SSH 国内研修
宮古島研修
1.研修の目的
生物や動物に関わるフィールド調査について事前学習、フィールド研修を行い、生態系調査における基本的な知識と技術を身に着ける。事前学習やフィールド研修、宮古島での現地調査を自身の研究につなげ、その成果を学会等で発表する。
2.平成30年度実施日程
平成30年9月19日(水)~9月22日(土) 3泊4日
3.参加生徒
校内選抜により選ばれた4名
4.主な行程
9月19日
宮古空港に到着し、宮古島と橋でつながっている伊良部島・下地島に行き、地質・地史の学習、資料のサンプリングを行った。琉球石灰岩が隆起した崖からなだらかな砂浜へと移り行く地形を体感しつつ、井戸(ガー)などの歴史について学んだ。
9月20日
河川のない宮古島で、淡水と海水の交わる汽水域のマングローブ林で植生・地質の調査を行った。その後、地下ダム資料館で宮古島の地質、ボーリング調査の試料などを見学し、地下水と地下ダムについて学んだ。東平安名崎では潮や強風にさらされる中生き抜いている植物の植生について学び、調査を行った。
9月21日
伊良部島沖でシュノーケリングを行い、復活しつつあるサンゴ、そこに住む海洋生物について調査・学習を行った。浮遊している藻類のサンプリング、海水のサンプリング、溶存酸素濃度の測定なども船上より行った。
9月22日
早朝の大野山林をガイドの方に案内していただきながら、亜熱帯植物の植生について学習した。その後は自主研修とし、各自の研究テーマに沿った調査を行った。農地での土壌塩分調査、砂浜における藻場の調査、湾・汽水域などの溶存酸素濃度測定など、各自の課題研究テーマにつながった調査を行うことができた。
サンモールインターナショナル Science Project Day (10/9)
Saint Maur International School(横浜市中区山手町)は、1872年創立のアジアで最も歴史のあるインターナショナルスクールで、本校は毎年様々な行事で連携活動を行っています。10月19日(金)に行われたScience Project Dayは、同校がIB(国際バカロレア)プログラムに基づいて、毎年実施しているプログラムです。生徒たちはグループに分かれ、それぞれが設定したリサーチテーマについての実験を行ったり、データを集めたりすることに1日を費やします。
今年のテーマはHeat「熱」でした。本校からは校内選考で選ばれた1年次生6名がサンモールインターナショナルスクールを訪れ、一人ずつ別々のグループの一員として、1日協力して活動に取り組みました。各グループのテーマは「不純物によって沸点はどのように変化するのか」「温度と酸のpHとの関係」「様々な水溶性物質が水溶液の蒸発率に及ぼす影響」などで、生徒たちは緊張の中、英語でコミュニケーションをとりながら、それぞれのプロジェクトの完了を目指し、全力で活動に協力するとともに、サンモールの生徒たちと交流を深めていました。
