カナダの姉妹校であるデビットトンプソンとのオンライン研修(2回目)

 今年の6月に続き924日(日)に、カナダの姉妹校David Thompson Secondary Schoolとのオンライン研修を行い、附属中学生と高校生が参加しました。この研修は、前半が文化交流部門、後半が科学部門という二部構成で行いました。

  文化交流部門では、英語で互いの夏休みについて話し合いました。生徒たちは異なる文化や生活様式について情報を交換し、国際的な視野を広げていました。 

 科学部門では、探究活動とフリートークを行いました。探究活動では、「A3サイズの紙1枚を使った高強度の橋の設計」についてディスカッションと実習を行いました。英語コミュニケーション力を駆使し、姉妹校の生徒と共に、物理的な知識を生かした創造的なアイデアを結集させました。附属中学生もこの研修に熱心に参加し、高校生たちに負けず劣らずの活躍を見せました。

 デビットトンプソンの先生方からは、「横浜サイエンスフロンティアの生徒が積極的に、楽しみながら発表を行っていた。前回の研修に比べて、探究活動がスムーズに進行し、互いに成果を上げることができている。」との感想をいただきました。この研修プログラムは、年間3回の開催を予定しています。次回の1月には、生徒たちのさらなる成長と発展を期待しています。

  

 

サイエンスイマージョンⅡ

 923日(土)に、高校2年次対象の「サイエンス・イマージョン」を実施しました。

このイベントは、10月に予定している沖縄研修旅行中に、沖縄科学技術大学院大学(OIST)で行う、英語での個人研究成果発表に向けた研修です。希望者、および高校2年次の課題研究(SLⅡ)中間発表の分野代表生徒が参加しました。

 

 日本の大学や大学院で学ぶ理系の外国人留学生を、講師としてお迎えし、生徒3~4名に講師1名という小グループで研修を進めました。午前中は、留学生からのアドバイスを受けながら研究発表用ポスターを作成しました。午後は、自分の研究成果を英語でわかりやすく伝えるためのトレーニングを行い、最後に合同グループ内で研究発表を行いました。最初は、英語での研究発表に対する不安や緊張が見られましたが、講師のサポートと生徒たちの熱心な取組により、研修最後のプレゼンテーションでは明らかな成長が見られました。

 研修終了後には、多くの生徒が自分の研究に自信と誇りを持ち、10月の沖縄研修旅行でのポスター発表本番を楽しみにしているようでした。このプログラムで新たな経験とスキルを身につけ、沖縄での発表を成功させるとともに、将来の国際的な舞台での研究発表につなげてくれることを期待しています。

 

 

 

宮古島研修

 

令和5913日(水)~916日(土)の3泊4日で科学に対する興味・関心を触発していくことを目的として、宮古島でフィールドワークおよび調査を行いました。宮古島の生態系と学校周辺の生態系と比較することで生物多様性について深めることができた研修でした。

詳細はこちらをご覧ください。

 

913日(水) 地下ダム資料館、友利のあま井(ガー)、インギャーマリンガーデンでの調査

    

地下ダムの仕組みとダムの水の観察   友利のあま井(ガー)の様子と観察できたヤシガニ  様々な植物がいたインギャーマリンガーデン

 

914日(木) 高野海岸、入江湾近辺の浜、サニツ浜での調査

   

 高野漁港付近の海岸におけるマイクロプラスチックの調査    春川様によるマングルーブについての説明と付近の土の採取

 

915日(金) 池間島海洋生物、宮古島市熱帯植物園での調査

   

 

   八重干瀬で確認できたサンゴ礁群とカクレクマノミ      ガイドの岡様による植物の説明と研究に生かすためのサンプル採取

 

916日(土) 雪塩ミュージアム、東平安名崎、来間島(タコ公園周辺)での調査

   

 雪塩の作り方ついての説明  ガイドの佐々木様による植物の説明  来間島(タコ公園周辺)での植生調査の様子と自生していたサクララン

 

