横浜市立下瀬谷小学校

| HOME | 学校概要 | 学校だより | 行事予定表 | 学校の活動 | 学校からのお知らせ | PTA | 地域連携 | サイト案内 |
平成21年度
学校だより目次
11月号の1
11月号の2
11月号の3
11月号の4
11月号の5
学習状況調査結果
10月号の1
10月号の2
10月号の3
10月号の4
10月号の5
統合改修工事 秋冬
 9月号の1
 9月号の2
 9月号の3
 9月号の4
 9月号の5
最後の体育祭
 7月号の1
 7月号の2
 7月号の3
 7月号の4
 7月号の5
統合改修工事 夏
 6月号の1
 6月号の2
 6月号の3
 6月号の4
 6月号の5
 学習状況調査
 5月号の1
 5月号の2
 5月号の3
 5月号の4
 教育プラン・評価
日向山小との交流計画
 4月号の1
 4月号の2
 4月号の3
 4月号の4
平成20年度へ
平成19年度へ

学校だより 全国学力・学習状況調査結果について

 全国学力・学習状況調査結果について
 
 平成21年4月に小学校6年生、中学校3年生を対象に実施した全国学力・学習状況調査の調査結果がまとまりました。今回の調査により測定できるのは学力の特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面に過ぎませんが、児童一人ひとりの力を付けることに、引き続き取り組んでまいります。地域、保護者のみなさまには、本調査の趣旨を十分に理解した受け止め方をしていただけますようお願いいたします。
 この調査結果を踏まえ、今後の本校としての取り組みについてご説明します。
 
「学力」のとらえ(今回の調査には、A問題とB問題があります)
 「学力」は、国や世界においても知識・技能にとどまらず学習意欲、思考力、判断力、表現力等までを含むものととらえられています。本校でも、その育成を重視した授業づくりに取り組んでいます。しかし、その「学力」が確かに身についているかどうかを「評価すること」は教育の歴史の中でも研究課題とされています。
 単純に課題を分けてみると、テスト等で数値化されて量的側面(点数が多い、少ない)として表されるものが「見える学力」として評価しやすく、特に知識・技能(読み・書き・計算)の学力は
評価しやすいといえます。
A問題といわれる『主として「知識」に関する問題』は、
  ・身に付けておかなければ後の学年の学習内容に影響を及ぼす内容
  ・実生活において不可欠であり、常に活用できるようになっていることが望ましい知識   技能など 
 
 反面「読み・書き・計算」を活用した思考力、判断力、表現力、問題解決能力、学ぶ意欲、学
び方等はテストなどで測定しにくく、「見えにくい学力」として評価が難しいとされています。
B問題といわれる『主として「活用」に関する問題』
  ・知識・技能を実生活の様々な場面に活用する力
  ・様々な課題解決のための構想を立て、実践し、評価・改善する力など
 
1 今年度の結果概要
(1)教科学習状況調査結果
  <国語・算数の傾向>
    国語・算数に共通した課題として、A問題「知識、技能の定着」B問題「知識・技能   を活用」する力共に課題が見られる。この原因として次の質問紙調査結果をみてみたい。
  
