「 YSFH Diary 」本校教職員による日記形式のブログで、本校の日々の活動の様子を写真付きで紹介していきます。

更新状況は新着情報欄に表示されますので是非ご覧ください。(※更新順ではなく、日付順に並んでいます。)

 

バンクーバー姉妹校交流研修】

  

実施期間:平成29年3月28日~4月4日 7泊8日

参加生徒:20名

日程 1日目 羽田国際空港からバンクーバーへ ホームステイ開始

   2日目 姉妹校David Thompson Secondary Schoolでの授業参加

       3日目 市内研修 ダウンタウン・ギャスタウン スタンレーパーク

       水族館見学

   4日目 姉妹校授業参加、ホールで本校生徒によるプレゼンテーション実施

   5日目 ホームステイ

   6日目 ホームステイ

   7日目 姉妹校でお別れ

       University of British Columbia 見学

       全日本空輸株式会社 バンクーバー支店長 坂元洋一郎氏からの

       講義を受講

   8日目 羽田国際空港着 解散

 

 バンクーバーでは、異文化における体験や交流活動などを通して国際コミュニケーション能力を養うために、ホームステイを実施しました。また、高度な英語運用能力を身につけるために姉妹校・デイビッド・トンプソン・セカンダリースクールに通学し、授業に参加しました。そしてカナダの文化、歴史を学び、地球温暖化など、地球規模の環境問題について姉妹校の生徒と意見の交換を行うことを目的に研修を行いました。

デイビッド・トンプソン・セカンダリースクールでは授業に参加し、姉妹校生徒の積極的な姿勢に刺激を受けることができました。また、毛皮の取引から始まったカナダの歴史や文化を学ぶことができました。デイビッド・トンプソン・セカンダリースクールではカフェテリアの食べ残しはコンポストで肥料にされ、敷地内の畑でその肥料を使って野菜を栽培しています。このような環境に配慮した取り組みを勉強することもできました。

 4日目には本校1・2年次の学校設定科目である「サイエンスリテラシー」の課題研究での成果や、本校や日本文化についてのプレゼンテーションを行いました。「プレゼンテーションの構成が良かった」「とても楽しめた」と好評をいただき、このプレゼンテーションを通して達成感と英語でのコミュニケーションにも生徒は自信を持つことができました。

最終日には全日本空輸株式会社 バンクーバー支店長 坂元洋一郎氏から、航空業界を取り巻く環境、今後グローバルリーダーとして活躍するために必要な資質についてレクチャーをしていただきました。グローバル社会で活躍するためには、言葉に出して表現することが大切であり、同じ文化を共有していないからこそ、様々な角度から自国の文化を説明できるようになる必要があるという内容が生徒の心に響きました。

 今回参加した生徒は姉妹校生徒と友情を育むことができました。さらにグローバルに活躍したいという意欲が高まり、海外で勉強や仕事をしたいという目標もできました。今年度も多くの方々のご支援やご協力のもと、充実したプログラムとなったことに心より感謝しております。

 

 

 

 

第128回日本森林学会 高校生ポスター発表

 平成29年3月28日(火)、第128回日本植物学会高校生ポスター発表が鹿児島大学郡元キャンパスにて行われました。本校からSGHマレーシア熱帯林調査に参加した1年次生3名が参加しました。全国から11校、19件の発表がありました。学会本大会のポスター発表も行われており、多くの研究者が高校生の研究について見に来てくださり、多くのアドバイスをいただくことができました。ポスター発表後の表彰式の中では、各校の自己紹介もおこなわれ、意見交換を行うことができました。

 

[奨励賞] 池田佳乃子、佐藤璃音、髙平夏芽「パーム油の可能性」

 

つくばScience Edge2017

 平成29年3月21日(火)~ 3月22日(水)つくば国際会議場で開催された、つくばサイエンスエッジ2017に本校の2・3年生13名が参加しました。21日には審査員による英語ポスターの審査が主に行われました。そこでは発表も質疑応答も英語により1対1で行われました。海外からタイ、マレーシア、ベトナム、フィリピン、シンガポール、マレーシアの国々から多くの学校が参加しており、発表内容もバリエーションに富み、高校生同士で盛んなコミュニケーションも行われていました。

 22日は午前中に口頭発表、午後はポスターセッションがあり、英語日本語のポスターを自由に見て回ることができ、様々な分野の発表を見ることができました。

 表彰では英語ポスター部門で3年次生の武冨巧君が3位を受賞しました。

 

  

 

平成28年度関東近県SSH合同発表会

  平成29年3月20日(月・祝)、平成28年度関東近県SSH合同発表会が東京工科大学(蒲田キャンパス)にて行われました。本校からSLⅡの優秀者、2年次生7名が参加しました。全ポスター発表の件数は400件ほどあり、多岐にわたる様々な研究の発表がありました。参加者の人数も多く、同年代の様々な分野の視点から質問や意見を得られるなど活発な交流が行われました。