令和5年度 第15回蒼煌祭 一文字スローガン「燐」 

99日(土)・10(日)に、本校の文化祭である第15回「蒼煌祭」を開催いたしました。昨年度は感染症対策として来校者を在校生の家族のみに制限しておりましたが、今年度は一般のお客様にもご参加いただくことができました。おかげさまで1日目は3495人、2日目は3512人、合計7007人の方々にご来校いただきました。

 さて、今年度の一文字スローガンである「燐」は原子番号15の「リン」のことです。赤リン、黄リン、白リン、紫リンなど様々な同素体をもち、マッチや半導体、DNAの構成成分など我々の生活から絶対に切り離せない元素です。各々の個性を生かし、自分の興味を突き詰めて進む。燃え上がる情熱。凛とした姿勢。私たちが目指すもの、私たちを表すものとして「燐」が選ばれました。

 クラスや部活動、委員会などの団体を通して生徒達は、燐の名に恥じない科学要素を取り入れた様々な企画を催しました。加えて、高校はSLⅡ中間発表優秀者による発表、附属中はSSの発表によって、日々の学習活動の成果を披露しました。また、コロナ禍を乗り越え、今年度は食品販売を再開することもできました。食品販売には生徒のみならずPTAの皆様にもご参加いただき、例年のオリジナルグッズの販売と併せて蒼煌祭をさらに盛り上げていただきました。

 そして、本校の蒼煌祭の特徴である科学技術顧問の企業・研究機関による企画には普段目にすることができない機器が並び、直接見て、触れることができました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

 

 

 

日本生物学オリンピック2023本選

817日~19日に静岡大学で生物学オリンピック2023本選が行われました。7月に3200人余りが参加した予選を突破した80名が本選に参加しました。本校からは深津友輔さん(3年次)、武藤唯歌さん(2年次)、中尾晴南さん(1年次)、松井大輝さん(1年次)の4名が参加しました。

 3日間にわたる選考の結果、武藤さんが銀賞、松井さんが銅賞、深津さんと中尾さんが敢闘賞を受賞しました。

 武藤さん、松井さんは、20247月にカザフスタン共和国で開催される国際生物学オリンピックの日本代表候補者にも選出されました。3月に実施される代表選抜試験に向けて準備を進めてまいります。

 

モデルロケット甲子園2023「優勝」・「ロッキード マーティン賞」受賞

8月5日(土)、小山市小山総合公園で開催された「ロケット甲子園2023」において、本校のチーム「sky flowers 02」が優勝しました。メンバーは、高校1年次:北山 夏光さん、岸田 悠希さん、中尾 晴南さん、附属中3年:鍋田 真穗さん、附属中2年:柿本 侑里さん、榎本 百桜さん、石津 瑠奈さん、小川 璃安さん、鈴木 ひなたさん、附属中1年:坂本 美優さんら10名。

また、女子だけで構成されるチームの最高位に贈られる「ロッキード マーティン賞」も受賞しました。

写真左:表彰式にて様々な授与 写真右:YSF保護者の応援団

R3年度に発足し、モデルロケットへの挑戦を始めたチーム「sky flowers」の当初の目標が、第41回 モデルロケット全国大会で受賞した「ロッキード マーティン賞」でした。

 

TEAM名の由来は、愛校心と誇りを込めて「S」と「F」を用いて、「sky flowers」・・・空を舞台に咲く花

 

本校はこれまで全国大会に4度出場し、延べ14名の高校生と29名の附属中学生がつくばの空の下で奮闘してきました。この経験と実績を糧に、次のステージであるロケット甲子園を目指しました。

 

 ロケット甲子園で優勝したチームには、世界大会であるIRC国際大会(International Rocketry Challenge)に出場する権利が与えられます。次の舞台(空)はイギリスです。

 

 

 