(2)質問紙調査結果
   ○朝食を毎日食べている。(93%)
   ○毎日同じくらいの時刻に寝ている。(75%)
   ○毎日同じくらいの時刻に起きている。(86%)
   ○難しいことでも、失敗をおそれないで挑戦している。(59%)
   ○物事を最後までやり遂げて、うれしかったことがある(83%)
   ○自分には良いところがあると思う。(51%)
   ○毎日(月〜金)7時より前に起きる。(20%)
   ○毎日(月〜金)一日あたり4時間以上テレビやビデオなどを見ている。(26%)
   ○学校の授業以外に(月〜金)一日あたり勉強する時間が1時間より少ない。(40%)
   ○学校が休みの日に一日あたり4時間以上勉強をする。(2%・神奈川県平均13%)
   ○家で自分で計画を立てて勉強をしている。(9%・神奈川平均25%)
   ○家で学校の授業の予習をしている。(8%)
   ○家で学校の授業の復習をしている。(6%)
   ○学校で友だちに会うのは楽しいと思う。(78%)
   ○学校で好きな授業がある。(67%)
   ○新聞やニュースに関心がある。(20%)
   ○学校の決まりを守っている。(9%・全国平均36%)
   人が困っているときは、どちらかといえば助けている。(53%・全国平均79%)
   ○近所の人にあったときは、挨拶をしている。(60%)
   ○人の気持ちがわかる人間になりたいと思う。(39%・神奈川平均の2分の1)
   ○いじめはどんな理由があってもいけないと思う。(42%・全国平均の約2分の1)
   ○国語の授業で学習したことは将来、社会に出たときに役立つと思う。(36%)
   ○400字づめ原稿用紙2〜3枚の感想文や説明文を書くのは難しいと思う。(48%)
   ○読書は好き。(20%・全国平均2分の1以下)
   ○国語の授業で段落や話のまとまりごとに内容を理解しながら読める。
                           (16%・神奈川平均の2分の1)
   ○算数の勉強が好き。(32%・神奈川平均40%・全国平均38%)
   ○算数の勉強は大切だと思う。(64%)
(3)考察
   ◎学校に来ることや友だちと遊ぶことの楽しさを感じているが、学習の大切さに気づい    ていない傾向が強い。家庭学習を自主的にする子もいるが、全く自分で計画を立てず、    取り組まない子が多く、その差が大きい。
   ◎規範意識が低く、社会の一員としての自覚が弱い。
   ◎読書が好きな子とそうでもない子の差が大きい。
  
2 これまでの取り組み
国語 
○教材分析を深くして、内容を深く読み取らせ、内容を要約させるようにしている。   
○授業の中に必ず感想やまとめなどを書く学習を取り入れる。
○読書をすることにより、自然に語彙量を増やしたり、読解力を身に付けたりできるように するために読書タイムを設け、読書に親しむように家庭にもはたらきかけている。
○文章や漢字を正確に読んだり書いたりできる基礎的なことを身に付けさせるため、繰り返 し学習を大切にしていく。
○さまざまな形態の文章にふれさせ、表現の工夫や効果までを読み取らせ、自分の表現に生 かせるようにする。
算数 
○考え方を図や文で表現する力を伸ばすために、書くことを大切にし、ノ−ト指導を丁寧に 行っている。
○既習内容を生かして、問題解決できるように掲示物を工夫している。
○基礎的な計算力をつけるために、繰り返し学習を授業の中に位置づけていく。
○グラフなどの資料を正しく読み取り、自分なりの考えを筋道立てて記述できるように、普 段から身近な資料に多くふれられるようにする。
○自分の考えを線分図に表し、考えの過程を順序よく説明できるように、また問題解決の過 程や自分の成長が見えるようなノ−ト指導を徹底していく。
その他
○規範意識を育てるために「下瀬谷小学校スタンダード」を決め実践する。
○校内重点研究を道徳教育として規範意識・自己有用感を持たせる。
校内漢字・計算検定試験に力をいれ、子ども達が自分のペ−スで意欲的に取り組み、基礎 的な力(漢字の読み書き、計算力)が身に付けられるようにする。
 
3 今後の取り組み
  ○生活・学習(生き方)の基礎として、基礎的な言語事項を一人ひとりに身に付けさせる。  ・目的に応じて必要な情報を取り出し、整理したり、効果的に書いたりできるようにする。
  ○基礎的な計算を正確にできるようにする。
  ・自分の考えを持ち、筋道立てて友だちに説明できるようにする。
  その他、上記「2 これまでの取り組み」を今後も継続して続けていきます。 
  様々な面での読解力やコミュニケーション能力が、学習を充実させる上で、自己有用感をも つ上で、また友人関係を円滑にしていく上で重要だと思います。授業中の集中力を高められる ように、就寝・起床時間など規則正しい生活習慣が身につくように、また、家庭学習が習慣 付けられるように、ご家庭でのご協力をお願い致します。


                                                      


(C)Copyright(C)2002 Shimoseya Elementary School.
All Rights Reserved.