 

 

 

 

Kanagawa International Science Forum 2017

 平成29年3月20日(月・祝)横浜国立大学で開催されたこのサイエンスフォーラムには

台湾から24校が参加し、約120件のポスター発表と約30件の口頭発表がありました。海外生も多く参加していたため、コミュニケーションは英語で行われました。

 本校からはSL・GSⅡの優秀者7名が参加し、英語ポスター賞として、「outstanding poster presentation award」を竹井 いずも(2年次)さんが受賞しました。

 

 

  

 

SGH甲子園」参加

  平成29年3月19日(日)、「SGH甲子園」が関西学院大学で開催され、本校から書類審査を通過した2年次生6名と、来年度グローバルスタディーズⅡ(GSⅡ)を履修する1年次生12名が参加しました。

 「SGH甲子園」は、全国80校以上のSGH指定校の高校生たちが集い、研究発表やディスカッションをすることで、プレゼンテーション能力や問題解決能力の向上を図る研究発表会です。

 本発表会において、額賀斗士くん(2年次生)は「油分解微生物による環境保全」と題して、英語による課題研究プレゼンテーションを行いました。また、一ノ瀬智裕くん、塚越栞奈さん、等々力優海さん、武川竜弥くん、塩田モエリさんの2年次生5名が「AIは人を豊かにするのか」と題するポスター発表を行いました。1年次生は様々な高校の研究発表を見学したり、他のSGH指定校の高校生と交流したりすることによって、来年度のGSⅡにおける研究の示唆を得たり、研究成果発表までの見通しを立てたりすることができました。

 

  

 

 

 

【日本天文学会 第19回ジュニアセッション】

  平成29年3月18日(土)、九州大学伊都キャンパスにて日本天文学会第19回ジュニアセッションが行われ、本校からSLⅡで研究をしている2年次生3名が参加しました。ジュニアセッションとは、日本天文学会会期中に行われる、高校生の天文分野に関する研究発表会であり、学会の研究者からアドバイスをいただけることが大きな特徴です。今回は、笛吹一樹君と藤村皓太君がポスター発表、角田柾君が口頭発表を行いました。ポスターセッションでは、多くの高校生や研究者に対してプレゼンを行い、特に研究者からは専門的な助言をいただくことができました。また口頭セッションにおいても、場所は大ホールでしたが堂々とした発表が行えました。今後の研究の発展につながる有意義な学会でした。次年度は千葉大学で行われる予定です。

  

 (発表テーマ)

 2年次 角田 柾

 「本校の望遠鏡を用いたM42の測光と分光観測」

 2年次 笛吹 一樹

 「銀河の傾きや大きさなどの測定」

 2年次 藤村 皓太

 「ハッブル定数を用いた宇宙年齢の推定」

 

マスフォーラム2017

  3月18日(土)本校にて、「数学に関する研究発表を通して、数学の興味・関心をさらに高め、次世代の数学研究者のネットワークを広げ、将来の数学研究に寄与する。」という目標を掲げた「マスフォーラム」を開催しました。
 海城中学校高等学校より生徒9名、東京工業大学附属科学技術高等学校より11名、東京都立戸山高等学校より14名、横浜市立南高等学校より5名、神奈川県立横須賀高等学校より2名、清心女子高等学校より2名、聖光学院高等学校より4名、本校より10名の生徒と本校卒業生を含む大学生も数名参加し、教職員を含め約70名の参加で行われました。昨年度にひきつづき今年度もジャズピアニストであり数学教育者でもいらっしゃる中島さち子さんをお迎えして基調講演をしていただき、さらに生徒発表の評価、助言をお願いしました。講演では「数学で国際交流 数学×音楽×世界:21世紀を創る」との演題で、数学をコミュニケーション手段の一つとして世界に羽ばたくお話をいただきました。先生のご講演の雰囲気がそのまま午前のホール発表に繋がり、非常にのびのびとした生徒の発表ができ、楽しいひと時を過ごせました。

 

 

 

 

ysfFIRST 2017

   平成29年3月18日(土)、本校で国際フォーラム「ysfFIRST2017」が行われました。

 国内から11校、海外からはNUS High School of Mathematics and Science(シンガポール)、 David Thompson Secondary School(カナダ)、国内のインターナショナルスクールSaint Maur International Schoolの参加がありました。各校から選抜された生徒により、質の高い研究発表が行われました。ポスター発表と同時に英語口頭発表(各校1件)も行いました。

 カフェテリアでは有志団体による高校生のワークショップも行いました。レゴロボ、ハンドクリームつくりなど小さな子どもも楽しめる内容でした。

 特別講演では、本校のスーパーアドバイザーで、2008年ノーベル物理学賞を受賞した

 小林誠先生から「反物質-素粒子から宇宙まで-」というタイトルでお話をいただきました。

 

[口頭発表賞]