横浜市立大学 研究室訪問+キャンパスツアー

8月25日(金)にサタデーサイエンス特別編「横浜市立大学 研究室訪問+キャンパスツアー」を実施しました。当日は、本校の卒業生(横浜市立大学理学部4年生1名、生命ナノシステム科学研究科博士前期課程2年生3名)が研究室やキャンパス内を案内しながら、自分たちが経験した大学生活や研究についての話もしてくれました。

  訪問した研究室は、篠崎研究室(無機光化学)、本多研究室(物性物理化学)、内山研究室(再生発生学)、沓名研究室(植物ゲノム生理学)、守研究室(微生物生態学)です。各研究室に所属する先生方、大学生・大学院生から研究内容を教えていただき、生徒たちからの質問にも丁寧に答えていただきました。今回の参加者は22名で、中学1年生から高校2年次生までと様々でしたが、それぞれの知識や関心に合った説明をしていただいたことで、横浜市立大学の研究について理解を深めることができました。イベント終了後の生徒アンケートには、「研究する先輩の姿が見られて、自分が大学に行った時のイメージがしやすくなった」「色々な研究室で、研究に関する話を聞けたのが興味深かった」などの意見が多く寄せられ、この先の進路や将来やりたい研究の決定につながる貴重な時間となりました。

  

  

 

全国物理コンテスト『物理チャレンジ2023』本選

 8月19日~22日に岡山国際交流センターで物理チャレンジ2023本選が行われました。第1チャレンジに参加した約1000名から選抜された約100名が第2チャレンジに参加しました。本校からは楊弘毅さん(3年次)、池田裕貴さん(2年次)、佐藤耀大さん(1年次)の3名が参加しました。

 4日間にわたる選考の結果、佐藤さんが銀賞、楊さんが銅賞、池田さんが奨励賞を受賞しました。

 佐藤さんは2024年に行われるアジア物理オリンピック、国際物理オリンピックの日本代表候補者にも選出されました。3月に開催される代表選抜試験に向けて準備を進めていきます。

 

令和5年度SSH生徒研究発表会で最高賞「文部科学大臣表彰」を2年連続受賞!!

 8月9日・10日に、神戸国際展示場で令和5年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会が行われ、本校代表として3年次の帰山凛咲さんが、「水に吸着することで撥水するオオサンショウモの不思議な仕組み」に関する研究発表を行いました。

SSH生徒研究発表会は、全国のSSH指定校等の生徒が、日頃の課題研究等の探究活動の成果を発表する大会で、今年度は全国から221校が参加しました。

 

初日のポスター発表で、全6分野の中の生物B(植物・農学系)分野で代表校に選出され、翌日の全体会で口頭発表を行いました。その結果、各分野の代表校6校の中で、最も優秀な研究を行った学校として、「文部科学大臣表彰」を受賞しました。平成16年度より開催されているSSH生徒研究発表会で、同一の高校が文部科学大臣表彰を2年連続で受賞するのは初めてのことです。

令YSFH・YSFJH サイエンスカフェ

 8月24日に横浜市役所アトリウムでYSFHYSFJHサイエンスカフェを行いました。本校で行われている研究活動の紹介と、特別非常勤講師の中川先生によるサイエンス教室を行いました。附属中学校の研究紹介では、SSで取り組んでいる「乳酸菌に関する研究」(3年生)、「カラスノエンドウの鞘がねじれる現象」(2年生)が発表を行ってくれました。高校の研究紹介は、サイエンスラボとして自主的に研究に取り組んでいる1年次生が「ハナミズキの花弁がくっついている仕組み」、「センチュウが立ち上がって踊る現象」について発表してくれました。また、中高生が一緒になって取り組んでいるモデルロケットについて、普段の取り組みや大会での様子を発表しました。

 中川先生のサイエンス教室は、「身近にある不思議から研究テーマを見つける視点の養い方」について、参加していただいた方々にも考えてもらいながら進められました。カエルやちょっと変わった植物など、実物を見ながら熱心に聞き入る様子がうかがえました。

 

