「 YSFH Diary 」本校教職員による日記形式のブログで、本校の日々の活動の様子を写真付きで紹介していきます。

更新状況は新着情報欄に表示されますので是非ご覧ください。(※更新順ではなく、日付順に並んでいます。)

 

【サタデーサイエンス】

  9月23日(土)、理化学研究所横浜キャンパスの一般公開に、サタデーサイエンスの一環として1年次生が参加しました。この一般公開は、普段見ることができない研究施設が公開され、理化学研究所がこれまで取り組んできた研究活動や最新の成果を紹介するイベントです。
 様々な科学的な体験をするブースが多数出展され、そのスタッフとして理化学研究所の研究者と共に、一般のお客さんをおもてなしするボランティアとして、本校の71名の生徒が参加させていただきました。研究成果をポスターを用いてプレゼンテーションしたり、小中学生に科学的な体験させてあげたり、体験プログラムのなかでも1・2位を争うほど大人気な、凍ったマシュマロを食べさせてあげたりして、それぞれのブースで活躍する様子は、科学の面白さを伝える科学者としての役割を、十分に全うしているかのようでした。研究者の方と一緒に仕事をするだけでなく、休憩時間にはお話をする貴重な機会にもなり、ボランティアに参加した生徒たちは、長丁場だったにもかかわらず、目を輝かせて帰ってきました。

      

 

 【バンクーバー姉妹校交流研修】

  

実施期間:平成29年9月19日~9月26日 7泊8日

参加生徒:16名

日程 1日目 羽田国際空港からバンクーバーへ ホームステイ開始

   2日目 姉妹校David Thompson Secondary School(以下DT)での授業参加

       本校生徒によるプレゼンテーション実施

       3日目 姉妹校のビクトリアでの社会科研修に参加

   4日目 市内研修 University of British Columbia グランビルアイランド

       姉妹校交流10周年レセプション

   5日目 ホームステイ

   6日目 ホームステイ

   7日目 姉妹校での授業参加後、お別れ

   8日目 羽田国際空港着 解散

 

 バンクーバー姉妹校交流で生徒はDTでの授業に参加し、毛皮の取引から始まったカナダの歴史や文化を学び、地球温暖化など地球規模の環境問題についての意見交換等を行いました。DTではカフェテリアの食べ残しはコンポストで肥料にされ、敷地内の畑でその肥料を使って野菜を栽培しています。このような環境に配慮した取り組みを見学することができました。また日本への関心を深めてもらうため日本文化やYSFHについてプレゼンテーションを行いました。本校生徒は英語でのコミュニケーションを楽しみ、自信を持つことができました。さらに社会科の授業の一環として姉妹校生徒と共にビクトリアを訪れ、研修を行いました。ブリティッシュ・コロンビア州議事堂の議会本会議場では白熱した議論を見学し、政治に対しての興味を持つことができました。生徒は滞在中、ホストファミリー宅から姉妹校へ通学し、ホストファミリーとの生活を通じてカナダの文化を学び、姉妹校生徒と深い友情を育むことができました。

また、今回の訪問ではデイビッド・トンプソン・セカンダリースクールとの姉妹校提携から10周年を記念してレセプションが開かれました。今まで姉妹校交流を支えて下さったDT及びバンクーバー市教育委員会関係者、そして本校栗原校長が一堂に会し、在バンクーバー日本総領事館から岡井総領事のご臨席も仰いで、10周年を祝いました。

本研修に参加した生徒たちは、様々な体験を重ねグローバルに活躍したいという意欲が高まり、海外で勉強や仕事をしたいという目標もできました。今年度も多くの方々のご支援やご協力のもと、充実したプログラムとなったことに心より感謝しております。

  

  

 

【SSHイギリス サイエンス研修】

  9月18日(月)~ 24日(日)に代表生徒3名が、本校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の一つであるイギリス サイエンス研修に参加しました。本研修では、歴史ある、かつ最先端の研究所を有するイギリスでサイエンスに関する知識を深めることを目的として、オックスフォード、ケンブリッジ、ロンドンを訪問しました。
 オックスフォードでは、オックスフォード大学で数学を専門にしている先生とお会いし、カレッジのシステムを教えていただいたり、図書館や学生寮を見学させていただいたりしました。
 ケンブリッジでは、ケンブリッジ大学の幹細胞研究所と、隣接するガードン研究所を訪問し、研究者の方々と交流しました。また、幹細胞研究所では生徒3名が各自で取り組んできた研究をポスター発表する機会をいただき、18人もの研究者を前に生徒は精一杯英語で発表をし、質疑応答も行いました。
 ロンドンでは、グリニッジ天文台や大英博物館を訪れ、科学の歴史を実際に目の当たりにすることで、サイエンスへの興味関心がますます強くなりました。
 今後は研修の成果を報告書とポスターにまとめ、全校に還元していきます。

