R2.7月29日(水)

 みなさん、こんにちは。なかなか梅雨が明けませんね。でも、セミはジャンジャン鳴いています。

 さて今日は、2年生が生活科で行っている「動くおもちゃ」のお話です。学習の名前は「がらくたがたからものに!ガラクタカラ★」。いらなくなったもの、捨ててしまうものを宝物に変身させて楽しいものをつくっちゃおう!という、いわば生活を豊かにしていくものを自分たちの工夫で創りあげる学習です。

 子ども達が考えた動くおもちゃの「動力」とはどんな力だと思いますか?子どもたちが考えたのは①風②ゴム(伸ばして話したときに生まれる力)③ねじれが戻る力(ゴムをぐるぐる巻いてから離すと元に戻る時に生まれる力)④磁石です。④の磁石は、大人は考え付きませんでした。プラスとマイナスの反発する力を利用したものです。子ども達はペットボトルのキャップを車輪にし、竹串などを軸棒にして移動できる基本装置をつくり、そこからそれぞれの動力を生かして「動く」おもちゃを作り出していきました。作っていくたびに、もっとパワーアップできるんじゃないかと、どんどん工夫を加えていきました。作っては試し、試しては考え、考えながら改良してまた試し、その試行錯誤を繰り返しながら動くおもちゃのパワーアップをしていきました。実は、こうした子ども達の真剣な取り組み方は、素晴らしい「学び方」なのです。こうしたい、という思いを原動力に探求していく姿は、まさに問題を解決していく力が育まれている姿です。主体的に取り組むからこそ、自分事として取り組んでいるからこそ生まれる学びの姿を、この学習を通してたくさん見ることが出来ました。いくつか、子どもが書いたカードをご紹介します。『わたしは、きょうゴムパワーがあまり動かなかったのでかいぞうしました。そうするととても早くなりました。〇〇君にゴムのつなぎ方を教えてもらって試すと、いっしゅんでシューッと走るようになりました。うれしかったです』『きょうは、いつもより頭を使って、車が倒れる方と倒れない方とかをちゃんと考えてかいぞうしました。〇〇君がアイディアを出して、ぼくがダンボールでジャンプ台をつくりました。もっと頭を使って、もっとすごいしくみのおもちゃを作っていけたらいいと思います。』友達との学び合いもしっかり行っていますね。2年生の学びに拍手です!