市役所アトリウムという開かれた場で実施した初めての試みでしたが、多くの方に見聞きしていただけました。参加していただいた方々、ありがとうございました。

 

令和5年度2学期始業式および各種表彰 

8月28日(月)に2学期の始業式が行われました。夏休みを終えて、あらたな気持ちで附属中生および高校生が登校し、ホールから各ホームルーム教室への中継による始業式に臨みました。

また始業式の前には、各種表彰が行われ、夏休み中に開催された「令和5年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」において最高賞の文部科学大臣賞を受賞した高校3年次生の帰山凜咲さんが壇上にて表彰を受けました。同賞については、本校にとって2年連続での受賞となり、快挙であることも藤本校長先生から紹介がありました。

 

理研よこはまサイエンスカフェ  ~「くすり」を創る科学 AIとシミュレーションによる未来~ 

85日(土)本校交流センターで理研よこはまサイエンスカフェを実施しました。理化学研究所横浜事業所生命機能科学研究センターの本間光貴チームリーダーより、創薬におけるシミュレーションやAIの活用、未来への展望についてお話をいただきました。

本校生徒だけでなく、一般の方も40名ほど参加しました。分子構造や量子力学の計算など難しい内容でしたが、予定時間を過ぎても質問が絶えませんでした。暑い中、それに負けないくらいの熱い時間でした。

 

 

 

浅島先生・小島先生と卒業生との懇談会が実施されました

 8月1日(火曜日)浅島先生・小島先生と卒業生との懇談会が実施されました。昨年度に引き続き、3回目になります。2・5・8期の卒業生7名(うち1名はオンライン参加)と浅島先生・小島先生・藤本校長がYSFについて真剣に語り合いました「YSFで学んできたことが現在、どのように役立っているのか」「10年後YSFがどのような学校になってほしいか」などについて、卒業生たちの率直な思いを語ってもらいました。これからのYSFについて語り合う素晴らしい時間になりました。

 

令和5年度 1学期終業式

  721日(金)に令和5年度1学期の終業式が行われました。式の前に行われた各種表彰も含めて、ホールからの中継を教室につないだ形で実施しました。

 終業式では藤本貴也校長より講話がありました。人や世の中との関わりの大切さについて、始業式や入学式でお話をされた内容に触れ、1学期を人との関係性から振り返るようお話がありました。気遣いや思いやりを表現する上で「挨拶」の大切さについて、社会との関わりの具体的なものとして通学時、公共の場でのマナーの在り方をあげて、自ら身につけた力を自己満足で終わらせず、還元するべき「他者」や「社会」の存在に目を向けるよう、お話がありました。

 2つ目として5月に行われた体育祭、9月に行われる文化祭を取り上げ、自らの役割に責任をもって取り組むことの大切さとともに、それらの活動をとおして仲間とともに積極的な学校生活への関わりを求められました。

 最後に、将来を見据えた目標設定を定めているか、その目標達成にむけて挑戦ができたか、一日一日を大切に過ごせたか、などを問いかけられ、積極的にチャレンジする夏休みにしてほしいと締めくくられました。

*講話をされる藤本校長先生

WRO Robo Sports 東日本大会

 7/17(月)WRO Robo Sports 東日本大会が行われ、本校ロボット探究部が出場しました。

チーム「チーム」        準優勝(全国大会出場)

チーム「土曜出勤@SPIKE 信者」審査員特別賞

という成績を収め、「チーム」は8/27(日)の全国大会への出場が決まりました。「土曜出勤@SPIKE 信者」も準々決勝でサイエンス同士での同士討ちとなり、惜しくも全国大会への出場が逃しましたが、ベスト8と健闘しました。今後とも応援よろしくお願いします。

            

                                            準優勝 チーム

             

  審査員特別賞 土曜出勤@SPIKE 信者        大会の様子

 