  

 

 

【平成29年度 第9回蒼煌祭 テーマ「雅」】

  9月16日(土)・17(日)に、本校の文化祭である第9回「蒼煌祭」を開催いたしました。
 今年度のテーマである「雅」には、本気で取り組んで企画を洗練させ、華やかな文化祭にしようという意味が込められ、文化祭実行委員の生徒を中心に、熱心に準備を重ねてきました。
 今回は、台風の影響を考慮し、2日目の公開終了時刻を1時間半繰り上げさせていただきました。しかし、そのような天候のもと、また時間変更があったにも関わらず、1日目は4364人、2日目は3915人、合計8279人という、昨年を超える多くの方々にご来場いただくことができました。本校に興味を持ってくださっている方々が年々増えているということを、改めて実感する機会ともなりました。生徒もよく協力して予定変更などに柔軟に対応していました。
 また、今回から附属中学生も参加となり、合唱祭や課題発表で、十分に力を発揮しました。
 お越しくださった皆さま、ありがとうございました。

   

      

          

 

【第81回日本植物学会 高校生研究発表

  平成29年9月10日(日)に第81回日本植物学会高校生研究発表が東京理科大学野田キャンパスにて行われ、本校からSLⅡ生命科学分野植物コースの2年生次2名が参加しました。多くの研究者らが見に来てくださり、たくさんのアドバイスを受けることができました。
 表彰式では横屋稜君と鈴木凛君がともに優秀賞を受賞しました。
 式後には公開講演があり、名古屋大学教授の東山先生、国立科学博物館研究員の奥山先生、立教大学講師の多田先生などのお話を聞く貴重な体験もできました。

 

             

      

 

 

【9期生 第2回サタデーヒューマンスタディーズ】

 9月2日(土)、横浜市立大学国際総合学部の中園善行准教授を講師としてお招きし、「方法論としての経済学」をテーマにご講演いただきました。
 講演では「年収と血圧の散布図」などいくつかの例が示され、一見「年収が高いほど血圧が高い」と思われる図でも、そこに本当に因果関係があるのかどうかを見極めるには、理論が必要であるということを教えていただきました。さらに、新聞記者の方の体験談や大相撲の星取表、男系社会のマサイ族と女系社会のカーシ族の比較など、理論を持つことによって見えてくるものがあることを例示していただきました。こうしたお話を通し、生徒たちは「知識もなく、仮説もなく、方法論もなしでは見えない」のであり、方法論を身に付けることによって今まで見えていなかったものが見えてくるようになるということを理解していきました。
 社会科学では「言語が思考を規定する」とされており、言葉の量と質を豊かにすることによって自分の世界を広げることができるのであり、そのために学ぶのが大学であるということとともに、そのなかで経済学という学問が寄与することについて講演をいただきました。

       
        講演の様子                  質疑応答の様子

 

 
  個別質問にも対応していただきました

 

 

【イギリスサイエンス研修に向けた事前研修】

  2017年9月7日(木)に本校の科学技術顧問である早稲田大学商学学術院 教授の森田彰氏による、イギリスサイエンス研修に向けた事前研修が早稲田大学で行われました。
 最初に森田先生は生徒をご自身の研究室に案内してくださり、生徒たちは壁一面に並んだ書籍に驚いていました。続いて教室で、今回訪問するオックスフォード、ケンブリッジ、ロンドンの由来や見どころ、カレッジでの生活について写真を用いてわかりやすく説明してくださいました。
 今回、イギリスに精通している森田先生から研修前に現地の情報や注目すべき個所を教えていただけたことで、現地での学習が深まることは間違いありません。森田先生のおかげでイギリスサイエンス研修がよいスタートを切ることができました。

 

    

 

【WRO Japan 2017決勝大会出場決定】

 9月17日(日)にBumB東京スポーツ文化館にて行われるWRO Japan 2017決勝大会のオープンカテゴリーに、 本校からチーム「Ceres」(競技者:本校生徒 折本愛美さん、水上勇佑くん、織田恵利佳さん  コーチ:本校教員 綿貫巌)と、チーム「おばあちゃんの知恵袋」(競技者:本校生徒 西園尚輝くん、驛田光佑くん、安藤帆志朗くん  コーチ:本校教員 綿貫巌)の2チームが選抜されました。
 また、今年度は本校初のレギュラーカテゴリーでも、代表チームとして1年生で構成されたチーム「しおこしょう」(競技者:本校生徒 西本暁道くん、立岡幸大くん、須田裕夢くん  コーチ:本校教員 綿貫巌)が選抜されました。
 この大会は自律型ロボットによる国際的なロボットコンテストで、世界中の子どもたちが各々ロボットを製作し、プログラムにより自動制御する技術を競います。 その中のオープンカテゴリーでは、事前に与えられたテーマに沿って設計・デザインしたロボットを、 プレゼンテーションし、優秀チームは世界大会へ参加できます。レギュラーカテゴリーでは、大会指定の市販ロボットキットとソフトウェアにより、規定課題をクリアしていき、優秀チームは世界大会へ参加できます。
 是非、昨年度のディフェンディングチャンピオン校として成果を発揮して世界大会へ向けてチャレンジしてほしいと思います。

