな紙に書きました。初めて体育館で三年生全員で書きました。筆にたっぷり墨をつけて、大きく太くのびのびと筆を運びました。ほとんどの子どもたちが大きな紙いっぱいに「生きる力」を書けました。廊下に掲示すると、どの書初めも力強さが感じられます。

 4年生・・・毛筆2年目です。これまでの毛筆学習で身につけた力を使って「元気な子」を書きました。3年生よりも漢字が一字増えました。「気」は、画数が多いので字が大きくなってしまいます。ほかの字との大きさをそろえて、バランスを考えて書けていました。文字の通り、元気いっぱいに「元気な子」を書けました。

 5年生・・・「美しい空」には、とめはらいがあります。硬筆でとめはらいに気をつけて書けても、毛筆では思うようにはできません。何度も練習して、とめはらいができた人は嬉しかったことでしょう。まだまだ自分のとめはらいに納得がいかない人は、これから何度でも挑戦してほしいです。

 6年生・・・あと3か月で小学校を巣立つので「希望の朝」は6年生にはぴったりの書初めです。とめはらいはありませんが、全体的に堂々として思いっきり集中して書くにはぴったりです。「希望」も「朝」も思いっきり明るく毛筆を使って書きたくなると思います。6年間の学習を通して高めて力を使って書いた大きな字は、ずっと見ていたくなる出来栄えです。