R3.3月17日(水)

みなさん、こんにちは。今日も温かい一日でしたね。「みどりアップ事業」で植えてもらったトンボ池の「よこはま緋桜」が鮮やかなピンクの花を咲かせ始めました。光庭の桜も2輪、3輪花が咲き始めました。見つけたのは子どもたち。「せんせいー、さくらがさいてるよ!」と教えに来てくれました。

さて、今日は2年生が素敵な音色の楽器に出会いました。「馬頭琴」です。国語に出てくる「スーホの白い馬」というお話に出てくる楽器です。その楽器を弾いて聞かせてくださる方が台小に来てくださいました。馬の毛でできている弦は2(2)に分かれています。一つ一つの弦は、よく見ると何本もの細い馬の毛が集まっていました。一本の弦の馬の毛は160本から180本くらいあるのだそうです。1本にまとまって見える弦なので、子どもたちはびっくり!でも、物語に書いてあったように、やっぱり馬の毛で弦がつくられているんだと知ると、「教科書とおんなじだ!」と、やっぱりびっくりしていました。子どもたちにとって、物語の中の馬頭琴は想像の中の楽器でしかなかったのに、本物が目の前にあり、その音色を聞けていることに、子どもたちは感動したようです。馬頭琴の音色は様々な音色を奏でていました。馬が走る音も奏でますし、草原で羊を追う仕事をした日の夕方、一日の疲れを馬頭琴の音色を聞いて心をいやす、という叙述の通りの音色も奏でます。馬のひずめのような音色を聞くと、「あっ、草原を走ってる馬の音だ!」と反応し、ゆるやかで哀愁を帯びたメロディーを聞くとシーンとなって聞き入る、そんなふうに聞いている姿に、物語の舞台であるモンゴルの広い草原の空気を感じながら、心の中に馬頭琴の音色をしみこませているのだろうなあ、と思いました。

「スーホの白い馬」は、子どもたちが大好きな物語です。本物の馬頭琴の音色を聞いて、ますますこの物語が好きになったのではないかと思います。2年生のみんな、素敵な音に会えて、素敵な時間を過ごすことができてよかったね!

モンゴルの服や帽子なども見せてもらったり、寒さ(冬はマイナス40度ぐらいになるのだそうです)をしのぐために毛皮でできた冬の服のことを教えてもらったりと、モンゴルの様子も教えてもらいました。