       チーム「Cares」            チーム「おばあちゃんの知恵袋」

      

     チーム「しおこしょう」

 

 

 

【全国SSH生徒研究発表会】

 2017年8月9、10日に神戸国際展示場で全国スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会が行われました。本校からは、生命科学分野植物コース3年生の田代海渡くんが学校代表として発表しました。
 2日間にわたり、多くの高校生や審査員の先生方に対してポスター発表を行いました。また、全国の優秀な研究が集まり、多くの刺激を受けました。
 田代海渡くんは「生徒投票賞」をいただき、表彰されました。

   

 

 

【SAGE WORLD CUPに出場】

  3月に開催された「SAGE JAPAN CUP」において、本校から参加した「team RINRIN」が日本代表に選出され、8月10日~12日に開催された「SAGE WORLD CUPウクライナ大会(オデッサ市)」に出場しました。
 SAGEは高校生が大学生や企業家のサポートを受けながら社会貢献事業を考案・実践し、プレゼンテーションを行う大会です。「team RINRIN」は食品廃棄物となるみかんの皮を利用してハンドクリームを作成するワークショップを開催し、小学生とその保護者に食品廃棄物について考えてもらう科学実験教室を考案しました。今後もサイエンスの力を生かして社会に貢献してくれるものと期待しています。

 

 

 

【第7回高校生バイオサミットin鶴岡 ポスター発表】

  7月27日(木)~7月29日(土)に「第7回高校生バイオサミットin鶴岡」が、山形県鶴岡市の慶應義塾大学先端生命科学研究所にて開催されました。本校からは4研究が2次審査にすすみ、ポスター発表を行い、角田望くんの研究が最終審査に残りました。また、鶴貝優梨花さんはプレゼンテーション能力が高く評価され、審査員特別賞を受賞しました。
 会場では過去にバイオサミットに参加して賞をとった本校卒業生もスタッフとして活躍していました。生徒たちは審査委員の研究者の方々や他校の同級生たちとも議論を交わしながら、今後の研究活動につながるアドバイスをいただいただけでなく、研究活動に対する意欲をさらに高めて帰ってきました。

 

・2年次 宇佐美 悠
 「麹菌の成長率を決定づけるパラメーター」

   

・2年次 角田 望 (決勝進出)
 「麹菌が他個体を認識する機構の解明」

  

・3年次 鶴貝 優梨花 (審査員特別賞)
 「培養細胞に対する塩化リチウムの影響」

  

・3年次 柳澤 祐太
 「高濃度Steinberg液によるアフリカツメガエル卵内浸入メカニズムの解明」

 

 

【グローバルリンクシンガポール・ポスター発表部門1位】

  7月21日(金)~7月26日(水)の間、シンガポールで開催された「グローバルリンクシンガポール」にYSFHから、生命科学、環境、ナノテク・物理、情報・数理、地球科学のSL各分野から1名、さらにGSⅢから2名の計7名の生徒が参加し、ポスター発表を行いました。 
 審査委員による審査と参加者による投票結果、本校3年次GSⅢ代表の加藤大輔さんが「ポスター発表部門1位」に選ばれました。各国の参加者との交流も進み、とても有意義な大会発表でした。

 

      

 

 

【学校説明会・北地区公私合同説明会】 

 7月22日(土)・23日(日)に昨年同様約1800名を超える参加者を迎え、【夏の学校説明会】を開催しました。 今年も、1日3回、計6回の説明会が、特に中学生の参加は昨年の1.5倍、900名を超えました。常任スーパーアドバイザーの和田先生・特別科学技術顧問の小島先生のお話、熱の入った校長の説明、そして職員・生徒一同、ホスピタリティーの精神で参加者の皆さんをお迎えし対応させていただきました。

 8月11日(金)には、鶴見大学を会場にして、【横浜北地区公私合同説明会】が開催されました。本校のブースには1000人を超える来場者があり、個別相談には順番を待たれるご家族の姿もあり、熱心に本校のカリキュラムや特色を確認してくださいました。また、「映像で見るYSFH」のコーナーにも多くの方々がお寄りくださり、興味関心を持ってくださる中学生の多いことを感じることができました。

 秋の学校説明会は10月28日(土)に開催します。申し込みはWebになります。詳細は9月初めに各中学校に文書をお送りするとともに、ホームページにも掲示しますのでご確認のうえ申込みください。お待ちしております。