東京大学理学部の伝統を引き込んだ知識と知恵の泉

 本年度も1年次の生徒を対象に、本校の常任スーパーアドバイザーの浅島誠先生が「サイエンスに対する真摯な向き合い方」や「学ぶ意義」について生徒と活発な意見交換をしてくださいました。浅島先生の長年の経験からくる様々なお話に生徒たちは刺激を受け、今後の高校生活における目標を立てたり、横浜サイエンスフロンティア高校でのこれからの過ごし方について考える貴重な時間となりました。

 

 各クラスを2分割して20人程度の少人数で実施することにより、密度の濃い時間を過ごすことができました。浅島先生は4月から7月にかけての全12回のサロンで、1年次生全員と交流されました。

 

サタデーサイエンス ユーグレナ 鈴木健吾先生特別講演

今回ご講演をしてくださったのは、ミドリムシ博士として知られている株式会社ユーグレナ執行役員CTOの鈴木健吾先生です。講演のテーマは「ミドリムシ研究による国際的な社会問題解決の可能性」でした。 

鈴木先生が学生の頃から研究をされているユーグレナ(和名:ミドリムシ)について、睡眠の質の改善やインフルエンザ感染症状抑制の効果をもつパラミロンを含んだ食品としての利用可能性や、ユーグレナ由来の培養土、バイオ燃料としての利用可能性等のお話をしていただきました。また、鈴木先生の大学時代の経験やユーグレナ社の設立、フレームワークを用いた海外展開も含む今後の展望など多くのことをお話ししてくださり、生徒はとても集中し関心を持って聴いていました。

さらに、ユーグレナ100%ハンバーグやDHAを多量に含む微細藻類オーランチオキトリウムを使用した寿司の開発、目的形質をもつミドリムシを選択して作出するスーパーミドリムシ等、鈴木先生が取り組んでいる様々な挑戦について、生徒が笑顔で楽しそうに話を聴いている様子が印象的でした。

講演の最後には鈴木先生に生徒からの質問を受けていただき、ミドリムシによる免疫力の向上や、宇宙でミドリムシに起こる変化についてなど、ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくださいました。

また、鈴木先生の著書を購入した生徒が講演後にサインをいただく姿も見られました。

 

ご自身の研究分野を生かし、会社を立ち上げ、地球規模の問題の解決に貢献している鈴木先生のお話を聴くことができ、生徒にとって非常に貴重な経験となりました。

 

64日(日)カナダの姉妹校であるデビットトンプソンとオンライン研修

 64日(日)に、カナダの姉妹校であるデビットトンプソンとオンライン研修を行いました。この研修は、前半:文化交流部門、後半:科学部門という二部構成でした。

 文化交流部門では、主に自国の文化や習慣について英語で話しました。

 科学部門では、探究活動、プレゼンテーション発表、フリートークを行いました。また、今回初めて導入された英語での探究活動では、滞空時間の長い紙飛行機の作り方について姉妹校の生徒と一緒に考えました。

 英語でのコミュニケーションは緊張や困難もありましたが、生徒は互いに理解し合いながら、文化的にも科学的にも新しい視点を得ることができました。

 更に、この研修に附属中学校の生徒も参加してくれました。その結果、中高と日加融合をめざした研修となりました。

 

 この研修は、通年で行われるため、1年後の生徒の成長が楽しみです。

  

FLL Morocco Open International 2023

5/18()から5/21()までFLL Morocco Open International2023がモロッコのマラケシュで行われ、ロボット探究部のチーム「Light Side Robotics」が

チャンピオン賞 第3

ロボットパフォーマンス賞 第2

コーチ·メンター賞

の3冠受賞となりました。

  3度目となるFLL世界大会ですが総合で3位というのは初の快挙です。

FLLは自律型ロボットで230秒の間にミッションの攻略を目指す『ロボットゲーム』と「イノベーションプロジェクト」「ロボットデザイン」「コアバリュー」の3分野の『プレゼンテーション』で構成され4分野の総合成績でチャンピオン賞が決まります。