市川学園市川高等学校 古川 彩絢

Optimization of Protoplast Isolation プロトプラストの単離と細胞融合における最適処理条件

 

[口頭発表賞]

NUS High School of Mathematics and Science  Belle Sow Miaoer

Emergent Properties from WS2 Empowered by Laser Sculpting and Au Nanoparticles Landscaping

 

[英語ポスター賞]

横浜サイエンスフロンティア高等学校  宮下 萌乃(2年次)

Recycling Robots for the Plastic Bottle Derived from the Plants

 

[日本語ポスター賞]

東京学芸大学附属高等学校賞  町田 遥佳

数学に支配される音楽~グラフから見る音楽と数学の関係~

 

  

 

【SGH課題研究発表会】

  平成29年3月17日(金)、本校でSGH課題研究発表会が行われました。

 グローバルスタディーズ(GS)特別講座報告、2年次生の課題研究(GSⅡ)の研究報告、シンガポールNUS模擬国連報告(派遣生徒2名)、オーストラリアイマージョン実習報告(派遣生徒4名)、マレーシア熱帯林調査報告(派遣予定生徒5名)の口頭発表の後、海外参加校生徒とのパネルディスカッションが行われました。グローバルスタディーズの研究を通じて解ったこと、海外研究に行くことで実際に見えてきたこと、海外に住んだからこその見方や考え方など様々な発表や意見がかわされました。

 全体発表の後は1・2年次生が17の分科会に分かれ、少人数でのディスカッションが行われました。GSⅡの生徒や海外研修プログラムに参加した生徒が各会場でファシリテーターを務め、活発な意見交換が行われました。

 

 

 

 

第58回日本植物生理学会 高校生研究発表

  平成29年3月17日(金)~ 3月18日(土)  鹿児島大学郡元キャンパス

  第58回日本植物生理学会高校生研究発表が鹿児島大学にて行われ、本校からSLⅡの2年次生3名が参加しました。発表件数は例年よりも少なめの32件でしたが、学会本大会のポスター発表も行われており、生徒は多くの研究者からの質問に答え、アドバイスを聞くことができました。ポスター発表の後には研究内容の近い分野での情報交換会も催されました。そこでは自分の研究について現在の課題点や今後の方向性など、意見交換を行うことができました。表彰では田代海渡君、岡部菜々子さんが最優秀賞を、中島玲菜さんが優秀賞を受賞しました。

最優秀賞 田代海渡

「ガマの葉の空洞は空気を地下に送るパイプライン~温度変化ではなく光合成が空気を送り出す鍵?~」

最優秀賞 岡部菜々子

「細胞が割れても生存できる~巨大単細胞生物オオバロニアの生存するための工夫~」

優秀賞  中島玲菜

「葉が水を弾かないチランジア~表面の水はどこへ行くのか~」

 

  

 

カナダ バンクーバー姉妹校来日

 3月15日(水)~21日(火)、ディビット・トンプソン・セカンダリ―スクールの生徒18名と引率教諭3名の方々が姉妹校交流の一環として来日しました。

 16日(木)は、本校英語部の生徒とともに校外研修に出かけ、JAMSTEC横浜研究所および横浜港湾研修に参加しました。17日(金)は本校で開催したSGH課題研究発表会に参加し、午後からはWelcome party で本校生徒と楽しい時間を過ごしました。とくに茶道部の活動に参加した生徒は、甘い和菓子と抹茶を味わい感動していました。18日(土)はSSH発表会「ysfFIRST」に参加し、多くの生徒と交流研修をしました。中身の濃い姉妹校交流となり、サイエンス生も良い刺激をもらえる機会となりました。<2017/3/31>

 

 

 

 

サタデーサイエンス

 3月11日(土)今年度最後のサタデーサイエンスは、スーパーアドバイザーの浅島誠先生の講演をいただきました。

 テーマ:「次世代を担う皆さんへ 科学と社会」と題して、これからの時代を担う本校生徒に、課題先進国である日本が今抱えている課題について、例えば少子化・高齢化社会の対応や、子どもの理科離れ、人口の都市への集中と地域の過疎化など、多くの問題に立ち向かい、これが解決すると国内外から信頼される、そのために人格と体力をもって教養のある人に成長してほしい、魅力ある人間力をつける努力をすることが大事であるというお言葉をいただきました。

 講演後は、生徒からの多くの質問にも丁寧にお答えいただきました。その中で、「教養のある人とは?」という質問に対して、浅島先生は、ご自身のご経験から、海外に行ったとき、日本のことを聞かれ、理科のみならず、国語や、社会のことなども知識として知っておかなければ世界では通用しないということを学んだので、皆さんも苦手なことにも屈しない、豊富な知識をもって教養のある人になってほしいとお話になり講演は終了しました。

 今後、生徒は知識や教養のある豊かな人間になるため、努力を重ねていくと思います。<2017/3/31>