今シーズンのテーマは「SUPER POWERED」エネルギーに関するアイデアについての研究としてイノベーションプロジェクトではLight Side Roboticsは牛のゲップから出るメタンに着目し、温室効果ガスの回収及びエネルギー問題の解決ということで牛のゲップを回収するマスクの開発を行いました。

ロボットゲームでは415点満点中405点を獲得し、ロボットパフォーマンス賞第2位の受賞となりました。

 

ロボット探究部の企業スポンサーのコンチネンタル·オートモーティブさんをはじめ、牛のマスク開発にご協力いただいた東京農工大学さん、交流会を通じてアドバイスをいただいた東京大学RoboTechさん、その他数多くの専門家の皆さん。後輩たちにアドバイスしに来てくれた3期、7期、9期、10期、12期のOBOGの皆さん、保護者の皆さん、準備から当日の運営まで行ってくれた大会スタッフやボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。互いに刺激しあい高め合ってきた世界中のFLLチームの皆さん、また来シーズンお会いしましょう。

     チャンピオン賞 第3位

 

   ロボットパフォーマンス賞 第2位

 

     プレゼンテーションの様子

 

サタデーサイエンス 中川先生

 

513日、第2回目のサタデーサイエンスが行われました。今回ご講演くださったのは、サイエンスリテラシーでもご指導いただいている、特別非常勤講師の中川知己先生です。

長年に渡って中川先生が研究をされているマメ科植物と根粒菌の相利共生のお話をはじめとして、植物と微生物の関係性から「他者とどのように付き合えば良いのか?」という人生の問いにまで発展するお話をしていただき、生徒たちは非常に興味を持って聴いていました。

また、講演の最中に中川先生から生徒への発問があり、それに対して生徒から活発な意見や多くの質問が出ていました。中川先生は生徒のそれらひとつひとつに対して丁寧に回答や助言をしてくださり、生徒たちにとって大変充実した講演会となりました。

 

今回も質疑応答では時間の制約によって途中で打ち切らなければならないほど生徒から質問が出ており、生徒たちの熱心な様子が見られました。講演終了後には生徒が中川先生のもとに伺って、講演時間内に聞くことが出来なかった質問をしていました。今回の講演や先日のサイエンスリテラシーでお話しいただいた内容をきっかけに、これから始まる研究に向けて意欲的に取り組んでほしいと思います。

 

 

 

 

開校記念講話

 

5/2()5時間目の授業終了後に、校長先生並びに本校の特別科学技術顧問でいらっしゃいます小島謙一先生より、開校記念講話をしていただきました。

校長先生からは、本校のネーミングに至るまでの経緯について紹介をしていただきました。「横浜サイエンスフロンティア高等学校」に校名が決定するまでには紆余曲折があり、様々な苦労や多くの方々が関係していることを知ることができ、大変興味深く貴重なお話を伺うことができました。

 

小島謙一先生からは、開校までの経緯や、特に開校に際し多大なる貢献をしていただきました和田昭允先生について、ご紹介をいただきました。和田先生は、ご高齢にもかかわらず、現在も本校のスーパーアドバイザーを務めていらっしゃいますが、当時、本校の理念・コンセプトから、具体的な構想の検討まで、幅広くご尽力いただいたことを伺いました。そのようなお話をお聞きするのは初めてでしたが、改めて本校の開校に携わっていただいた先生方・関係者の皆様方に感謝をする貴重な機会となりました。

 

サタデーサイエンス 藤嶋昭先生 特別講演

 

 415日、第1回目のサタデーサイエンスが行われました。このイベントは、1年次生を対象に、大学や企業の方が様々なテーマでサイエンスについて講演をしてくださるものです。

 今回は本校スーパーアドバイザー藤嶋昭先生(東京大学特別栄誉教授、東京理科大学栄誉教授)で、テーマは「科学を楽しく」でした。藤嶋先生は、光触媒の第一人者で、ご自身の研究が認められるまでの苦労や光触媒が身近で使われている例をお話してくださいました。新幹線の喫煙室の消臭・除菌、劇場のガラスや建物の外壁・看板、駅の屋根部分にあるテントなど、私たちが生活する中で目にする多くのところで光触媒は活用されています。また、光触媒がコロナウイルスにも効果的であることや、水をきれいにする研究など現在も研究をされているとのお話もあり、生徒は非常に興味をもって聴いていました。

 今回も質疑応答の時間内では足りないくらい生徒からの質問が出ていました。藤嶋先生もその一つ一つに丁寧にご返答くださいました。藤嶋先生のご講演でいただいた刺激を、これからの高校生活に生かしてほしいと思います。

 

離任式・対面式

 
 4月12日(火)に離任式および対面式が行われました。
 この春に離任された12名の教職員に来校していただき、最後の生徒へのメッセージをいただきました。最後には生徒より花束の贈呈もあり、温かい雰囲気で新天地に臨むみなさんを送り出すことができました。
 午前中には生徒会事務局を中心とした生徒たちの運営による対面式も行われました。代表の先輩たちによる激励の言葉や新入生代表の挨拶、体育祭に向けた色決めセレモニーなども盛り込まれ、歓迎ムードの中で実施されました。
 また、対面式の中で生徒会事務局より今年度のYSFの一文字スローガンである、「燐(りん)」の文字が発表されると、どよめきが起こりました。このスローガンはノミネートされた5文字の中から生徒総会での集計結果で決定しました。リンは15番目の元素で、白リン、赤リン、紫リン、黒リンなど、様々な同素体を持っており、マッチにも使われています。このリンのように、個人の個性を発揮し、YSFも15年目を迎える2023年度を活気づけていく、という意味が込められています。 

<対面式の様子>

 

 

第15回入学式

 
 「令和5年度 第15回入学式」が4月11日(月)に挙行されました。新入生は引き締まった表情と堂々とした姿で式に臨みました。
 藤本貴也校長からは「より高い目標へ向かう気概と他者を尊重した思いやりの気持ちを持った高校生活を」というメッセージが新入生に送られ、常任スーパーアドバイザーの浅島誠先生からは「時代の先頭に立つためには、感謝と思いやり、仲間を大切にすること」とお話をいただき、ともに他者との関わりに触れた訓示を述べられました。新入生代表の根本快さんも、3年前の休校が続いた中学入学当初を振り返り、お互いの豊かな表情を通したコミュニケーションをとれるようになってきた喜びを冒頭にあげたことも印象的でした。新入生たちはこの入学式をとおして「仲間とともに歩むこと」を胸にとめ、決意新たにした日となったことと思います。

<式辞を述べる藤本校長先生>      <誓いの言葉を述べる新入生代表 根本快さん>   

令和5年度着任式・始業式

 約2週間の春季休業を終えて、4月7日(金)に令和5年度の始業式が行われました。昨年度と同様にホールからの中継を教室につないだ形で式を実施し、新年度のスタートをきりました。

 各年次のクラス替え発表を終えた後に行われた着任式では、高校・附属中に着任した教職員・事務員16名の紹介と、年次・学年担当職員の発表がありました。

 始業式では今年度より着任された藤本貴也校長より講話がありました。はじめにWBC決勝戦での野球日本代表チームの例をもとに、恐れず目標に向かって行く姿勢、最後まで自分を信じて挑戦し続ける姿勢の大切さについてお話をいただきました。2つ目として、新型コロナウイルス感染症への対策に関連して、マスクの着用に関する取扱いについてあらためて確認がなされました。3つ目は、来週から入学してくる新入生に対して、アドバイスや支援、何気ない気遣いや心遣いで支える先輩であってほしいという言葉をいただきました。最後に自分の目標に果敢に挑戦していってほしいという励ましとそれを教職員がサポートしていく約束をされて、力強く講話を締めくくられました。

 

<講話をされる藤本校長先生>           <新クラス発表の様子>